呪われた心霊動画XXX_ZERO 01レビュー

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆
XXXの新シリーズが始動。
前半は悪くないが、後半が嫌がらせとしか思えない。

 

 

 

<ぶくぶくさん>
恐怖度   :★★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★★
不気味さ  :★★
エピソード :★★
2年ほど前から、ぶくぶくさんという霊が出るという公園に関する手紙が届けられていた。
小学1年生ぐらいの背丈に大きな顔と口から泡を吹いているのが特徴で、イラストも届けられていたが、今回ついに映像が届けられた。

 

投稿者は夜に公園の前をジョギングしており、その日は公園からカラカラ音が聞こえ、キックボードがひとりでに動いていたので撮影をした。
(あからさまに浮いている)子供用キックボードを公園の外から撮影していると、動きが止まる。
そこで近付き触ってみると、近くに濡れた跡があり、その奥の木陰からぶくぶくさんが覗き込んでいる。
(木に収まるサイズではないが)木に隠れ、回り込んでみてもいなくなっており、投稿者はその場を後にした。
また、記録はされていないが赤ちゃんの泣き声が聞こえたとか。

 

やっぱり合成臭いし、怪異の造形でインパクトを持たせようとしてる感ある。
とはいえ、前シリーズのトップバッターよりはマシ。

最後にぶくぶくさんに関する情報の募集案内。
バズってないのに宣伝早すぎるぜ。

 

 

 

<家路>
恐怖度   :★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★
不気味さ  :★★★
エピソード :★★★
通っていた高校が統廃合により廃校となり、放送部OBとして荷物整理していたところ見つけたカセットテープ。
ラベルには「キクナ」とだけ書かれていて、それを再生すると間延びした家路のメロディーと知らない女の声が聞こえたという。
その後、投稿者のスマホに謎の動画が入っていて、その時刻はカセットを聞いていた時だった。

 

まずはスマホに入っていた映像。
いつものテープノイズの後に、女子高生が薄暗い原っぱを走りながら撮っているカットが続く。
謎の部屋が一瞬割り込まれたり、立体感ゼロの人物がターンしてるカットがあるが、特にリプレイもなくインタビューに戻る。
解析しなくていいかな?

 

当時、5時でもないのに家路のメロディーが聞こえると、2度と家に帰れなくなるという噂があったようだ。
投稿者は何か大事なものを忘れているような感覚がしているようで、あの映像は何か関係しているのだろうか・・・

 

という訳でカセットテープの音声。
警告付きで、映像とリンクしている可能性があるとか。
家路のメロディーが再生速度をいじりまくったように間延びしている。
また、女子高生が息を切らしながら「ユミちゃん」「助けて」と言っており、何かから逃げている様子。
投稿者の名前は由美であるが、何か関係あるのだろうか・・・

 

どうせなら同時再生してほしかった。
ペラペラ人間は余計だけど、雰囲気はなかなかだったと思う。
ちなみに、謎の部屋はリプレイでも一瞬で終わるけど、DVDのシーン選択のサムネに採用されているのでじっくり見ることができる。
まぁ特に何も見えないが。

 

 

 

<中古車>
恐怖度   :★★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ  :★★
エピソード :★★
中古で買った車のボンネットから鈍い音が2回聞こえ、小動物がいるのかもと思い、ボンネットを開けたが何もいなかった。
3か月後、走行中にボンネットから音が聞こえたため、家に帰った後、ファイバースコープカメラ(胃カメラとかで使うやつ)でボンネットの中を撮影したという。
すると、鳥肌の立つようなものが映っていたとか。

 

という訳でその映像で、カメラの仕様で音は入っていない。
エンジンルームの隙間にカメラを突っ込むと、画面左側からこちらを睨む顔が映っている。
もちろん、顔が入る隙間は全くない。
XXX5「付着物」と同じパターンで、こういう遠近感とか物理サイズを無視した映像は好きじゃない。

 

その車はすぐに引き取ってもらったようで、このことは話さなかったようだ。
おそらく前のオーナーも話しておらず、今もどこかで走っているのかもしれない。

 

 

 

<チブク>
恐怖度   :★★
インパクト :★★
分かりやすさ:★★★
不気味さ  :★★
エピソード :★★
約30分もあるエピソード。
夜の公園で、女性(中村さん)が「取り返しのつかないことをした」「行かなきゃよかった」と後悔している。
すると「チブクって知ってる?」と言い出し、突然何かに怯えて錯乱してしまう。
この映像について、投稿者に話を聞いてみると、中村さんは大学時代の友人で、ノンフィクション作家になるのが夢だったが、3年前に首を吊って亡くなったという。

 

次の映像は中村さんのノートパソコンに入っていた映像で、亡くなる1か月半前に撮影されたもの。
男について行って車に乗り、どこかに行くところを隠し撮りしている。
カメラは服の下に忍ばせているようで、不鮮明な映像が続く。
ノンフィクションの題材として高額バイトに潜入していたようで、男と2人で高速道路に乗り、長時間の移動をしている。
その最中に仕事内容について聞いてみると、変わった掃除のようだが墓参りみたいなものとのこと。
どのような仕事なのだろうか・・・

 

トイレ休憩の際にカメラをセッティングし、鮮明に見えるようになった。
移動する前に男からアイマスクを渡され、場所を知られないようにするためにスマホの電源も切ることになる。
それから約1時間半後、林道に入り、ようやく目的地に辿り着いた。
中村さんの仕事は、林道の先に赤い布の付いた棒がいっぱい刺さった石があるため、そこにポリタンクに入った水をかけるというもの。
男は行くことができないため、ここからは中村さんが1人で行くことに。

 

山道を進むと、石を積み上げた墓のようなものと、缶やぬいぐるみなどのお供え物、その周辺に赤い布が巻かれた木の棒が何本も突き刺さっており、布には何かが書かれている。
石積みに水をかけると、その水は血なのかうっすらと赤みがかっている。
すると不鮮明だが「いす・・・わにて・・・もすか」と聞こえ、早く仕事を終えようと水をかけ、すぐにその場を離れる。

 

戻ってみると男が怒っており、上から電話で隠し撮りしてるということが密告されていた。
もちろん誰もいなかったはずだが・・・
突き飛ばされたことでカメラに異常が発生し、何とか撒くことができたが、このままではどこにいるのかも分からない絶対絶命の状況に。
そのまま脱出しようと谷底へ向かった(本来は頂上を目指すのがセオリーだが、知らなかったのかあえてなのかは不明)。
とりあえず、音はこもっているし、映像は位置ズレや明滅しまくって目に悪いから、こんなの長時間見たくない。

 

休憩をしていると遠くから声が聞こえ、目の前に真っ赤な顔がこちらを睨んでおり、「許さない」と言っている。
そのまま映像は真っ暗になり、やがて終了する。
おぞましいお面をかぶったような感じだけど、短いしリプレイもないから、あまり印象に残らなかった。

 

その後、中村さんが亡くなる少し前に会っており、話したいことがあるということで撮影したのが冒頭の映像。
様子がおかしく錯乱もしてしまったため、今考えてみると遺言だったのかもしれない・・・
最近になって映像を思い出し、チブクについて調べてみると、出産を穢れとして忌む風習のことで、赤不浄とも言い、出産のあった家の者は3~7日、妊婦は75日間もの間、漁や山仕事を禁止されたとか。
中村さんは妊娠していたが、相手は不明だし付き合っている人はいなかったようだ。
また、首を吊る際の結び方が登山用の強固なものであり、山登りの趣味もなかったので他殺の可能性もあると捜査されていたとか。

 

今後、何か分かってくるのかもしれないけど、前シリーズ序盤によくあった、ダラダラと長くて退屈なエピソードという印象が強い。
ちなみに、DVDのシーン選択画面のサムネだと、男の顔にモザイクがない。
ミスなのか狙ってなのかは不明。

 

 

 

<幽霊フィルム>
恐怖度   :★
インパクト :★
分かりやすさ:★
不気味さ  :★
エピソード :ゴミ
これも26分と長めのエピソード。
投稿者は割と知られた社会人映画サークルに所属しており、事務所の倉庫を大掃除したところ、幽霊フィルムと書かれたVHS-Cテープを見つけ、興味本位で見たところ、白黒の映画で、着物の女性が10秒ほど映っている映像がループしていたという。
女性はひたすらループしているが、背後にいる男だけは少しずつ動いており、怖くなって最初の数分しか見なかったようだ。
テープの規格から20分ぐらい続いていると思われるが、その後はどのようになっているのだろうか・・・

 

メンバーが集まってこの映像の話をすると、筆跡から春山さんではないかとのこと。
サイレント映画の収集家で、メンバーともめてサークルを辞めたようで、後の調査で辞めた3か月後に電車のホームから転落して亡くなっていることが分かった。

 

ここで問題の映像。
ラストまで約20分無編集という、死画像版「クニコ」を彷彿させる嫌がらせっぷり。
女性が何か話しながら、前のめりになって元に戻るという約8秒の映像がループしている。
最初は女性だけだったが、前のめりになるところで背後にいる男が少しずつ動いており、モザイクのような顔が見えるようになってくる。
少しずつ近付いているみたいだけど、立体感なさ過ぎだろこいつ。
最後の2回は男が消えるが、その直前だけ異様に黒目が小さい右目が見えている。
また、ラストでバグったようなループが起き、その直後の女性の左目にノイズっぽいものが見える。

 

つまらん。時間の無駄。

 

 

 

<総評>
★★★☆☆☆☆☆☆☆
XXXの新シリーズZEROが始動した。
全体的な構成はほぼ同じで、前シリーズまでの露骨さはないが、関連付けと思われる描写が随所にあった。
今回のメインは「チブク」で、いくつか関連のありそうなものを見つけた。

  • あの石積みはぶくぶくさんを祀っていると思われる
  • ぶくぶくさんが現れた木にロープがかかっている(中村さんが自殺した場所?)
  • 「家路」の音声に赤ちゃんの泣き声っぽいのも聞こえる

そのため、本シリーズのメインになる可能性がある(募集もしたしね)。
最後だけは関連性があまり見えなかったし、今まではほとんどが60分ぐらいだったから、エピソード丸々要らなかったと思う。
ってかこいつのせいで★2つは落としてる。

 

新シリーズ1作目だけど、トップバッターが合成臭すぎたり、約30分のダラダラしたエピソードがあったのが気になる。
また、明滅の激しい映像や約20分のループなど、後半は嫌がらせのような投稿映像が多く、前シリーズまでの悪いところをそのまま引き継いじゃっている感じがある。
タイトルロゴに0が大量追加されていて、「0チャンネル」だの「渦巻き」だのを彷彿とさせる感じなので、現時点では不安の方が大きいかな。