ダイソーLEDキャンドルにタイマー&調光機能を追加する~ハードウェア編~

ダイソーのLEDキャンドルにPICマイコンを使用してタイマー&調光機能を追加してみた。

中編となる今回は、改造基板の製作をしてみる。

 

 

 

<はじめに>

前回のおさらいをすると、ダイソーのLEDキャンドルの回路図は以下のようになっていた。

前回の記事はこちら↓

monaruka.hatenablog.com

 

 

 

<回路図>

オリジナルの回路を残しつつ、今回はこのような改造基板を製作する。

改造基板について簡単に説明してみる。

  • IC1がPICマイコンのPIC12F1822で、これを使ってタイマーを制御する。
  • SW2はロータリースイッチと呼ばれるもので、スイッチを回すと0~F(10進数で15)までの値を2進数で出力する。0は常時点灯、1~15は24時間の内の連続点灯時間とする。
  • SW2は回路記号の通り、ただのスイッチのためプルアップ抵抗が必要だが、マイコンの内部プルアップを使用して部品数を削減する。
  • Q1はPch MOSFETを使用したハイサイドスイッチで、マイコンのRA5の出力がHighだとVDDに電流は流れず、Lowにすると流れるようになる。これにより電源を制御する。
  • VR1はつまみ付きの半固定抵抗で、これを使ってLEDに流れる電流を制御(調光)する。
  • この基板はニトリLEDキャンドルにも流用できるようにしている。まだ持っていないので内部がどうなっているか分からないけど、パタパタする部分(電磁石らしい)はVDD、LEDは調光に接続すれば多分イケる。

 

 

 

<レイアウト>

レイアウトはこんな感じにしてみた。

基板サイズは17×9穴、Cタイプ基板をカットすればOK。

今回はVDDを使用しないけど、いつでも使えるようにしておく。

 

これが実際に製作したもの。

MOSFETは高さがあり、可変抵抗を回すのに邪魔になるため寝かせた。

おかげで操作性は問題なし。

つまみは内部にあるため開けないと操作できないが、しょっちゅうイジるものでもないからこれでいいかな。

後はソフトウェアを作るだけ(本当はブレッドボード上で実験済み)。

 

 

 

<おわりに>

ハードウェアについて補足すると、基板の固定は絶縁も兼ねてホットボンドを使用した。また、部品代は400円弱ぐらいだった。

次回はソフトウェア編。