評価:★★★★★☆☆☆☆☆
何だかんだ藤本演出が続投したパート。
所々オミさん期っぽい感じ。
今回、いつものタイトルコールはなくて、おことわりの途中でタイトルテロップが出てくるだけになってる。
タイトルコール結構好きだから続けてほしいな。
<ドキュメント>
恐怖度 :★
インパクト :★
分かりやすさ:★★★
不気味さ :★
エピソード :★★
映像制作会社に勤めていた投稿者が、15年前にある事件の取材で関係者に訪問した映像。
放火殺人事件について長期間にわたって取材をしていたようで、同行したADの様子がおかしかったという。
また、このドキュメンタリー作品はお蔵入りになったとか。
肝心の映像は、関係者の住むマンションに到着し、外階段を上っていると、後ろにいたADがうつむきながら「ごめんなさい」とひたすらつぶやく。
また、人影がADに近付いている。
声が聞こえて横を向くと、ADがそこにいて、後ろにいたはずのADはいなくなっていた。
よくある瞬間移動系って感じ。
昨今の作品からするとインパクトは弱いかな。
その後、ADはこの作品の記録を持ち出して失踪し、これによりお蔵入りになったようだ。
また、放火事件の犯人が自殺したとか。
<テレビ朝会>
恐怖度 :★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ :★★
エピソード :★
ある小学校のテレビ(ビデオでは?)朝会の映像。
小学生4人があいさつ週間のスローガンを読み上げていると、ノイズが発生して集合写真のようなものが映り込む。
また、スローガンの左下からモノクロな少年が覗き込んでいる。
集合写真の左上に欠席者の合成があり、なにか裏事情がありそう。
少年は正直余計かな。
映り込んでいる間だけノイズ音が聞こえるけど、声とかって感じはない。
詳細が一切不明なのはちょっと残念。
<待ち合わせ>
恐怖度 :★★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★★
不気味さ :★★★
エピソード :★★
SNSで知り合った男性と初めて会うことになり、不安だったため友人に同行してもらった映像。
歩道橋の上から待ち合わせ場所を見ていると、それらしき男性を見つける。
カメラをそらした一瞬の隙にいなくなり、歩道橋の真下からこちらを見上げている。
恐怖を感じて友人の方を見ると、その男が友人にまとわりついており、急いでその場から離れるのであった。
XXX辺りにありそうな感じでオチが読めてしまった。
真下にいる時は口以外のっぺらぼうなのに、まとわりついているときは普通に顔がある。
ってか何だそのやらしさ全開なまとわりつき方は?
後日、男性のアカウントやこれまでのやり取りを探したが、すべて消えていたようだ。
<Missing-前編->
恐怖度 :★★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ :★★★
エピソード :★★★★
今回のメイン。
投稿者と妹と娘の3人で日帰り旅行に行った帰り、人里離れた一本道でエンジンが停止し、立ち往生してしまった。
電波が届かなかったので彷徨っていると、古びた公衆電話を見つける。
その直後、投稿者のスマホに電話がかかるが、電波は圏外のままである。
恐る恐る出ると自分の声が返ってきて、公衆電話の方にを見ると何者かが立っているが、撮影している妹には見えていない様子。
娘が人影に向かって走り出してしまったため、慌てて止めるのであった。
映像の緊張感が導入としていい感じ。
これ以来、投稿者らに不可解な現象が起きているようで、スタッフルームで話を聞くことに。
街中で見かける公衆電話にあの人影がいるように見えることがるようで、特に娘は公衆電話に向かったり、誰かいるように話しかけているという。
妹と娘にWeb通話で話を聞いたところ、妹は全く見えていないようで、娘はよく覚えていないとか。
投稿者の夫は2年前に交通事故で亡くなっており、仕事帰りに車ごと崖の下に落ちてしまったようだ。
投稿映像の電話については非通知だった他、履歴に残っていないが、未確認の通知がずっと消えていないという。
そこで調べてみると、2004年9月29日に非通知の留守番電話が残っていた。
これを再生してみると、メチャクチャに加工された声が記録されており、非通知の電話に出た時の声に似ているという。
という訳で調査することに。
やっぱり木勢さんいないな。
あの公衆電話は40年前に設置されたもののようだが、周辺に事件は起きてなさそうで、2004年9月29日についても調べてみたが、特に収穫はなかったので現地調査に向かう。
到着したカットで男鹿君のいびき映してて草。
そこは廃墟となった公民館のようで、公衆電話は生きている様子。
霊が出るという噂はあるようだが、大したことは分からなかった。
周辺に聞き込みをすると、時計屋でほん呪ファンの方から、昔少女が行方不明になり、捜索のポスターが張り出されていたという情報を得る。
少女の写真やプロフィールがモザイクなしで写っているけどいいのかな?
少女の名は高月莉奈ちゃんで、顔が微妙に分からなかったり、日が当たっていなかったとはいえ日焼けしていないのは違和感あるが、手書きっぽくて独特の雰囲気ある。
また、背中に複数のあざありというアレっぽいこともかかれている。
失踪したのは平成16年(2004年)の3月23日のようで、虐待の噂があったことから殺されたのかもとのこと。
更に聞き込みを続けると、公衆電話の周りで子供に声をかける不審者の噂があり、莉奈ちゃんの母親だとか、さらわれるとか言われているとか。
ここで投稿者から近況報告。
娘が外に出ようとして止めると、自分のことではない「お母さん」が呼んでると言ったり、赤と黒で最初の投稿映像の光景と思われる絵を描いていた。
どうなってしまうのだろうか・・・続く
<遮断機>
恐怖度 :★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★★
不気味さ :★
エピソード :★
冬休みに祖父母の家に行った際、近所の公園に散歩した映像。
その帰りに遮断機の前で電車が通過するのを待っていると、突然雑コラ丸出しな男が突っ込んできて転倒し、恐怖で泣き崩れてしまうというもの。
この手のもので昼間なのはある意味斬新だけど、オミさん期並みのやっつけ仕事だな。
よく見たら最初から遮断機の向こう側にいたようで、初期だったら突っ込まなかっただろうな。それが正解だと思う。
この男は会社で罪を着せられて自殺した親戚に似ているとか。
<シリーズ監視カメラ バックヤード>
恐怖度 :★
インパクト :★
分かりやすさ:★★★
不気味さ :★
エピソード :★★★
ダイニングバーのバックヤードの映像。
女性が出て行って誰もいなくなったバックヤードで、ハンガーにかけられたユニホームが揺れ、その奥から人影が通り過ぎる。
懐かしい感じのやつ。
シリーズ監視カメラはこれぐらいの方が好きなんだよなぁ。
このユニホームはオープン当初からいた男性スタッフのもので、2年前に不慮の事故で亡くなっており、この映像の撮影日は命日だったとか。
<ライブ配信>
恐怖度 :★
インパクト :★
分かりやすさ:★★★
不気味さ :★
エピソード :★★
林間学校で、4人組が就寝時間後にライブ配信している映像。
ライブ配信してるのかってぐらい内輪で雑談していると、教師が見回りにやってきたため寝たふりをする。
室内を照らしていると何者かの人影が侵入しており、教師が立ち去った直後に2人分の人影が現れる。
翌朝、奥で寝ていた2人が原因不明の高熱になり入院したとか。
ちょっとアグレッシブすぎる気がする。
ってか本当にライブ配信してたのこれ?
アレなおっさんしか視聴者いなさそうだけど。
<Missing-後編->
恐怖度 :★★
インパクト :★★★
分かりやすさ:★★
不気味さ :★★
エピソード :★★★
20年前に行方不明になった高月莉奈ちゃんを知る、アパートの管理人と保育園の保護者に会うことができた。
高月家は父親に借金や浮気などの噂があり、いつの間にか失踪したという。
それが原因か、高月母は酒に溺れたり占い師に縋ったりと荒れていったようだ。
莉奈ちゃんが行方不明になった後、高月母は寮に移転したようで、後に失踪してしまった。
また、投稿者のスマホに残っていた留守番電話は、高月母が寮に移転してから失踪するまでの間にかけられていた。
インタビューを終えた帰り道、投稿者から娘が行方不明になったと電話が来た!
後に、電話ボックスの前で見つけたと妹から連絡がきたので大事にはならなかったが、自分の霊感体質を強く受け継いじゃっていると心配な様子。
その後、高月母が住んでいた寮の人に話を聞いてみると、いつの間にか失踪してしまったようだ。
また、番号そのままに固定電話を引いたようで、なにか強いこだわりがあったのではとのこと。
夜に例の公衆電話に行ってみると、花が添えられている。
噂の検証のため、美濃君単独で公衆電話を使って高月母に接触を試みることに。
電話からは特に何もなかったが、待機中に女性のような声が聞こえ、男鹿君が人影のようなものが見えたということで追ってみることに。
その先には倒れた鳥居があり、子どものリュックがワイヤーで括り付けられている。
その中には靴やタオルの他、死ねと書かれた数枚のテレホンカードもある。
タオルには名前が書かれており、高月莉奈ちゃんのものだった。
また、保育園の人から電話があり、高月母の当時の電話番号を入手できたところで、藤本演出が体調不良になったため電話ボックスまで戻る。
せっかくなので公衆電話からかけると、花瓶が倒れたり、テレホンカードか吐き出されたり、藤本演出の体調がより悪くなって塩を撒かれたり、男鹿君が鼻血を出すなど不可解な事象が相次ぎ、その場を後にした。
スタッフルームに戻り、投稿者に連絡するが応答はなく、家に行っても誰もいない。
さらに、先ほどの取材映像に不可解なものが映っていることを発見した。
花瓶が倒れる直前、公衆電話の窓に恨めしそうな女性の顔が映り込んでいる。
この女性が高月母なのだろうか・・・
ちなみに、藤本演出と男鹿君が人影を追って進んでいる場面で、奥に一瞬だけ人影が映っているので探してみよう(DVD版の1:02:51)。
その後、高月母の元同僚の女性から連絡があり、もし娘が訪ねてきたらこれを渡して下さいと書かれた小包を受け取っていたという。
その中はマイクロカセットテープと、娘と2人で写っている写真で、虐待の噂があったが、それは誤解で娘のことを大切に思っていたのではとのこと。
マイクロカセットテープには娘にあてたと思われる電話が録音されていて、精神的に参りながらも行方不明の娘を想っている様子。
最後の電話はほとんど聞き取れなかったから、解析すると一悶着ありそうな感じ。
後日、投稿者の妹から電話が来て、投稿者の耳が聞こえなくなってしまったようだ。
一方、娘の奇行は収まったようで、禊が済んだのかもと前向きに捉えているという。
今回の一軒は、高月母の残留思念が残る公衆電話に立ち寄ってしまったことで、投稿者の娘が狙われてしまったのかもしれない。
投稿者らは、心機一転するために今のアパートを引っ越すことを決めたようだ。
これで終わりかと思われたが、投稿者の妹から電話がきて、引っ越し作業中に投稿者の夫の社員証ケースが見つかったという。
その中にはテレホンカードが入っており、裏にはいくつもの殺すという文字が書かれている。
これが意味するものは・・・
<総評>
★★★★★☆☆☆☆☆
前作の劇場版で菊池演出か復活したのでそのまま演出に戻るかと思われたが、再び藤本演出チームが続投した。
菊池演出は今回、演出協力にも載っていなかったけど、次回以降はまた裏方復帰するのかな?
また、木勢さんが前作から登場していないので、製作委員会を離れてしまったのかも。
美濃君の中性化が激しくなっている気がするけど、木勢さんの代わりってことではないよな!?
投稿映像は、オミさん期を彷彿とさせる雑コラを除くとおとなしめで、パート101以降の藤本演出期らしい感じ。
個人的には好きな部類だけど、不気味さが物足りなく感じてきている。
今回はメインの比重が大きく、前編では僅かなヒントを頼りに手探りで調査している感じだったが、後編では物語が大きく進展し、最後に大きな謎を残した。
最後に見つかった、亡き投稿者の夫の社員証ケースにテレホンカードがあったことについて筆者なりに考察してみる。
1つ目は、投稿者の夫が仕事か何かで例の公衆電話付近に行き、そこで莉奈ちゃんのリュックを見つけ、テレホンカードを持ち帰ってしまった説。
車ごと崖から落ちて亡くなったようなので、持ち帰る途中で起きた事故の可能性がある。
そして、2年後にその家族である投稿者らが近くに来たことで、同じように憑かれてしまったのかもしれない。
2つ目は、実は投稿者は夫が亡くなる前にあの公衆電話に行っており、そこで見つけたテレホンカードの呪いを持ち前の霊感で見抜き、夫の社員証ケースに忍ばせていたという説。
振り返ってみると、投稿者は意味深なことをつぶやいている。
・高月家について「境遇が近い」
→夫を失ったことかと思ったが、夫が娘を虐待していたのかも?
・耳が聞こえなくなったことについて「禊が済んだのかも」
→娘に降りかかった呪いのことかと思ったが、夫を呪ったってこと?
ただ、これについては確証となる伏線(実は故郷だったとか、生前の夫に関する情報)がないので、ミスリードの可能性もある。
本作限りのエピソードだろうから、もう少し核心に迫る情報が欲しかったな。
