ほんとにあった!呪いのビデオ107レビュー

評価:★★★★★★★☆☆☆
3部作「呪いのビデオ」の中編で、菊池元演出が約8年ぶりに登場!
メインの長さ、数合わせ感の強い短編など、全体的に菊池演出期っぽい構成。

 

 

 

<鼠>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
繁華街でネズミを見つけ、その姿を追いかけた映像。
鳴き声を頼りに裏路地を探し、鳴き声に反応して振り返る際、ゴミ箱付近にネズミを持った老人がいて、隠れるように姿を消す。
この付近では、ネズミを生きたまま食べている浮浪者の目撃情報が多くあるとか。

 

スロー&輝度調整だと違和感強いな。
投稿者が追いかけていたネズミはもっと小さかったから、犠牲になっていないと思いたい。
投稿者は終始無言だけど、気付いてそうな感じ。

 

 

 

<終電後の踏切>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
友人と宅飲み後、コンビニに行く際に撮影した映像。
友人が翌日に告白をすると言っていたため、面白がって撮影してたとか。
深夜1時を過ぎており、終電はとっくに過ぎているはずなのだが、警報が鳴り遮断機が降りる。
こんな時間なのにおかしくない?と不思議がっていると、何も通らないまま警報が止まり、遮断機が上がる。
誤作動かもと半分ビビりながら線路を渡った直後、友人の背後に女がいて、カメラをそらした隙に消えるというもの。
友人は翌日、車で事故を起こし、意識不明の重体になったという。

 

ザ・王道って感じで、その気になれば素人でもできそうな映像。
女の表情で恐怖を煽るタイプかと思いきや、パッと見で超寄り目に見えて笑ってしまった。

 

 

 

<七五三>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
親戚の七五三を撮影した映像で、多分今回の菊池枠。
撮影スタジオのカットで、着物を着たこの奥の暗がりに手招きするような黒い女性が映っている。
直後の姉を映したカットでは、背後に同じ女性がいて、肩に手をかけている。
投稿者の住む地方では昔、七五三にかけて障害や重い病気のある子どもを、神に返すという名目で間引きしていたとか。

 

姉に現れた方は大胆過ぎだし、なぜ気付かない?ってなるし、微妙にブレているので余計かな。
ってか、どう見ても子どもじゃなくね?
それよりも、投稿映像序盤の屋敷に入るシーンで、画面左上に着物姿の女性っぽい人影が一瞬見えていて、ズームした時にもそれっぽい姿が映ってる。
これは隠し事象なのでは?

 

 

 

<続・呪いのビデオ 前編>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★★
3部作の中編で、前回のあらすじはこんな感じ。

  • 女子中学生がチェーンラインの動画を見てしまい、霊障が起きるようになった。
  • チェーンラインには4人に回せば幸せになると書かれており、既に送っていた母親+スタッフ3人に回してもらい、女子中学生の霊障は止まったが、木勢さんの体調不良が続くようになった。
  • チェーンラインの出処を特定し、地雷系女のせいで散々な目に遭ったものの、元のビデオを持っている人物の連絡先を入手した。

 

待ち合わせ場所でそれらしき人に声をかけるとビンゴした。
映像を見てもらったところ、確かに自分が持っているものと同じようだが、警告文が入っていたり、短かったりと編集されているという。
ってか、この人左手の指全部欠損してるな。呪いの影響か?
元の映像は20年ほど前にレンタルビデオ店の知人(出水さんとする)からもらったもので、今は捨ててしまっているが、マスターは出水さんがまだ持っているかもしれないとのこと。
また、出水さんはオカルト好きで、いくつもの心霊スポットに行ったり、友人と鑑賞会をしたり、コピーを配ったりしていたとか。

 

出水さんの電話番号を入手し、電話をかけてみることに。
ビデオについて話すと、なぜか「遅い」と言われる。
どうやら、2002年前後にその映像を何度も投稿しているようで、今更採用すんのかよという怒りや、最近の投稿映像がフェイク臭いだのと愚痴る。
結局、インタビューは拒否されてしまった。
この人、ほん呪の元ファンっぽいな。

 

スタッフルームに戻り、その映像がないか探してみることに。
木勢さん復活した!
木勢さんと美濃君はレンタルスペースを、藤本演出と男鹿君は事務所内を探してみることに。
1年分がそれぞれダンボール1箱に入っているけど、そんなもんなのかな?
最近ならメールとかマイクロSDカードだけとかも多いだろうから違和感ないけど、VHSが主流だった初期とサイズが同じぐらいなのは違和感ある。
データベース化とかで処分しちゃったのかな?

 

段ボールごとスタッフルームまで持ってきてもらい、調べてみると出水さんの投稿ハガキを発見。
催促だけでビデオはなく、そのハガキは2015年に投稿されたものだった。
ってか、2002年前後に投稿したって言ってたのに、何で全部持ってくるんだよ。
しかも台車に積むのを病み上がりの木勢さんにさせてるし。
男鹿君じゃあ狭くてキツいだろうけど、もっと効率的にできるでしょ。
運び出す直前、レンタルスペース内でラップ音が絶えず鳴り出す。
美濃君が見に行き振り返ると、一瞬だけ奥に黒い女性が立っている。
また、戻る途中で、誰もいなかったはずの曲がり角から女性が顔を覗かせている。
更に、同時刻にスタッフルーム近辺で同様のラップ音が鳴っている。

 

曲がり角の女性、輝度上げると顔見えてるのね。それは意外だった。
にしても、最初のはともかく曲がり角の方は気付かなきゃ。
美濃君もまだまだ修行が必要だな。

 

オリジナルと思われる封筒を発見したが、その中にあるはずのビデオが入っていない。
全部調べると計7通の投稿を発見したが、ビデオが入っているのは2通だけで、どちらも肝心のビデオは抜かれていた。
手紙にはビデオの詳細が書かれていて、オカルト掲示板で入手したという。
陰陽師の末裔が作成したビデオで、八百万の神やご先祖からのパワーを授かれるというものだとか。
だが、出水さんは体調悪化したようで、心霊映像ではないが、これこそが正真正銘の呪いのビデオだと確信しているようだ。
また、ビデオの内容については、前作の警告映像にない部分についても触れられていた。
最後に投稿されていたのが2015年のため、当時演出だった菊池元演出に電話したところで次へ。

 

 

 

<浮気調査>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
友人の彼氏の浮気の証拠を掴む為、友人と隠し撮りした映像。
彼氏が自宅に女性を招く姿を見てしまい、彼氏のスマホを調べたが痕跡が見つからなかったため、現場を抑えようとなって撮ったらしい。
彼氏の自宅前で張り込んでいると、彼氏は1人で帰ってくるのだが、いつの間にか後ろに女性が付いてきている。
車を降りて近付くと、最初は姿が見えなかったが電柱の影から姿を表し、その女が浮気相手だと確信した友人がピンポン連打して家に押しかける。
彼氏が浮気を否定する中、友人がどこに隠したと部屋中を調べていると、クローゼットの中に青白い顔(スタッフ談)が映っているというもの。
ワンパンマンタツマキのデフォルメが入った服じゃね?

 

この映像を証拠として彼氏に見せたところ、この女に心当たりはないという。
事故物件という訳でもなさそうだが、彼氏はこの部屋を引っ越したとか。

 

 

 

<連行>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
飲み会帰りの繁華街で、警察に取り押さえられている男を目撃し撮影した映像。
投稿者の近くに停まったパトカーに連行される際、その様子を間近で見ている血まみれの女が映り込んでいる。
この付近では数年前、ガールズバーで働いていた女性が路上で暴行を受け亡くなっているという。
その犯人がこの男なのだろうか・・・

 

よく気付いたなレベルの短編物。

 

 

 

<縁日>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
カップルが地元の祭りで撮影した映像。
ふと上の方にカメラを向けると、マンションの2階に首を吊ったような人影が映っている。
また、直後の屋台の間のにある電柱から、白目剥いたジジイが現れる。
このマンションかは定かではないが、数年前にこの付近で高齢者が首吊り自殺していたとか。

 

首を吊った人影はマジの可能性もあるやつ。
電柱のジジイは色々と浮いてて余計。
捨て作品が続いてる感ある。

 

 

 

<続・呪いのビデオ 後編>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★★★
菊池元演出は投稿のことを覚えているようで、ビデオ通話で詳細を聞いてみることに。
最初から映像が同封されておらず、電話してみて確認もしたが、結局映像がなかったのでボツにしていたとのこと。
ってか、菊池元演出に聞くの変じゃね?
確実にビデオがあったはずの2002~2003年に演出してた松江元演出か坂本元演出に聞くのが普通でしょ。
なんでこんなに効率悪いことばかりしてるんだ?
その後の「協力してくれませんか?」が本音じゃないかこれ?
菊池元演出は「いや、ただボツにしただけの俺に言われても・・・」って感じで、手伝うとは言ったものの、あまり期待できない感じ。

 

その後、パート106のナレーション収録中に、中村さんにビデオのことを話して見てもらうが、見た覚えはないという。
で、(本来2002年前後に投稿があったことを隠して)菊池演出期に投稿があったと告げると、中村さんが「じゃあ菊池の担当でしょ」という話になり、強力な後ろ盾を得たので再度電話することに。
さすがの菊池元演出も中村さんの強烈な圧に負け、協力することになった(笑)
だから映像が届いてたのは松江演出期か坂本演出期だって!そこまでして菊池元演出にこの案件やらせたいのか!?
それにしてもこの場面、半分騙されているのに自分もパート100で体張ったからと圧かける中村さんと、それを悪い顔しながら時々ニヤける藤本演出の表情が絶妙すぎるwww

 

後日、スタッフ一同で出水さんの所に行くことになり、その車に菊池元演出が合流!
今も住んでいるかわからないが、まずは最後の投稿である2015年当時の住所を訪ねる。
出水さんは住んでおらず、今の住人は8年前からここに住んでいるという。
また、住む前にボヤ騒ぎがあったとか。

 

今度は最初の投稿の住所に行ってみることに。
表札の名字が同じなので、実家である可能性が高い。
出てきたのは出水さんの母親で、家にいるようだが今は話せる状態ではないという。
無理を言って上がらせてもらい、部屋の前まで案内してもらった。
美濃君がドア越しに声がけすると暴れてしまったが、菊池元演出に代わり、苦しんでいるなら協力しますと声をかけると、ドアを開け「菊池さん・・・」「本物・・・」と感動の再会?を果たし、部屋に招かれたwww
出水さん、最近のほん呪は見てないけど、菊池演出期ぐらいまではファンだったんだろうなwww
まぁ俺も同じ状況になったら感動が上回っちゃうだろうが。
かなりキていたようで、部屋には大量の薬や完全自殺マニュアルが転がっている。
ビデオテープは前に住んでいたところのボヤで焼けてしまい、手元にはないようだ。
当時のことを聞いてみると、ボヤの少し前に自身の身に降りかかった怪奇現象を撮影していた。

 

という訳でその映像。
深夜に女性のすすり泣くような声が聞こえ、証拠を押さえるために実況しながら周囲を撮影している。
悲鳴のような声に変わり、キッチンの壁の奥から声が聞こえることを特定すると声が突然止む。
直後に浴室のドアが開く音が聞こえ、行ってみると照明がついており、シャワーも流れている。
シャワーを止めて照明を落とした瞬間、モノクロな女性が現れ、また悲鳴が聞こえる。
この数日後に、この部屋が全焼してしまったようだ
さっきの映像に出てきた女性とはイメージが違う感じ。
メッシュが入っているように見えたりと、恐怖を煽るタイプではない感じ。

 

映像をコピーして配っていたことについて聞くと、ずっと自殺願望を抱えていて、その一環でやっていたという。
どうしようもなくなってしまった出水さんを心配していると、藤本演出が突然「菊池さんって一度、修行されてましたよね?」と滝行のことをイジるwww
藤本演出、パート100ぐらいから目上の人をイジったり利用するの上手くなり過ぎでしょwww
視聴者的には爆笑ポイントだが真剣な話だったようで、修行に行くことになった。

 

これで手詰まりかと思われたが、菊池元演出が出水さんから重要な情報を聞き出す。
オカルト掲示板で知り合った人物に送ってもらった時、VHSは手ぬぐいに巻かれていたとか。
最後に次巻予告。
新情報に新たな登場人が現れ、呪いのビデオの真実に辿り着く。
「25年間、ありがとうございました」←ただの煽りで、終わったりしないよね?

 

 

 

<総評>
★★★★★★★☆☆☆
投稿映像に関しては、坂本演出期~児玉演出期あたりを彷彿とさせるものが多かった。
他シリーズよりはマシだが、合成ブレや輪郭が浮いている映像がいくつかあり、そこが惜しかった。

 

今回はパート76から裏方に回っていた菊池元演出が、約8年ぶりに本編に登場したのが大きな特徴。
その影響があるかは不明だが、約84分と長めであり、メインの比重が多めになっていた。
気になるのは、後半に捨て作品のような単発物が続いたこと。
最近はXXXを見ることの方が多かったから、あっさりし過ぎているような印象を持った。

 

メインに関しては、エピソード的な進展はそれほどないが、シリーズの伝統であるスタッフ同士や投稿者とのやり取りに見所がいくつもあった。
特に菊池元演出勧誘の下りは、パート100を経て腹黒キャラが定着してきた藤本演出ならでは。
無個性だったパート99までと比べると格段に面白くなっており、今では歴代でもトップクラスに好きな演出になった。
シリーズの存続について不穏な空気が流れているが、このまま児玉演出を超える長期演出になるポテンシャルを持っていると思う。