IKEAのLEDキャンドルを就寝時の照明用に改造したため、備忘録としてアップする。
筆者は就寝時の照明、つまり豆電球代わりとしてIKEAのLEDキャンドルを使用している。
最初に買ったのはグラフトン(現在は在庫限り)で、毎日決まった時間に6時間点灯するタイマーがあるおかげで大活躍していた。
電池持ちが悪い、就寝時には明る過ぎるなどの欠点はあったが、電流制限抵抗を付けたことでだいぶ改善され、就寝時の癒しとなっていた。
先月IKEAに行ってみると、新型のデロヴトレード(どういう意味?)が発売されており、旧型の欠点が大幅に改善されていたため衝動買いした。
旧型との主な変更点は以下の通り。
- 色がクリームから白になった。
- 直径が一回り大きくなった。
- 電池蓋がねじ留めからツメ式になった。
- 電池が単四×2から単三×2となった。
- ニッケル水素電池ならUSB充電できるようになった。
- 6時間タイマーの他に、手をかざしてON/OFFするモードが追加された。
- ここまで改善しているのに100円安い!3個セットは100円高いけど。
特に電池周りは大幅改善で、電池持ちがだいぶ良くなったし、交換の手間が無くなったのは大きい。
まぁ端子はMicroBではなくTypeCにしてほしかったけど。
防水は無くなったようだけど、元々室内使用だったし形状からして雨水が溜まってしまう仕様なので、問題ないかな。
ちなみに、IKEAにはそれを対策したエーデロヴスコグという商品があるようだ。
新型と旧型を並べてみるとこんな感じ。左が新型。
並べてみると結構色味が違う。
個人的には旧型の方が好みで、LEDの色も旧型の方がオレンジっぽい。
ここで本題に入る。
純正の状態だとインテリアや読書灯としてはいい明るさだが、就寝時の照明としては明るすぎる。
また、旧型にはなかったコイル鳴りが発生していて耳障りだったため、分解と暗くする改造を行った。
まず開け方なのだが、底面近くを歪ませるように握るとバリバリ鳴る(接着剤が剥がれる)ため、これが鳴らなくなるまで行う。
そして、底面の隙間にマイナスドライバーなどを差し込み、てこをつかって持ち上げると、以下のような中身を取り出すことができる。
基板表面はこんな感じ。
左から順にLED&センサー基板、メイン(LED制御&充電)基板、スイッチ基板といったところ。
裏面はこんな感じ。
今回改造を行うのは、LED&センサー基板のこの部分。
ちなみに、写真撮る前に改造してしまい、それを無理やり戻したため汚くなっている。
このR2がLEDの電流制限抵抗となっており、その値は4.7Ωだった。
半固定抵抗を使って実験したところ、1kΩがちょうどよかったため付け替えてみた。
抵抗値は単純計算で213倍のため、電池持ちはメチャクチャ良くなったと思う。
これで改造は完了。あとは戻すだけ。
改造後の明るさはこんな感じ。
暗くてノイズまみれになっている。
コイル鳴りはかなり改善され、耳を当てると聞こえる程度にまで小さくなった。
通常輝度の旧型と比較するとこんな感じ。
並べると光っているのかですら分からないレベルだけど、これぐらいの暗さの方が就寝時にはちょうどいい。
ちなみに、旧型はこのように改造している。
開け方のコツが分かっていなかったため、強引に開けている。
LEDの信号線に1kΩの半固定抵抗を付けた。
明るさを自由に変えられるけど、基本的には一番暗くして使用していた。
普通は10日ぐらいで電池切れになっていたけど、一番暗くしていると2ヶ月近くは持っていた。
まとめとしては、IKEAのLEDキャンドルが新型になったことで電池周りが大幅改善し、使い勝手が良くなった。
分解&改造もやりやすかったため、お手軽に就寝用照明としてモディファイすることができた。
インテリアの類がほとんどない部屋だったけど、これがあるだけで部屋の雰囲気はだいぶ良くなったと思う。
ちなみに、ニトリのやつみたいな、パタパタして揺らめく火を表現しているタイプのLEDキャンドルも欲しいんだよね。
でもあれ、パラフィン(本物のロウ)を使っているから分解が難しそうだし、真夏の直射日光当てると溶けるとか聞いたことあって、踏ん切りがつかないでいる。
もし買うことがあったら、分解とかタイマー追加とかやってみようかな。
・新型
・旧型
・屋外向けの水が溜まらないやつ
・ニトリのパタパタするやつ