ほんとにあった!呪いのビデオ44レビュー

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆
久々のハズレ回。
「追跡録」が完結するが、グダグダに終わった。

 

 

 

<閃光>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
検査入院中している友人のお見舞いに行った際に撮影された映像。
検査の話をしていると、友人にカメラが向いた際にだけ、フラッシュを焚いたような閃光が現れる。
だが、撮影者らの様子を見るに、閃光はなかった様子。
そして、3回目の閃光の中に、肩を掴むような手が現れている。
また、友人は重い病気が発覚して長期入院となり、約1年後に亡くなったとか。
一瞬過ぎるし薄いので怖さはない。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ 自動追尾カメラ>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★
会社の廊下に設置された監視カメラの映像。
誰もいないにも関わらず、何かを追うようにカメラが動く。
そして、黒い影が現れ、女性のような姿となり、スッと消える。
この会社ではかつて、社内で首吊り自殺した女性がいたとか。
王道と最新技術がうまく合わさった良エピソード。

 

ところで、このカメラの追尾方式が動体検知なのか熱検知なのか気になる。
それが分かれば、霊の正体を突き止めるヒントになるんだけどな。

 

 

 

スカイツリー
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
カップルが浅草観光後、建設途中のスカイツリーを撮影した映像。
この映像が撮影された約1ヶ月後、彼氏は信号無視の車に轢かれたという。
だが、カメラは新品なので特に曰くはないようだ。

 

肝心の映像は、スカイツリーを撮影後、録画を止めてカメラをしまったつもりが、録画が続いている。
そのまま真っ暗な鞄の中を映していると、カメラを睨みつける真っ赤な顔が現れる。
これ編集入ってる?
カメラしまってから取り出すまで12秒ぐらいしかない割に、アスファルトからタイルっぽい床になっているので、それなりに移動しているように見える。
顔の方は・・・物理的に無理じゃね?って思ってしまった。

 

 

 

<追跡録 後編>
 エピソード:★★★★
失踪した菊池を探る3部作の完結編。
前回のあらすじはこんな感じ。

  • 菊池は小児誘拐事件の被害者で、関係者は27歳で死ぬ呪いにかけられた。
  • 事件現場の山荘跡地付近で、菊池が持ち出したテープと、もう1本のテープが見つかった。
  • 山荘跡地付近に神社が3つあり、その付近で不審な人物に遭遇し、渡邉が襲われた。
  • 菊池から、「これ以上関わるな」という内容のメッセージが届けられた。

 

前回神社について教えてくれた人から、神社が荒らされたと連絡が入った。
また、不審な人物から「やないばこはあるか」という電話が来たという。
という訳でやないばこについて調べてみると、柳筥と書くようで、御神体を入れることもあるという。
渡邉が夢で聞いた「やわいやこをもやせ」は「柳筥を燃やせ」で、日向さんが柳筥を探していると推測し、もう1つの神社に向かうことにした。
ちなみに、ここで入院した渡邉に代わり、阿草と川居が加入する。

 

今回は入念に準備し、泊まれるようにテントも用意して山道を登る。
神社に近づくにつれて、ビニールテープによる目印のようなものが見えてくる。
8時間ほど登ったが日が沈んでしまったため、テントで1夜を明かすことに。
だが、川居がいつの間にか居なくなっており、電話も繋がらない。
近くに帽子が落ちていたが、どこに行ってしまったのか・・・つづく。

 

 

 

<峠の怪>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★★
カップルが峠をドライブしながら撮影した映像。
その峠では、100匹もの犬の遺体を遺棄するという事件が起きていたという。
また、その地方では山犬(ニホンオオカミ)信仰があるとか。

 

肝心の映像は、峠を走っていると彼氏が急ブレーキをかける。
何かにぶつかった感じがしたらしいが、車を降りて確認しても何もない。
そして、投稿者が周囲を見渡すと、前方に3匹の犬のような姿が見える。
結構大きいな。ニホンオオカミって大型なんだっけ?
怖くはないけど興味深いエピソード。

 

 

 

富士登山
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
富士登山の様子を撮影した映像。
山小屋前で他の登山客を撮影していると、霧に紛れて手を振っているような人影が映っている。
また、位置的に浮いていると思われる。
感想は・・・地味。

 

 

 

<ピアノ>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★★
20年以上前に撮影された、親戚の子どもたちと遊んでいるホームムービー。
子どもたちがピアノ弾いている様子を撮影してると、赤い服を着た子の低音側に灰色の手が映っている。
曰くがあるかは分からないが、このピアノは中古品だという。
子どもと同じぐらいの大きさだから、子どもの霊なのかな。
一緒にピアノを弾いているように見えるため、どこかほのぼのするエピソード。

 

 

 

屋上遊園地
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
投稿者が親戚の子どもを預かった際に、デパートの屋上遊園地で撮影した映像。
スポーツカーの遊具に乗って遊んでいると、フロントガラスに子どものような顔が映っている。
今回初期並に地味なの多いな。

 

 

 

<続・追跡録 後編>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
川居を捜索していると、川居から電話がかかってくる。
物音がして起き、何者かを見つけて追いかけていたらしいが、突然男の声で「関わるなと言っただろ」という声が入り電話が切れる。
ようやく川居を見つけると気絶している!
そして、その様子を見ている謎の人物が!!
岩澤がその姿を追うが、見失ってしまった。
改めて周辺を探してみると。山荘跡地にあったのと同じテントと、何かを燃やした跡が見つかった。
また、テントの中に菊池の携帯電話が見つかった。

 

ここで行き詰まったかと思われたが、数週間後に驚くべきニュースが入った。
何と、菊池が見つかり、入院しているという!!!
これには岩澤も男泣きwww
どうやら、地元の路上で倒れていたようだ。

 

退院&27歳の誕生日を迎えた菊池がスタッフルームに帰ってきた。
26歳の誕生日直後から、黒い虫にまとわりつかれたような幻覚に悩み、ビデオを燃やそうと思っていたという。
そして、日向さんから連絡が入り、日向さんに会いに行った辺りから記憶がないという。
また、27歳になった直後に、日向さんから「ハッピー・バースデー」というメールが来ていた。
ちなみに、渡邉もあの夢から解放された様子で、菊池の見ていた光景が夢になっていたのではないかとのこと。

 

また、視聴者から山荘や社に関する情報提供があった。
あの社には大事な箱(柳筥?)が納めてあり、中には子どもの血が入っていて、絶対に開けてはいけないと教えられたという。
誘拐犯がそれを開けて呪いにかかり、菊池と日向さんがそれを燃やすことで呪いを打ち消したということだろうか。

 

これで終わりかと思われたが、編集用パソコンに保存されたパート32の映像が変化していた。
柏木さんに誰が会いに行くかを会議しているシーンでノイズが入り、菊池の顔が引き伸ばされたように歪んでいた。
それはちょうど、パート33の柏木さんに起きた事象に似ていた。
ってか、よく見ると渡邉も巻き添え食らってすごいことになってるぞwww

 

色々なことがあったが、菊池は無事復帰し、遺影もしまわれて一件落着。
と思われたが、日向さんが実家で首吊り自殺したという一報を受けて終了。
まぁ菊池は今も存命だけどね。

 

 

 

<総評>
★★★☆☆☆☆☆☆☆
投稿映像は今回も弱め。
まぁ現状、岩澤演出になってからインパクトあるのは「正彦シネ」ぐらいなのである意味平常運転ではある。

 

それはまだいいんだけど、約2年間引っ張った菊池編のラストがあれはいただけない。
あれだけ謎が解明され、その後ろ姿を捉えるまで進展したのに、何か地元で見つかったというオチや、その間の記憶がないとお茶を濁されてしまってはガッカリ感しか残らないって。
あと、よく考えてみたら追跡録の心霊映像は3本しかない。
1本目はまだストーリーに関わっているが、2本目はほとんど関係ないし、3本目は長編にありがちなとりあえずこじつけた感がある。
さらに問題なのは時系列関係。
けっこう勘違いしている人がいるけど、菊池が失踪していた期間は26歳の誕生日直後から27歳の誕生日前までの1年弱。
追跡録が始まったのは菊池失踪から数ヶ月後なんだけど、渡邉の容姿がいくら何でも変わり過ぎ。
顔も整形したのかってぐらい違うし、前髪が伸び過ぎていて数ヶ月後とは思えない。
あと、菊池は発見後割と早く復帰し、新スタッフの川居と阿草もレギュラー化しているけど、なら児玉演出期の心霊博士編前後ぐらいには居てもおかしくないんだよな。
ちょうどパート37から遺影みたいな写真消えてるし。
何より、次回菊池が致命的なチョンボをやらかすのがなぁ。
その内容に関しては次回のレビューを参照。