ほんとにあった!呪いのビデオ43レビュー

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆
追跡録は軌道に乗ってきたが、投稿映像がひたすら地味。
岩澤の迷言「これで殴られたの2回目だよ・・・」が1番の見所。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ 自動販売機>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
自動販売機に内蔵された監視カメラの映像。
センサー付きで、利用者が来ると記録するらしい。
男性が自動販売機の前に立つと、道路の奥に半透明の女性が映る。
その後帰ろうとすると、その女性が近くまで来ていて、すぐに消える。
個人的にはどっちかだけの方が良かったと思う。
シリーズ監視カメラって王道ぐらいが丁度いいんだよな。

 

 

 

<アルバム>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
妻と、互いの幼少時のアルバムを見ている映像。
投稿者の少年期の写真に、交通事故で亡くなった友人との写真があり、その友人がこちらを見つめるように動く。
発見系かつ「お分かりいただけたことと思う」だけど、カメラのノイズとしか思えなくて、コマ送りでも納得できなかった。
「お分かりいただけたことと思う」系で1番分かり辛いエピソードじゃないかこれ?

 

 

 

<証拠ビデオ>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★
興信所に、夫の素行調査を依頼した際に撮影された映像。
帰りが急に遅くなったため、浮気しているんじゃないかと疑って依頼したものらしい。
調査によると、毎日同じ公園に行っていたようで、そこではかつて女子高生の首吊り自殺があったという。
そこでお祓いをすると元に戻り、後で聞いてみるとその公園に行ってたことは記憶にないとか。

 

肝心の映像は、夫が夜の公園に入り、ベンチに座って誰かと話してるようなそぶりを見せている。
カメラが一瞬ブレると、そこにセーラー服を着た女子高生が座っている。
ズームがきついので分かり辛いし目に悪いが、うつむいた表情は味があって悪くない。

 

 

 

<追跡録 中編>
 エピソード:★★★
失踪した菊池を探る3部作の中編。
前回のあらすじはこんな感じ。

  • 菊池は小児誘拐事件の被害者で、関係者は27歳で死ぬ呪いにかけられた。
  • 事件現場の山荘跡地付近で、菊池が持ち出したテープと、もう1本のテープが見つかった。
  • そのテープには、被害者の1人である日向さんが、退行催眠を受けている様子が記録されていた。

 

まずは、日向さんが通っていたメンタルクリニックに行ってみることに。
このクリニックは3年前に無くなっていたが、その場所は誘拐事件の被害者の1人である柏木さん(故人)の近所だった。
クリニックについて調査すると、佐久間さんという医師の個人開業クリニックだったが、娘が突然死したことで閉業していたようだ。

 

どうやったか知らないが、現住所を入手したスタッフは会いに行くことに。
数時間張り込みをしていると帰ってきたため、岩澤が突撃取材を決行!
佐久間さんは岩澤の強引な取材にキレ、突き飛ばして逃走する!!
一度は見失ったが駅付近で発見し、とうとう追い詰めた!!!
だが、コケてカメラを壊し、岩澤は佐久間さんに殴られて鼻血を出してしまった。
岩澤「これで殴られたの2回目だよ・・・」←どう考えてもお前が悪いわwww
ようやく観念した佐久間さんに話を聞くと、日向さんは黒い女に「27歳になったら死ぬ」と言われる光景が頭に浮かんでいたようで、その原因を探るために退行催眠していたという。
そして、交通事故後に近所まで引っ越してきていたようだ。

 

その日の夜、何と菊池から電話が来た!
無言電話だったが繋がったのは初めてで、菊池はまだ生きているのだろうか・・・つづく。

 

 

 

<展望台>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
カップルで山の展望台に行き、撮影した映像。
木組の螺旋階段を上り、頂上から周辺を撮影していると、地面に血まみれの死体のようなものが横たわっている。
特に言うことはないかな。

 

 

 

<アユタヤ>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★★
タイのアユタヤ遺跡に観光に行った際に撮影した映像。
泥棒により首を切られた仏像が並んでいる場所を映していると、一瞬だけ仏像に頭が生える。
事象はどうでもいいけど、現地ガイドさんのカタコトな日本語が面白い。

 

 

 

<獣>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
北海道でキャンプをし、テント内で野郎トークしている映像。
かつて、付近で熊に襲われて亡くなった人がいるという。
怖い話で盛り上がっていると、外から獣の声が聞こえ、熊ではないかと焦って無言になる。
そして、テントを叩く音が聞こえ、投稿者たちはパニックになりテントを脱出する。
その途中、地面に顔のようなものが転がっていた。
ちなみに、獣の声は記録されていない他、その後テント周辺を調べたが何もいなかったという。
獣害の恐さはあるが、分かり辛い上に情報量多過ぎて、霊的な怖さはないんだよなぁ。
あと、テント小さ過ぎないか?1人でも足伸ばせないだろ。

 

 

 

<玉突き事故>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
雪道で玉突き事故が発生し、その現場を通る際に撮影した映像。
トンネル内で悲惨な光景を撮影していると、バックウインドウに逆さになった男の顔が映っている。
立体感ゼロで、窓に貼り付いている感じ。

 

 

 

<続・追跡録 中編>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★★
日向さんが住んでいるアパートに行ってみたが、今は誰も住んでいないようだった。
隣人によると引っ越したようで、1人暮らしのはずだが、女の子の泣き声が聞こえることがあったという。
日向さんが置いて行った荷物を調べると、山荘跡地付近から程近い神社の名前が書かれたメモが見つかった。

 

という訳でその神社へ行ってみることに。
古くからある小さい神社で、現在は地元住人が管理しているという。
詳しい人に聞いてみると、例の祟りの発端となった一族が建てたようで、廃神社化していたが明治時代に修復されたという経緯がある。
また、その神社は上社、中社、下社の3社制だったようで、その1つは山荘跡地にあった。

 

再び神社に行き手がかりを探すが収穫はなく、帰ろうとすると録画が数分間止まる。
車の中で録画を再開すると、渡邉が急に悲鳴を上げ、後ろを見るとバックウインドウに真っ白な手が貼り付いている!
岩澤が追いかけるが見失ってしまい、戻ってみると渡邉が頭から血を流して気絶している!!

 

話変わって、佐久間さんが送ってきた、公園で娘を撮影したと思われる映像。
父と遊ぶ娘の顔が、一瞬赤黒く潰れている。
分かり辛いし、ぶっちゃけメインのストーリーとは一切関係ないと思うが、悪くはない。

 

渡邉は数日入院し、復帰後に話を聞いてみると、車を出た直後に殴られたという。
そして、そのほぼ同時刻に、菊池から「これ以上、関わるな」というメールが来ていた。
いいところまで来たがここで終了。次回、菊池追跡録完結!!!

 

 

 

<総評>
★★★★☆☆☆☆☆☆
メインは相変わらず複雑で難解だが、引きは良く出来ていて最終章への期待が持てる内容だった。
一方で、投稿映像はパッとしないものばかりで退屈だった。
ここまで感想が思いつかないのは数十作ぶりだわ。