呪われた心霊動画XXX_NEO 09レビュー

評価:★★★★★☆☆☆☆☆
原点回帰っぽいパート。
ほとんどのエピソードが繋がっているけど、その必要性は皆無。

 

 

 

<黒いゴミ袋>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
広島で1人暮らしをしていた祖母が倒れて入院し、空き家となっていた築100年以上の古民家に、投稿者と妹が冬休みの間だけ暮らすことにしたという。
しばらく住んで落ち着いた後、家の中の行ったことない場所などを妹と一緒に探索したのが今回の投稿映像。

 

空き部屋となっている部屋を探索していると、洋室に折り畳み式の長テーブルが押入れを隠すように立てかけられている。
その中が気になった2人がテーブルをどかして押入れを開けると、黒いゴミ袋がパンパンに詰まっている。
かつては黒いゴミ袋でゴミ出ししており、1990年代辺りから現在主流の半透明タイプに置き換わっていったようなので、結構古いものと思われる。
その1つを開けると強烈な異臭がして2人ともせき込み、慌てて元に戻して封印する。
祖母の意外な一面を知ってしまった投稿者たちだが、その映像中に不可解なものが2つある。

 

1つは、テーブルをどかすためにスマホを置いた際、テーブルに人っぽい何かが映り込んでいる。
もう1つは、ゴミ袋を開けようとした際に、押入れの隙間から7個ぐらいの目がこちらを睨んででいる。
テーブルに変なのがいるのは分かったが、ズーム&90°回転でもよく分からなかった。
目は合成ブレし過ぎだし立体感なくてダメ。

 

この同時刻に祖母の容体が急変し、そのまま亡くなったという。
死因はガンで、享年72だったとか。
あの黒いゴミ袋は、何かを隠すためのものなのだろうか・・・
現在、空き家となったあの家を取り壊すか話し合っているという。

 

 

 

ゴーストライター
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★
彼女と小田原にあるラブホテルに行き、部屋にあった思い出ノートに不気味な文章を見つけた投稿者。
「タエコの一生」という題名で、ギリギリ読めるレベルの字で電波な文章が書かれまくっている。
その終盤ではタエコが見知らぬ男に誘われて203号室に入り、

「僕の名前は

という文章を最後に途切れている。

 

投稿者たちが入った部屋も当然203号室で、戻ってきた彼女にノートを見せると、彼女が「私の名前じゃんこれ」と言ってノートを見せてくる。
すると、「タエコ」が彼女の名前である「サエコ」に変わっており、最後のページが

「僕の名前はトオル
もうすぐ
トオルは気が
狂う。
サエコのことを刺し殺す
真っ赤な血
キレイだね」

と書かれている。
すると喉を鳴らすようなうめき声が聞こえ、ノートをずらすと目の前に傷だらけの女がいる。
投稿者がビビッてスマホを落とすと、直後の映像では彼女が手を血だらけにして叫び、呆然と立ち尽くす投稿者が映っている。
トオル」は投稿者の名前だとか。

 

本シリーズでは珍しいグロ系幽霊さん。
ピンぼけっぷりが意外といい仕事してる。
そこまではいいけど、どう考えてもラスト要らなくね?

 

この時、彼女視点ではボーっとしていた投稿者がボールペンを取り出し、手を突き刺してきたという。
投稿者の記憶は全くないが、傷害事件として投稿者は逮捕されてしまったとか。
今思うと、敷布団に血のようなシミがあったようだが・・・
また、ホテルに問い合わせたところ、客室に思い出ノートを置いたことはないとか。

 

 

 

<プレゼント>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★★★
仲良し3人組で投稿者の誕生日パーティーをすることになり、レンタルルームで準備しているところを撮影した映像。
友人の春奈さんはバイトで遅れると連絡が来ていて、準備しているとインターホンが鳴り、投稿者が迎えに行く。
すると、春奈さんは音もなく中に入っており、うつむいたままプレゼントを持っている。
こちらの呼びかけに答えず、ゆっくりとプレゼントを差し出そうてしたので受け取ろうとすると、部屋の中から叫び声が聞こえ、慌てて振り返る。
だが何も異変はなく、部屋にいた友人は何も聞こえていなかったようで、再び玄関の方を見ると春奈さんはいなくなっている。

 

しばらくすると再びインターホンが鳴り、今度は春奈さんがちゃんと来た。
さっき起きたことを話していると、春奈さんが奥のソファーに用意したはずのプレゼントを見つけ、プレゼントを入れていたはずのバッグに入っていないことに気付く。
開けられた形跡があり、恐る恐る開けると中には長い髪が入っていた。
よく見ると、叫び声が聞こえて部屋の方を見た時点でプレゼントが置かれている。

 

直接的な恐怖は描いていない不思議な体験系。
叫び声はびっくりしたけど、これは要らなかったのでは?

 

その後、誕生日パーティーどころではなくなってすぐに解散したとか。
レンタルルームについては何もない様子だが、春奈さんはあの日、老婆に「生前は娘がお世話になりました」と声をかけられ、意味が分からなかったので適当に流したという。
老婆から線香の匂いがしていたようで、レンタルルームでも春奈さんだけ同じ匂いがしていたとか。
ちなみに、例のプレゼントは箱ごと捨てたようだ・・・元のプレゼント何だったんだろう?

 

 

 

<二間>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:ゴミ
劇団に所属している投稿者が、共演者と公民館の和室で舞台練習している映像。
その公民館は和室が襖で二間に分けられており、和室Aだけ借りて練習していたところ、和室Bから女性の声が聞こえ始める。
それにびっくりして芝居そっちのけで聞いていたところ、公民館にもかかわらず内見みたいな感じで誰かと話しているが、相手の声は聞こえていない。
女がこの部屋を気に入ったのか、「ここに決めます」と言うのだが、音がバグったようにループし始め、その間隔がどんどん短くなる。
意を決して襖を開けると隣の部屋には誰もおらず、声も消える。
部屋の周りには何もなかったが、ヤバそうな雰囲気を感じ帰ろうとしたところで、女の含み笑いが聞こえる。
振り向くと、自分たちがいた部屋に足のない着物姿の女がいて、スライドしながら襖にぶつかる。
2人とも見えていたため、急いでその場を後にした。

 

なめてるのか?
声も声で、バグったようなループは明らかに過剰。

 

 

 

<ジャパニーズ・ダンサー>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
ダンサーを目指している投稿者は、毎週のように同じスタジオでダンス練習しており、その日は鏡の前にカメラを置いて撮影していた。
半年前からスタジオの隅にスーツケースが置かれるようになっており、従業員も認知しているが、中身はなく所有者も不明のため置いたままになっているという。

 

肝心の映像はダンスの練習をしていると、照明が不自然に明滅を始める。
様子を確認しに行っていると、スーツケースがわずかに開き、そこから白い手が伸びる。
投稿者が戻ると手が引っ込み、投稿者がカメラを持って周囲を見渡していると、照明が完全に消える直前に、こちらをのぞき込む顔が現れる。

 

他シリーズでもよく見るタイプで、身構えていたけどそれなりに恐怖を感じた。
とはいえ、明滅が目に悪くてあまり見たくないタイプの映像。

 

照明は約1分後に戻り、従業員に映像を見せたところ、従業員は事象よりも3日前に処分したはずのスーツケースがあることに驚いていたという。
確かに、投稿者がカメラを持った後の映像では、鏡に映っていたはずの場所にスーツケースがない。
従業員が霊能者に見せたところ、スーツケースに悪霊が取り憑いていると言われたとか。
関係あるか不明だが、投稿者の父親が心不全で急死し、投稿者本人もインタビュー後に原因不明の手足の痺れを感じるようになった。

 

 

 

<市外局番>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★
1年ほど前から、地元の市外局番から謎の電話がかかってくるようになった投稿者。
地元だったため出たところ、最初は知らない居酒屋からで、次は美容院、その次は病院から間違い電話がきたという。
その中で、「オノタエコ」さんはいらっしゃいますか?と聞かれたようで、しばらくした後に母親から不思議な体験をしたと電話がきた。
その内容は、スーパーで買い物をしていると後ろから声をかけられ、その老婆はオノタエコの母と名乗ったようだ。
オノタエコは生前、投稿者と仲良くしていたとのことで、娘の形見分けとして紙袋を渡され、目を離した隙に老婆が消えたという。
紙袋の中身は長い毛束とビデオテープで、嫌な予感がしたのか見せてくれなかった。
その2週間後に母親が急死してしまい、実家に戻った時に例のビデオテープを見つけたようだ。
母親はビデオテープを見てしまったのだろうか・・・
また、間違い電話の相手は全て年配の女性だったとか。

 

ここで、インタビュー中に地元の番号から電話がきて、スタッフが手を添えて見せるんだけど、なんで室内なのに黒い手袋してるんだよ。
今まではそんなに過剰にスタッフを排除してなかったから、このハプニングは織り込み済みって言ってるようなものじゃん。
電話に出たところ、やたらハウっていて、かすかに「タエちゃん」と聞こえる。
また、直後にスタッフルームで何かが落ちる音がしたが、何が落ちたのかは分からなかった。
すぐに折り返したが、現在使われていない電話番号のようだった。

 

という訳でいつもの警告映像。
「黒いゴミ袋」の祖母の家と思われる和室で、テーブルに線香と花と何か、そしてXXX_NEO08「肖像写真」と同じ写真が立てかけられている。
老婆が何かをブツブツ呟いており、窓付きの障子戸越しに女性がゆっくりと現れる。
障子戸をゆっくり開けると、奥にいるはずの女性の姿はなく、代わりに日本人形が立っている。
また、画面左に「ゴーストライター」の霊っぽいのが現れ、やたら存在アピールしているというもの。

 

不快さはなく、最近多い謎アートって感じでもなかったため、恐怖度は高くないけど久しぶりに真っ当な警告映像だったと思う。
肖像写真の女性や血まみれの女性が「オノタエコ」だと思うけど、ラストの存在アピールは一周回って癒しみたいになっちゃっててツボ。

 

 

 

<総評>
★★★★★☆☆☆☆☆
今回も、さりげなくほとんどのエピソードが繋がっている。
もしかしてと思って最初の方を見返したら、「黒いゴミ袋」の投稿者の名字が小野だったため、一連のエピソードは、祖母と若くして亡くなった娘「オノタエコ」によるものなのだろう。
ただ、今回はいつも以上に、エピソードが繋がっている必要性を感じなかった。
そういうコンセプトだから仕方ない面もあるけど、あまりコンセプトに囚われすぎないでほしいかな。

 

投稿映像に関しては、他シリーズにありそうなのが多めだった。
特に、前シリーズではほとんど登場しなかったゾンビ顔が増えているため、印象に残ったんだと思う。
今回もあったけど、時々なめてるのか?ってレベルのが出てきたのが気になる。
スタッフの中にそういうのばっかり作るやつがいるのかな?