ほんとにあった!呪いのビデオ19レビュー

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆
全体的にパッとしない地味回。
メインはグダグダだし、霊感タレント(笑)の売名に使われた感がある。

 

 

 

<日曜日の公園>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
公園で娘が遊んでいる様子を撮影した映像。
その公園では昔、首吊り自殺があったという。
ボールを追いかける娘を撮影中、奥の木に浮いている謎の人物がいる。
なぜ首を吊っているではなく浮いていると表現したのかというと、ロープらしきものが見当たらないのと、つま先が地面と平行でぷらーんとしていないため。
哀愁漂う後ろ姿は雰囲気あっていいが、詰めが甘いかな。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ レンタルビデオ
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
レンタルビデオ店の監視カメラの映像。
常連家族の子供が3年前に事故に遭い、亡くなっているという。
ビデオがひとりでに動き落ちた後、奥の方に歩く子供の足のようなものが現れる。
シリーズ監視カメラの中ではいい方かな。

 

 

 

<御盆の夜>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
お盆に実家で撮影した映像。
近くに踏切がないにも関わらず、踏切のような音が聞こえていたという。
まぁこれは投稿者の証言のみなので信憑性ないし、筆者の実家がそうなのだが、昼は踏み切りや電車の音は聞こえないけど、夜になると聞こえたりするから心霊現象とは思えない。
また、踏切の音が聞こえたあたりで人魂のようなものが映っているが、大したことはない。
製作委員会が人魂をズームして確認したところ、老人の顔のように変化していた。
祖父は飛び込み自殺により亡くなっていたため、祖父が現れたのではないかとのこと。
まぁケバいオネェにしか見えなかったけどな。

 

 

 

子供の日
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
こどもの日に、親戚や近隣住人を交えてお祝いしている様子を撮影した映像。
会場となった家の女性は流産したことがあるという。
ふすま越しに、力無く歩く子供のシルエットが映るこむ。
逆光で分かりにくかったのが惜しい。


また、その直後の逆光が無くなった瞬間、庭先に首のない?白Tを着た謎の人物がいる。
こっちも一瞬だし分かりにくいのが残念。

 

 

 

<着信>
 エピソード:★
今回のメインで「着信アリ」の乗っかかり企画。
ある芸能事務所の留守電に霊の声が入っており、これを紹介したDVDを見た人に様々な霊障が起きているという。
という訳でその芸能事務所に行ったところ、「あいざわみり」という所属したてのタレントが霊感(笑)があるという話になり、いくつかの心霊スポットを回った後、例の着信があったという。
ちなみに、この件についてはテレビで放送する予定だったらしいが、リアルすぎて放送できなかったとのことで、よせばいいのにハードルを上げてくる。
あいざわみりに話を聞くと、幼稚園児ぐらいの少女が頭に浮かんだらしいが、電波っぽいし信憑性ないからせめて中田(初期に登場した霊媒師)呼んでくれない?
どうやら霊視した場所で事故があったようで、製作委員会はそこに行き、現場を見つけたところで次へ。

 

 

 

<学生映画に映り込んだ怨念>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★
学生映画のワンシーン。
撮影時にはいなかった赤い服の女が映っており、メイキング用に撮影していたもう1台のカメラには映っていなかったという。
また、撮影前に発電機に異常が起きていた他、メンバーに金縛りなどの霊障が起きている。
現場の公園ではかつて、強姦殺人事件が起きていたようだ。
肝心の映像は、道路を歩きながら会話するシーンの途中で、電柱の後ろからこちらを見つめる女性のようなものが現れ、隠れるように姿を消す。
現れるときは半透明なことや、メイキングのカメラには映っていなかったのは説得力があり、本作一の出来。
妙に暗いのが惜しいな。赤い服には見えなかった。

 

 

 

<パレード>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
高校の文化祭の広報パレードを撮影した映像。
パレードの行列に紛れて、不可解な足が映り込んでいる。
かなり分かりずらく、怖くはない。
ルーズソックスが時代だなぁとなる映像。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ 人身事故>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
駅のホームに設置された監視カメラの映像。
1人の男がホームの先に立つなど、挙動不審な行動をしている。
そのまま時間が流れ、最終電車が到着する際に、この男が線路に飛び込む。
だが、20人ほどいるホームで待つ乗客や駅員は誰1人としてこの男に気付いている様子はないため、この男は霊なのだろう。
と思ったら、監視カメラを見ていた駅員がこの男に気付き、急いでホームに行ってこの男を救出したそうだ。
これ心霊現象じゃないってこと?この男は石ころ帽子をかぶってたのか?
ってか、飛び込む場所が停止位置の約2m手前って、ほんとに死ぬ気あったのか?
なんか混乱してきた。過去イチレベルでモヤっとしたエピソード。

 

 

 

<続・着信>
 エピソード:ゴミ
現場に関して聞き込みを行うと、女性が顔見知りではない男性の車に乗っている際に事故に遭い亡くなっているという。
ただし、新聞や警察の資料に残っておらず、真実かは分からない。
それ以降はロクに情報を得ることができず、無駄な調査パートやスタッフの妄想めいた推論、あいざわみりの電波話など、時間稼ぎが目立つ。
結局、何も分かりませんでしたでおしまい。何だったんだこれ?
調査を続行するとして締められているが、続編はありません。ってか要らん。
肝心の音声は、力無く泣く女の子の声のようなものが聞こえるが、こんなのいくらでもやりようがあるし、メインでやるようなものではないわ。

 

 

 

<総評>
★★★★☆☆☆☆☆☆
全体的にパッとしないのが痛い。
良かったのもあるが、そういうのに限って逆光だったり暗かったりで見えにくく、全体を通してあまり印象に残らなかった。
あとメインがひどく、そのグダグダっぷりはVer.X(ボツ)並。
一応調べたところ、あいざわみりは実際に霊感タレントして活動していたみたいだが、ただの売名に使われた感がある。