ほんとにあった!呪いのビデオSpecial4レビュー

評価:★★★★★★★★☆☆
社会の暗部を多く描いたパート。
想像を掻き立てられるエピソードが多く、満足度が高い。

 

 

 

<夜の海>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
深夜に海に立ち寄り撮影された映像。
浜辺にたどり着いた際に、ナイトモードでもほとんど見えないため、フレーム数が落ちる代わりにより明るくなるスーパーナイトモードに切り替えて撮影している。
彼女が岩の上に乗っている様子を撮影していると、彼女が足を引っ張られたようにして滑らせ、波打ち際に人影が見える。
真っ暗な海とスーパーナイトモードの雰囲気はいいが、人影が遠すぎてインパクトは弱い。

 

 

 

<尾行>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★★
元探偵の投稿者がとある女性を尾行している際に撮影された映像。
ターゲットの女性は家に帰る途中で車が入れないような細い路地へと進んでいく。
しかし、一本道の途中で突然ターゲットを見失ってしまい、その後、所長から尾行停止命令が来る。
その直後にターゲットの女性とすれ違うのだが、女性の顔が一瞬闇に消えている。
事象そのものよりも、ターゲットの正体や、そのまま尾行を続けていたらどうなっていたのかなど、想像を掻き立てられる良エピソード。

 

 

 

<屋根裏>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★★★
天井の屋根裏から足音のような音が聞こえたため、屋根裏を開けると落ちてきたというビデオテープ。
撮影場所は投稿者の部屋で、かつて住んでいた住人によって撮影されたものだと思われる。
この映像を見てから投稿者は悪夢に悩まされているという。
彼女はもっと深刻で、高熱になり、殴られたようなアザができただけでなく、髪の毛が全て抜け落ちてしまいカツラを被っている。
モザイク越しだが右目に大きなアザがあり、スキンヘッドなのも間違いなく、悲惨。
屋根裏を捜索してみると、何者かが生活していたような痕跡があった。
当時の状況を知る人に話を聞いてみると、チンピラヒモ男が風俗で働く密入国者の女性を住ませていて、入国管理局の調査が来たときは屋根裏に隠していたという。
また、ある日から女性がいなくなり、それからしばらくして男性も引っ越したそうだ。
肝心の映像は、タンクトップにブリーフ姿の男がひたすら体を掻きむしり、やたら屋根裏を気にしながらダニ?を集めている。
この最中に、ふすまや畳に巨大な顔が浮かび上がる。
また、男が寝ている最中に、奥のすりガラス越しに女性の人影が何回か映る。
これも投稿映像そのものはあまり怖くはないが、チンピラ男と密入国者の女性の末路や、そもそもなぜこのビデオが撮影されたのか、アザはともかくなぜ髪の毛まで抜けてしまったのかなど、様々な想像が掻き立てられる良エピソード。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ その① コンビニエンスストア
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
コンビニの監視カメラの映像。
床に張り付いたような顔が映る。
苦悶の表情の女性とナレーションは言っているがよく分からん。
ってかナレーション中に現れるなや。早すぎだ。

 

 

 

ヒッチハイク
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★★
卒業旅行でヒッチハイクをしていた映像。
白いバンに乗った女性2人組に乗せてもらい、最初は気さくに話しかけられていたが、少しずつ会話がおかしくなり、やたら体に良いものと悪いものについて熱弁されたらしい。
また、目的のルートから外れ、どこかに連れて行かれそうになってしまう。
どうやら新興宗教関係者だったようで、投稿者達は何とか降ろしてもらうことができたようだ。
ちなみに、連れていかれそうになった道を辿ってみると、行き止まりになっていた。
肝心の映像は、2番目のカットでサイドミラー越しに映る助手席の女性の顔が、赤くただれているというもの。
これも(ry

 

心霊映像とは関係ないが、勧誘話をノーカットで見てみたい。
パート22の「キャッチセールス」みたいな胸糞悪いものになってそう。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ その② 地下駐車場>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
地下駐車場の映像。
画面右上に皇帝・岸義行(元祖大食いの人)のような顔が映る。
まあシリーズ監視カメラなんてこんなもんだ。
今回は想像を掻き立てられるエピソードが多く体力を消耗するため、こういうのがあるといい休憩になる。

 

 

 

<無名の投稿>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:イタイ
無記名の投稿映像。
撮影者は普通に顔出ししているが、連絡が取れないためモザイクを追加されちゃっている。
スーツを着て台本片手に動画のプレゼンをしたり、自分でリモコン使ってズームしちゃうイタイ子。
ビデオを買って嬉しかったのか、日常風景を撮影しまくっている。
途中から自殺を仄めかし始め、親に怒鳴ったりほん呪のイッキ見をしたりするが、その様子がとにかくイタイ。
現象は年明け直後、壁に薄くて巨大な顔が映るというもの。
その後も相変わらず自殺を仄めかしているが、会社を辞めたのと幽霊を撮れて嬉しくなったのか、少しずつ元気になっている。
でもやっぱりセルフリプレイしたり、ほん呪見たから霊能力が上がって幽霊を撮れたとか言い出したりと、どこまでもイタイ子。
幽霊?見間違いレベルだわ。せめて白い着物の女を出せ。

 

ちなみに、このエピソードでは珍しく坂本演出が顔出ししている。
また、若かりし頃の白石監督も登場している。

 

 

 

<謎の女>
   恐怖度:★★★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★
近所で交通事故が発生したため、野次馬根性で撮影した映像。
特に収穫は無かったが、その帰り道に自動販売機に寄った際、友人の背後に血まみれの女性の姿が映る。
また、友人から小銭を受け取る際にも映っている。
撮影者は幽霊だとは気付いていないが見えているのに対し、友人は全く気付いていない。
今回は全体的にエピソード重視の投稿が多くインパクトのある映像が少ないが、ようやくガツンとくるものがきた。
一つ前のひたすらイタイ投稿映像との対比もあり、本作一の怖い映像となっている。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ その③ 無人のオフィス>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
オフィスの監視カメラの映像。通路を歩く消えかけの人影が通る。
本作の監視カメラは休憩パートのため、特に言うことなし。

 

 

 

<消えた友人>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★★
 エピソード:DQN
パート11のランドセルの少女の関連エピソード。
他の場所でもランドセルの少女に関する噂話や投稿があったという。
その中に、ランドセルの少女が現れ、その後友人が失踪したという投稿者に会いにいくことに。
当時、林道の中腹でAVを発見した投稿者らが、友人にドッキリを仕掛ける様子を撮影していたようで、その後、仕掛け人の友人が家族ごと失踪したという。
また、地元で行方不明になった少女がいて、その子を見たら3年以内に本人や家族に不幸が起きるという噂があるらしい。友人はその噂通りになってしまったのか。
ドッキリされた友人に話を聞くと、行方不明になった少女について知っているようで、現在は戻ってきたという。
にしても投稿者DQN(死語)だな。
事あるごとにマウント取ろうとしているし、親父が親父がしつこいし、平気で蔑称を使いまくっている(これはスタッフもだが)。
あと、家で取材しているがやたら音楽がうるさい。少しは空気読め。
肝心の映像は、上記の通りドッキリを仕掛け、待機している際にランドセルの少女が映っている。まあほぼ分からんが。
また、触れられていないが「カメラ置いとこうぜ」と言ってカメラがパンする際、1コマだけ別の映像が差し込まれている。
その内容は、土管のようなものを映していて、奥側から手が伸びているというもの。どっちにしろ怖くはない。

 

最後に、パート11でも紹介した奇妙な音についての検証もある。
やたら低い音が鳴っているが、再生速度を上げてみると、校内放送みたいな声質で「・・・小学校、3?年4組、26番」と言っていることが分かる。
冷静に考えてどんな技術だよ。再生速度変えると声の高さだけでなく声質も変わるから、幽霊さんはそれもうまく調整して吹き込んだというのか?
また、「ゆうちゃん」とも言っている。
このゆうちゃんというのは、今回のエピソードで行方不明になっていた子の名前である。
これも(ryだが、投稿者のDQNっぷりの方が鼻についた。

 

 

 

<総評>
★★★★★★★★☆☆
パート11と同じく、派手さはないがじわじわくる怖さがある。
特に今回は、想像を掻き立てられるようなエピソードが多く、見終わった後の満足度が高い。
ガツンとくる映像が「謎の女」しかなかったのが唯一の欠点。
ラストが「消えた友人」ではなく何かガツンとくるものだったら★9~10は確実だった。