ほんとにあった!呪いのビデオ95レビュー

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆
菊池演出期から時々名前の上がっていた藤本氏が演出になった。
久木さん以外新体制となったが、作風はあまり変わっていない。

 

 

 

<なくしもの>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
生まれたばかりの息子(投稿者)を父親が撮影した映像。
ガラス越しに眠る我が子を撮影していると、なぜかピンボケになる。
それを不審がっていると、ベッドの頭側から女がゆっくり上がってきて、それに気付いた父親がビックリしたところでリプレイになる。
病院の心霊話が聞けるけど、それがコレとは断定できないのでどうでもいい。

 

フラグがあからさまだし、女に立体感ないし(ってか現れる場所に奥行きがあまり無い)、ビビった後ブレもせずリプレイになるという変な終わり方をする。
菊池演出初期みたいな感じのエピソード(多分オミさん提供)。

 

 

 

<謝罪>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
実力系(どう言う意味?)ホラー映画のロケハンで、実際の訳あり物件に訪れた映像。
ゴミ屋敷となっているが生ゴミはあまりなく、紙がほとんどという独特の空間となっており、住民はいないがそのまま放置されている。
浴室のカットで窓越しに人影が映り、直後に部屋を映そうとカメラを向けると、廊下の隅にハゲオヤジがいて頭を下げている。
この部屋は過去に布団や浴室での自殺があったという。
また、行方不明になった老人がいて、その老人は過失致死事件の前科があったとか。
怖いものではないけど、事象やエピソードのクオリティーは悪くない。

 

 

 

<訪問者>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★★★
大学生の友人らと自宅近くの駐車場で飲んでいる映像。
友人がグーフィーの真似をしようとしたところで、投稿者は向かいのマンションの廊下に不審な人物がいることに気付く。
その女性は、微妙に変な歩き方をしながらドアの前で立ち止まるという行為を繰り返しており、見なかったことにしようと思っていたら、こちらに気付いたのか手を振っている。
ビビる友人と楽しんでる友人とでどうするか話し合っていると、いつの間にかいなくなっており、楽しんでる方の友人が買い出しに行く。
ビビってる方の友人がこの場を離れたがっており、それを投稿者が軽く流していると、また不審な人物がいることに気付く。
だがその人物はさっきの女性ではなく、楽しんでいた方の友人であった。
この友人は現在、行方不明になっている。

 

これもXXX感ある。
言ってしまえば手の込んだドッキリで済む内容だが、友人が30秒足らずで道路を挟んだ向かいのマンションの4階まで移動しており、ワープしたとしか思えない。
その前の女の仕草や手招きを含め、どこか不気味なものとなっている。

 

 

 

<怪屋敷 前編>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
今回のメイン。
島瀬さんは当時、夫の転勤で借家に住んでおり、住み始めた当初から物音が聞こえることがあったという。
物理的、心理的な瑕疵はなく、害虫駆除もしてもらったのだが物音は続いており、客間にカメラを設置したところ不可解な現象が起きたため、今は引っ越したようだ。

 

という訳でその映像(タイトルは「押し入れ」)。
客間の押し入れを映すようにカメラを設置し、明かりを消して部屋を離れる。
しばらくするとふすまを叩くような物音が聞こえ、押し入れが開く。
この時、白い子どものような手が一瞬、内側から現れている。
半分ほど開いたところでまた物音が鳴り、足音と共に子どもの足が数秒だけ映る。
朝になり、半開きになった押し入れを見て、島瀬さんが不安そうにしているところでリプレイ。
散々投稿映像を見てきた視聴者からすると大したことないが、島瀬さんの不安そうな様子は悪くない。

 

あの物件を管理している不動産の人に会うことができた。
心理的瑕疵物件にしているが、調査しても曰くは特にないようで、売りにも出せず扱いに困っているとのこと。

 

所有者を紹介してもらい、大家の新山久美子さんと問題の部屋を調査することに。
元々は久美子さんの父親が寝室に使っていた部屋のようで、久美子さんが住んでいた当時に変わったことはなかったとのこと。
問題の押し入れを開け、藤本演出が中に入るのだが、久木さんは何で閉めた?
外からは分からないレベルだが焦げ臭いようで、子どもが描いたような絵を見つけた。
焦げ臭さの原因はこれのようだが、久美子さんは心当たりがない様子。

 

久美子さんが引っ越した後も父親が住んでいたが、高齢のため久美子さんと2人暮らしをするようになったという。
その空白時間に何かあったのではと思い、父親と話せないか交渉してみたが、人付き合いが途絶えたことであまり話ができなくなっていて難しいようだ。
その日の夜、投稿映像と同じ状況を再現して何か撮れないか試してみたが、撮れ高なしだった。
後日、問題の絵は島瀬さんのお子さんが描いたものか確認してみたが違うようだ。つまり撮れ高なし。
やはり久美子さんの父親がカギではないかと思い久美子さんに電話したところ、デイサービスでもらったものかもとのことだが、会うことはまた断られてしまった。これで撮れ高なし3連発だ。
演出デビュー作にして、早くも退屈感が漂い始めている。

 

調査が行き詰まったところで久美子さんから電話が入り、会って話すことになった。
投稿映像で聞こえるような足音とかが、久美子さんの自宅から聞こえてくるという。
父親は寝たきりに近い状態らしく、父親が出すような音とは思えないとのこと。
ようやく撮れ高掴めそうなため監視カメラの設置を提案し、久美子さんが「え?(訳:何言ってんのコイツ)」とリアクションしたところで次へ。

 

ところで、アクリル板に反射して藤本演出が映り込んでいるのシュール。

 

 

 

<会議室>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
投稿者が以前勤めていた会社で、会議の前日に後輩とテスト撮影をした映像。
カメラの位置調整をし、投稿者が座って声出ししているとノイズが発生する。
ノイズは赤い顔のようなものと叫び声の他、投稿者の体が半透明になっている。
このカメラは社員が寄贈したもので、その社員はこの撮影と同時刻に交通事故に遭い、車が炎上して焼死したという。

 

投稿者が半透明になっている間、映画館にあるような折りたたみ式の椅子が全部畳まれているのが気になる。
普通、半透明になっている感出すなら座っている椅子ぐらいは倒れてなきゃ変じゃない?
それ以外にも何かありそうな感じだったけど、特に見つけることはできなかった。

 

 

 

<次へ>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
彼氏の自宅付近を歩いていると、彼氏が変なハゲオヤジに絡まれ、とっさに撮影した映像。
彼氏は抱きついてくるハゲオヤジを何度も突き返すが、壁に追い詰められてデコを当てられると、急に無抵抗になって膝から崩れ落ちる。
ハゲオヤジはその場を去り、彼氏を心配して声をかけると急に立ち上がり、まるで意思を失ったように歩いて行ってしまった。
よく見ると、崩れ落ちた彼氏を映した際、彼氏の顔が一瞬、急に老けたようになっている。
この日以降、彼氏は無気力になって仕事を辞め、ハゲオヤジと同じようなことをしてしまったとか。

 

またXXX系か。
これは明らかにやりすぎで、ほん呪として浮いてるし、恐怖に全く繋がってない駄作。

 

 

 

<熊牧場>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
実家に帰った際、地元にある熊の飼育施設で撮影した映像。
堀に10頭以上熊がいて、飼育員がケージ付近にエサを投げ込むと、そこに男の生首が転がっている。
この施設で飼育されている熊は野生であり、人を襲ったことのある熊もいるのかもしれない・・・

 

まぁ小粒。
このエピソードだけ、2回目のリプレイ前に菊池演出期仕様の砂嵐が入る。
そのため菊池枠と思われるが、フォーマット合わせないの?

 

 

 

<怪屋敷 後編>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
意外にも撮影許可が出て、久美子さんにカメラを預け撮ってもらうことにした。
後日、カメラを持ってきたため確認すると、色々と異変が起きており、急遽向かうことになったところで肝心の映像。

 

久美子さんが父親を寝かし付け、照明を落として部屋を後にする。
しばらくすると押し入れが勝手に開いたり、テーブルの上にあるものが落ちたり、足音が鳴り出す。
それがドンドン激しくなり、ベッドの転落防止用のバーがガタガタ揺れ、本?が糸で引っ張ったかのように吹っ飛ぶ。
最後には、押し入れに引き寄せられるかのように椅子とテーブルが動き、ベッドヘッドまでもガタガタ揺れ出した。

 

こんなにポルターガイスト起きまくっているのに、起きられないと思われる父親がかわいそうだな。
にしても、久美子さんが1人で長押(和室の上の方にある木の出っ張り)より上にカメラを設置するとは思えないのだが。
さらに言うと、あれだけ物が動けば普通気付いて見に行くだろうし、異変なかったとか嘘でしょ?色々と無理ないか?

 

久美子さん宅に到着し、父親がベッドに仰向けになっている中押し入れを調査すると、父親が苦しそうにうめき声をあげる。
久美子さんが介護し、久木さんが中を覗くと焦げ臭さを感じるようで、中のものを引っ張り出して見てみる。
すると、紙袋に子供が作ったような工作物が見つかり、その中にはれいなという名前が書いてあった。
これがこの騒動の原因ではと仮定したスタッフは、神社に持ち込みお祓いをしてもらった。

 

後日、父親が通っていたというデイサービスの人から話を聞くことができた。
れいなちゃんは久美子さん父とは仲が良かったようだが、家が火事になり一家全滅し、れいなちゃんは押し入れで見つかったという。

 

久美子さん父が快方に向かっており、話を聞くことができた。
当時のことはあまり覚えていないようなので、れいなちゃんの工作物を見せてみることに。
これは覚えているようで、思い出にふけっていたが、れいなちゃんのことを聞くと何も答えなくなってしまった。
れいなちゃんの死は知られていないはずだが、何かがきっかけで気付いてしまったのだろうか・・・

 

最後に、れいなちゃんの作った工作物をスタッフルームでチェックしていると、糊付けした紙の裏に何か書かれているのを発見する。
めくってみると、そこには「たすけて」と書かれていた。
これが死の真相なのだろうか・・・

 

 

 

<総評>
★★★★☆☆☆☆☆☆
菊池演出期から時々スタッフロールに載り、最近では演出協力(おそらく投稿映像提供者)としてよく登場していた藤本氏が12代目演出となった。
今までは演出が変わると作風が大きく変わるものだが、今回はオミさん期とあまり変わっていない印象。
理由は簡単で、菊池とオミさんが演出協力として本作に関わっており、パート92からこの3人で回しているため、表に出る人が変わっただけと思われる。

 

その影響もあってか、演出の個性が最も出るメインも、オミさん期で既視感のある要素が多かった。
比較的まとまっている方だとは思うけど、初っ端から撮れ高なしが3連続で来るなど、カットできる要素が多くて間延び感あったのは残念。
次作からは恒例の3部作が始まるので、今度こそ個性を出して欲しいところ。

 

最後に、パート92ぐらいからその兆候はあったが、XXXを意識したエピソードが2つあった。
「訪問者」はまだマシだが「次へ」は明らかにやりすぎであり、この路線が増えていってしまわないか不安なところ。