呪われた心霊動画XXX_NEO 07レビュー

評価:★★★★★★★☆☆☆
久しぶりに6エピソード収録。
前半は傑作レベルだが、後半がクサすぎて失速。

 

 

 

<3:33:33>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★★★★
投稿者が自宅で幼少期の映像を見ながら整理していると見つけたホームムービー。
幼いころの投稿者と同じマンションの子が遊んでいる様子が撮影されている。
以前見た時に変なものはなかった記憶があるようだが・・・
関係あるかは不明だが、撮影日の2ヶ月後に自宅が不審火で全焼し、両親含む数名が亡くなっているようだ。
また、今回の投稿映像含め、多くのビデオテープはなぜか父親の職場に保管されていたという。

 

肝心の映像は1990年8月3日に撮影された映像で、時刻はPM 3:32:32から始まっている。
カメラが右側を向くと、テレビ台の横から重なったような2つの顔が現れ、同時に左右反転したような顔がブラウン管に映り込む。
また、時刻がPM 3:33:33になると一瞬ノイズが発生しており、そこをコマ止めしてみると、砂嵐みたいな帯状のノイズと大きい顔のようなものが見える。
なぜか顔には気付いていないが、時刻がPMからAMに変わっていることには気付いた。

 

何かあるのはすぐに気付いたけど、スローにならないと分かりにくいパターン。
上で書いたように、スタッフが顔に気付いていないのは無理がある。
全部映っていないと顔と認識できないのか?

 

インタビューの2ヶ月過ぎに、投稿者の夫から投稿者が失踪したと連絡が来た。
失踪日は8月3日で、スマホ等を持たずにいなくなってしまったという。
マンションの管理人に監視カメラを見せてもらったところ、投稿者が奇妙なことをしていたようだ。

 

という訳でその映像。
マンションの廊下を映したもので、照明がチカチカし、寝間着姿の投稿者が恐る恐る確認するように出てくる。
やたら周囲を気にし、虫を掴むようなそぶりを見せていると時刻が(AM)3:33:33となる。
するとプチフリーズし、時刻はそのままに投稿者だけDJスクラッチしたみたいな挙動をする。
同時に黒い人影が投稿者に近付き、プチフリーズが収まると同時に投稿者が消えてしまった。

 

これ自体は恐怖を描いているものではない。
クラッチ音みたいなのが、いつも通り不快指数高め。

 

最後に、監視カメラの映像にも一瞬ノイズが入っており、目と鼻が映っている。
これをさっきのノイズと合わせてみると、こちらを睨むような顔になった。
投稿者にはこの顔が見えていたのだろうか・・・

 

筆者が求めているXXX像の1つ。
ここ最近は投稿映像という体のドラマみたいなのばかりだったから、これぐらいの凝り方がちょうどいいと思う。

 

 

 

<赤い服のおじさん>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
前提として、首にチェーンを巻いている投稿者によると、投稿映像の2ヶ月程前から、赤い服を着たおじさんがこちらを見ているという夢を見ているという。
友人と河原でフリスビーした帰りに、高架下にやたら揺れているレンタカーを見つけ、カー○○○かもとふざけて撮ったのが肝心の映像。

 

確かにグラグラしており、しばらく見た後に背を低くして近付く。
ドアの前まで近付くと声が漏れており、「助けて」という声が聞こえたので、ヤバいかもと思い車内を見るが誰もいない。
友人が先に逃げ出し、追おうとするが男の唸り声が聞こえ、振り向くと運転席に男がいて、服が血で染まっていく。
合成丸出しすぎ。スロー&ズームは自虐か?

 

この車は数日停まっていたが、気付くといなくなり、赤い服のおじさんの夢も見なくなったという。
夢との関連性はどうでもいいや。
いつもの盛りグセっぽいし。

 

 

 

<人形の家>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
心霊スポットの渓谷で撮影された映像。
その場所は民間機が墜落した場所で、映画館でバイトしてた時の友人(宇垣さん、能戸さん)と投稿者(金子さん)の3人で、それぞれがカメラを持っている。
宇垣さんは霊感があるようで、しばらく探索していると様子がおかしくなっていった。

 

まずは金子さんの映像。
宇垣さんがいくつものラジオを同時に聞いているような感じの声が聞こえると言い出し、道なき斜面を歩き出す。
その先の穴で、ミニチュアの家具がいくつも置かれていて、気味悪がっていると、能戸さんの方にカメラを向けた瞬間にプチフリーズする。
この時、投稿者の目には能戸さんがある1点を見つめ続けている感じだったようだが、映像に映る能戸さんはこちらを向き、猫みたいな目になったり黒いモヤが重なったようになりながら、超速度でブレている。
ノイズが収まると、何かに怯えた様子でしばらく叫んでいた。
その後、能戸さんが只ならぬ様子だったので病院に連れていこうとしたが、頑なに行かなかったとか。
また、撮影中の映像には、上記の事象は起きていなかったという。

 

狙い過ぎというのが正直なところ。
特に超速度でブレているところは、悪ノリと言うかフザけているように感じる。
やっぱり、「中古ビデオ(ほん呪35)」が絶妙なバランスだったんだな。

 

今度は宇垣さんの撮影していた映像。
宇垣さんが「声が聞こえる」と言った辺りから音が途切れ途切れになり、こもった女性のような声やピアノの単音が収録されている。
ミニチュアの近くに着いた辺りから、「つぐのひ(ホラーゲーム)」に出てきそうなうめき声や、葬儀で使われる鳴り物みたいな音も収録されている。

 

上でも書いた通り、声が「つぐのひ」に影響され過ぎている。
そもそも音だけなので弱く、隠し事象があれば良かったが、見つけられなかった。
これで終わりということは、能戸さんの映像がラストの警告物だろうな。

 

 

 

<奇形人形>
   恐怖度:★★★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★★★
 エピソード:★★★
と思ったら、このエピソードがさっきの続きだった。
宇垣さん曰く、収録されている音とも違う、たくさんの人の呻き声みたいなのが聞こえていたという。
呪いによって悪霊化した人々とのことだが確証なし。
宇垣さんはこの件に関わりたくないようで、能戸さんみたいになりたくないとのこと。
その能戸さんとは連絡が取れず、家に行ったらテーブルに突っ伏しており、目を見開いたまま意味不明なことをブツブツ呟いていたとか。
そして、床に転がっていたカメラには、渓谷で撮った映像と自宅で撮った映像が残っていた。

 

まずは渓谷の映像。
2人がミニチュアを見ている際、その左手に赤ちゃん人形が転がっていることに気付く。
その人形はいくつもの手足や顔をくっつけたような奇形人形となっており、ズームするとこちらを向く。
約10秒硬直し、発狂するのであった。
3人の投稿映像を見返すと、全員が人形のある場所を映しているが、能戸さんの映像にしか人形は映っていない。
この人形に取り憑かれてしまったのだろうか・・・

 

人形自体の不気味さもさることながら、顔の動き方が超自然で、意思があるように感じる傑作。

 

次は自宅で撮影した映像。
撮影時刻は投稿者らが能戸さん宅を訪れる1時間ほど前となっている。
テ-ブルには怪しい宗教団体のパンフレットみたいなのが置いてあり、誰かと話しているような独り言をブツブツ呟いている。
明らかに正気ではなく、狂ったように笑った拍子にカメラを落とすと、その先の椅子にあの人形が座っている。
すぐにピンボケするのだが、やはり首が動いているというもの。

 

これは蛇足感ある。
どうでもいいけど、俺が使ってるのと同じカーテンだ。

 

インタビューに戻り、そもそも投稿者らには人形が見えていなかったし、どうやって持って帰ったのか不明とのこと。
また、野ざらしだったにしてはやたらきれいだし、手足や顔が明らかに増えている。
また、投稿者らが能戸さん宅に行った際にあの人形はなかったとのこと。
この魔改造は誰が何の目的で行っているのだろうか・・・

 

 

 

口裂け女の時代>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
Study with me動画(黙々と勉強している映像を見ながら勉強することで、共に勉強していると錯覚し、集中力が持続しやすいとされる勉強法)を見て勉強していた投稿者。
その時見ていたのは女子高生が受験勉強している動画で、アップされたばかりの動画だったという。
30分を過ぎたあたりから変なものが映り、とっさに録画したとか。

 

肝心の映像は、黙々と勉強しているが周囲が気になっている様子。
するとカメラが下を向いてしまい、それを戻していると画面右の背後から血だらけでモノクロな女性が覗き込んでいる。
モノクロな女性はそのまま移動し、画面中央から再度覗き込んでいる。

 

文房具の無印良品率が高くてそれっぽいね。
画面右だけで終わりかと思ったら、そのまま移動したのがツボ。
怖くはないけどけっこう好き。

 

インタビューに戻り、この動画(生配信?)を見ている視聴者からも同様のコメントがあったという。
また、現在はチャンネルごと削除されていた。
にしても、インタビューがなぜか野外リモートで、投稿者の情緒が不安定だなと思ったら、また次は自分オチか(ラストで投稿者が口裂け女化してる)。
クサいし、乱発するのは悪手だよ。

 

 

 

<子供部屋>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
九州にある大学の研究施設の廃墟を探索したという投稿者。
実験室の奥に窓のない四畳半の部屋があり、子供部屋のようだったという。
その中にあるものは境目が分からないように結合されており、写真にはコップなどのものが地面にめり込んでいる。
投稿者はこれを見てフィラデルフィア計画(都市伝説とされる磁場を使ったステルス実験)を思い出したという。
その実験では強力な磁場により駆逐艦が緑の光に包まれて消えたが、駆逐艦ごと物理的に消えてしまい、見つかった場所は2,500kmも離れていた。
そして、船員は壁と結合された状態で見つかったとか。
子供部屋ではほとんどのものが壁と結合していたが、1本だけ取り出せるテープがあり、それが今回の投稿映像。

 

という訳でいつも通り警告付き。
少女がテディベアや赤ちゃん人形で遊んでいる様子を撮影しており、研究者と思われる男性が「何してるの?」と声をかけると「お人形遊び」と答えるが、人形の名前は「死体」だという。
これが例の人形で、紐で首を絞めて「ヴォエ」とアテレコするなどサイコなことをしている。
それを見かねた男性が「どうしてこうなっちゃったの?」「同じことできる?」と問いかけるが、編集でカットされているのか何も答えない。
最後に「どこにする?」と問いかけるとカメラの方を向き「これ見てる人」と指を差し、そこからいつものサブリミナルショーが始まって終了。

 

ハッキリ言ってひどい。
過去イチレベルでクサいのもだけど、いつもの変なエフェクトとか、エフェクト丸出しで画面が割れたりとか、少女の顔がjeff the killer(超有名な恐怖画像)化したりと、怖がらせようとしてスベった感半端ない。
子ども部屋で起きた惨劇を見たかったのに、結局いつものかよと呆れてしまった。
最後に一般家庭のカットが入り、赤ちゃんがハイハイして入っていった部屋から手が出てきたところで終了するけど、これが何を意味するかは不明。

 

 

 

<総評>
★★★★★★★☆☆☆
「奇形人形」の1本目までは過去最高と言ってもいい出来だった。
特に奇形人形のクオリティーが高く、人形自体の不気味さだけでなく、首の動きが自然で意思を感じた。
他シリーズでは音が消されているけど、バネだったり電動だったりバレバレなことが多いので、個人的には「クニコ」以来の衝撃だった。

 

問題は「奇形人形」の2本目からで、ここから先の3本は過去イチレベルでクサい。
特にラストの警告物はNEOになってからの悪いクセが凝縮されており、怖がらせているつもりかもしれないが完全にスベっている。
個人的に、前半は★8~9で、後半は★3~4ぐらい落差ある。
それでも★7になるぐらいは「奇形人形」の1本目がお気に入りだし、「口裂け女の時代」の移動する幽霊さんはツボだった。