呪われた心霊動画XXX_ZERO 03レビュー

評価:★★★★★★☆☆☆☆
XXXシリーズにしては突き抜けていない映像の多いパート(褒めてる)。
エピソードの関連付けが、求められているから仕方なくやった感ある。

 

 

 

<ライブカメラ・マニアックス1 ゆがみ>
恐怖度   :★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ  :★★
エピソード :★
今や日常として溶け込み、空気のような存在となった監視カメラ。
投稿者は異常な執着を抱いており、インタビューをすることになった。
渋谷のライブカメラを見たときに、覗き見るような感覚がクセになり、毎日のようにライブカメラを見るようになったという。
そして、知人や友人に面白いものはあるかと聞いたところ、駐車場を経営している友人から心霊映像があると紹介され、1本10万円ぐらいで買い漁っているようだ。
・・・ほとんどの投稿映像系ホラーシリーズより高く買い取ってるよなこれ。

 

肝心の映像は、2020年ごろに撮影された駐車場の監視カメラの映像で、車を止めてから1時間後、戻ってきた運転手が発進しようとライトを点けると、目の前に女性の人影が映る。
車はそのまま発進し、女性の人影は霧のように消える。

 

よくあるやつって感じで、クオリティーはそこそこ。
元の映像に音が入っていないんだろうけど、最初からBGMあるのは余計かな。
ほん呪のシリーズ監視カメラの雰囲気を見習ってほしい。

インタビューは続き、買い取った心霊映像を10数本持っているようで、もっとヤバいやつもいくつか送ってくれるようだ。
で、知的好奇心でTeamXXXと情報共有したいとか。
・・・こいつがXXXのシリーズ監視カメラ枠になったりする?要らないが。

 

 

 

<燃える椅子>
恐怖度   :★★
インパクト :★★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ  :★★★
エピソード :★★
砂まみれのVHSの入った不可解な小包が届けられた。
投稿者は匿名で、このテープに関わるのが嫌になり、捨てるのも祟りがありそうだからとTeamXXXのところに送ったようだ。
また、他の投稿映像系ホラーシリーズにも送っていたようだが、なぜか住所を書いたのに住所不明として返送されたとか。

 

去年の夏に高校の友人10人くらいと茨城県にある海岸で遊んでいたら見つけたという。
そこはあまり人がいないし酒とかも飲める穴場だが、過去に何度か焼身自殺があったという噂があるとか。
見つけた場所は落書きだらけのトンネル?の下で、その写真にはオレンジの人魂っぽいのが写っている。

 

VHSを持ち帰り、ビデオデッキのある友人の家で鑑賞会をしたという。
その帰りに、VHSを見つけた友人が、同乗していた数人とともに交通事故に遭って全員亡くなってしまう。
飲酒運転のせいとされたが、亡くなった同時刻にその友人から電話が来て、焚火のような音が聞こえていたとか。
また、その1ヶ月後にテープを所持していた友人が自殺し、その直前に投稿者の元へVHSが送られてきたようだ。
投稿者含めてあと4人いるようだが、その運命やいかに・・・

 

TeamXXXがこのVHSのインサート撮影をしていると、プリンターが勝手に起動し、32枚の謎の画像が印刷された。
31枚は顔っぽい何かだが、1枚だけは魔法陣っぽい感じ。

 

肝心の映像は警告付き。
椅子とその周囲3ヶ所に小さな木組みのようなものがあり、仮面をかぶった人物が謎の呪文を唱えながら松明で木組みを燃やしていく。
椅子にも火をかけると、燃料がかけられていたのか火の勢いが激しくなる。
それと同時に男の悲鳴のような声が聞こえ始め、火の中にうめく男の顔のようなものが何回か映り込む。

 

いかにもな呪術系の映像。
椅子は多分、前シリーズに出てきたやつ。
呪文はどこかの言語か逆再生だと思うけど、XXXシリーズの警告物はリプレイや解析をしないからなぁ。

 

 

 

<グループライン>
恐怖度   :★★
インパクト :★★★
分かりやすさ:★★★★
不気味さ  :★★
エピソード :★★
心霊映像好き(投稿者、後藤さん、矢島さん、木戸さん)でオフ会を行った。
後日、後藤さんが地元の友人から聞いた愛知か岐阜辺りの廃墟に単独凸したという。
今回は昼の下見で、廃墟の様子を写真や動画で実況していたという。

 

という訳でそのグループラインのやり取り。
最初の動画の撮影時刻は16:09だが暗めで、古い日本家屋はなかなか雰囲気ある。
2本目の映像は、懐中電灯の明かりを頼りに中を撮影していると、映像が赤っぽくなったり帯状のノイズが発生しているが、まだ何か起きたわけではない。
すると、箸を突き立てた山盛りのご飯を見つけ、まだ温かいという。
これ以降様子がおかしくなり、誰かの存在に気付く後藤さん、心配する矢嶋さん、イマイチ状況のつかめていない投稿者、そしてまるで自分がやったことのような書き込みをする木戸さんの緊迫したやり取りが続く。
これ以降、後藤さんの投稿が途絶え、矢嶋さんは電話したが圏外なのか繋がらず、木戸さんは文字化けとは違う意味不明な書き込みをして、連絡もつかない。
その10数分後、後藤さんから謎の動画が送られてきた。
その映像を最後に後藤さんは何も書き込まなくなり(既読はしてる)、木戸さんが後藤さんが死んじゃったと書き込む。

 

3本目の映像は、押し入れを見つけて中に入ると、その中には子どもがいたと思われる痕跡が残っている。
何かに気付いて押し入れの外を見ると、目がキマっている老人がこちらを覗き込み、ビビッてカメラを下すと意味不明な爆音が鳴り、映像が終了する。
また、この映像の書き込み時刻は3:17となっており、本来この映像が書き込まれたのは16:43のはずなのでありえない。

 

老人が立体感ないし合成ブレしてるなぁ。
爆音は耳に悪い。結構怖そうな雰囲気だが。
ちなみに、押し入れに入る前に右耳側から声っぽいのが聞こえる。

 

その後、後藤さんと木戸さんがグループラインから抜け、矢嶋さんが警察呼んで捜索したところ、後藤さんは自宅にいて、廃墟のことやラインのことは何も知らなかったという。
また、後藤さんがグループラインを抜けたのは、興味が無くなったからとか。
木戸さんは電話やSNSも解約し、完全に音信不通になったとか。
TeamXXXはこのメンバーに連絡を試みたが、誰とも連絡やインタビューをすることはできなかった。
最後に、3本目の映像について、あれは投稿者自身がドラえもんの影響で、押し入れの中で昔入れていたものにそっくりだという。
その実家は島根の団地で、10年以上前に取り壊されているという。

 

XXXらしい謎を残したエピソードだけど、そんな引っ張るような感じでもない気がする。
正直、ちょっと冗長に感じた。

 

 

 

<幻の洋館>
恐怖度   :★★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ  :★★★★
エピソード :★★★
友人と千葉県の海沿いの温泉に行き、その帰りに行きよりも近道があったので山道を通ったという。
その途中で人造湖を見つけ、近くの森の向こう側に西洋の城のような建物があり、見に行ったようだ。
遠目にはきれいだったが、近くに行くと蜘蛛の巣が張っていて古く、ドアも半開きになっていて廃墟のようだった。
奥にシャンデリアのある大広間があり、油絵が飾ってある部屋に地下に降りていく階段を見つけ、そこで問題の映像が撮れたという。

 

肝心の映像は、洋館に入ってすぐに撮影を開始しているが、ほとんど真っ暗でうっすら見えるだけになっている。
油絵については、奇麗な女性が描かれていたぐらいでなぜかあまり思い出せない様子。
地下を見つけて進むと、映像が急に正常になる。
そこはコンクリートや配管がむき出しの狭い空間で、小さなこけしやピンクのドレス、縄に包丁など奇妙の物が落ちている。
壁にバービー人形のスナップ写真みたいなのが重ね貼りされていて、剥がすとその奥にはカエシテという文字が!
直後に箸が突き立てられた山盛りのご飯を見つけ、不穏な気配を察知した投稿者は友人を置いて逃げるのであった。
逃げ出す直前、落ちているドレスを着た、這いつくばっているような女性が映り込んでいる。

 

伏線のためなんだろうけど、ご飯が悪い意味で浮いてる。
グループラインとは場所が色々と違うけど、どう関連付けていくんだろう?
ちなみに、ドレスは油絵に描かれたものとそっくりだったという。

 

スタッフが現地調査をしてみると、人造湖は見つけたが洋館は見つからず、地元住民も知らないという。
投稿者に連絡をしてみたが、洋館が見えたはずの場所に何もなく、残念ながら引き返すことに。
その帰り道で写真を見直してみると、同じ場所の何枚も撮った内の1枚だけにそれらしき三角屋根があった。
何かの条件が揃わないと見ることのできない幻の洋館なのだろうか・・・

 

 

 

<古いニュース映像>
恐怖度   :★★★
インパクト :★★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ  :★★★★
エピソード :★★★
実家の押し入れのVHSを整理していたところ、他はラベルに日付けや内容が書かれているのに、1本だけ何も書かれていないものがあったという。
その中身は普通のテレビ番組を録画したもののようだが、途中でニュース映像に切り替わったという。
その内容は、今から25年以上前に占い師が殺害された事件のもので、30代ぐらいの女性がインタビューを受けているが、異様なものが映っていてすぐに視聴を辞めたという。
TeamXXXが調査すると、元々は深夜にローカル局が放映していた洋画で、2003年の正月だと思われる。
両親はこの映像に見覚えや撮った記憶はないようだ。
また、投稿者の地元である北海道と関係しているのかも不明。

 

この事件は未解決だが、投稿者はインタビューを受けている女性が犯人ではと思っているようだ。
その理由は、インタビューを受けている女性が自身を殺そうとする夢を何度も見るようになったようで、包丁を持って追いかけまわされているとか。
お祓いをしてもいらったところ、この悪夢は見なくなったという。

 

肝心の映像は警告付き。
この女性は占い師に手相を見てもらったことがあるようで、いいことを言われたが占い師が亡くなったことであまりアテにならないなと思っている様子。
犯人の心当たりについて、ヤクザ絡みの金銭トラブルの噂があったという話をしていると、ノイズが激しくなって映像が何度か固まるが、上部だけが動いて、一瞬だけこちらをガン見している。
その後、ノイズと共に元の映画に戻った。

 

いつものXXXだとやり過ぎたりドアップになるのが定番だけど、今回はいい塩梅に抑えられている。
確かに、遠回しに占い師のことを非難するようなことを言ってたり、やたら手を口元に持って行くという嘘ついた時のクセっぽい仕草をしているので、犯人だと思った視聴者はけっこういそう。
1つ気になるのは、圧縮されたデジタル映像なら映像が途切れると固まるのはよくあるけど、VHSやアナログテレビでは、映像が途切れると砂嵐などのノイズになるため、仕組み的にこのような映像になるのは難しいということ。
そういえば、そのことを投稿映像の萎え要素を語るシリーズで解説しようと思ったけど、もう3年ぐらい放置しちゃってるな。

 

 

 

<総評>
★★★★★★☆☆☆☆
今回の投稿映像は、ニチャア感のある前前作やワンパターンだった前作と比べてバランスが良く、いい意味でシリーズらしい突き抜け方をしていなかった。
特に不気味系はXXXシリーズの悪いクセで、怖がらせようとして余韻を台無しにしているのが多いため、今回のラストは久しぶりに当たりだと感じた。

 

気になったのは、今までは製作陣が(ドヤ顔で)関連付けや伏線を作っているイメージだったが、今回は視聴者に求められているから仕方なくやった感があること。
特に、作中でも関連性が薄い感じを出したり、洋館にお茶碗という悪い意味で浮いている感のあるアイテムが出てきたりと、いつもより気合を入れていないような印象があった。