ほんとにあった!呪いのビデオ26レビュー

評価:★★★★★★★★★☆
合成ブレしているものも多いが、全体的にレベルが高い。
個人的に「合唱」は鳥肌モノ。

 

 

バンコク観光>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
タイ・バンコク旅行の際に撮影した映像。
ある寺院の108個の壺(煩悩を表しているらしい)を映していると、その中の1個に白い顔が映っている。
合成ブレしてるし立体感もおかしいしハズレ。

 

 

 

セミナー・キャンプ>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
大学生の投稿者が、夏休みに版画廊のセミナーに参加し撮影した映像。
この山では、過去に殺人事件などが何度も起きているという。
山小屋で参加者達の自己紹介を行なっていると、突然映像が激しく乱れる。
そして、窓の外にこちらを見つめる女性が現れ、その約10秒後に同じ女性が参加者のすぐ後ろまで来ている。
部屋の構造上、約10秒で移動するのは無理とのことで信憑性を高めているが、そもそもの立体感がなさすぎる。
パート18「ビデオレター」のリアルさを減らして怖さを増したような感じ。

 

 

 

<湯灌(ゆかん)>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★★★★
友人カップルとの宅飲みを撮影した映像。
当初は3人にインタビューする予定だったが、友人の彼女が事故に遭ってしまい延期になる。
後日、投稿者だけにインタビューしてみると、まだ意識が戻っていないという。
現場検証によると、ブレーキを踏んだ痕跡がなかったようだ。
どうやら前職が湯灌(死化粧師)だったようで、それが関係しているのではないかとのこと。
という訳で前職の知り合いに話を聞いてみると、交通事故による損傷の激しい遺体を目の当たりにして吐いてしまい、そのまま辞めてしまったようだ。
そして、その2つの事故現場は数十mしか離れていなかった。

 

肝心の映像は、友人の彼女が投稿者にメイクを施していると、テーブルの下に女性(生首?)が転がっている。
当時のデジカメなので解像度は低いが、血まみれで目が潰れているようにも見え不気味。
自分の遺体を見て吐いたことに、恨みを持ってしまったのだろうか・・・

 

 

 

<廃屋の住人>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★★
廃墟探索が趣味の投稿者が、偶然見つけた廃屋を撮影した映像。
押し入れを開けると何かがビニールに覆われており、それをめくり上げると人の形をしたものが布団に覆われている。
さらにその布団をめくり上げてみると、そこにはミイラ化した遺体が横たわっていた!!!
そして、投稿者が慌てて立ち去ろうとすると、出口付近でそのミイラと思われる顔が一瞬映っている。
ぶっちゃけ霊はスローにでもしないと分からないし、めっちゃ合成ブレしている低クオリティー
霊よりも、モザイクなしのミイラ化した遺体の方がインパクトある。

 

ところでこの映像、テレビでも良く紹介されてて、ミイラにモザイクがないことも良くあるけど、テレビってミイラならモザイクいらないのかね?

 

 

 

<オークション>
 エピソード:★★★
今回のメイン。
大学生の投稿者が修了を控え、自宅でお別れ会をしていたという映像。
冷蔵庫に事象が起き、この冷蔵庫がオークションで買った中古品だったので、出処を探ることにした。
販売者のリサイクルショップの店長にインタビューしてみると、同級生(矢川さん)から譲り受けたものだという。
という訳で今度は矢川さんに連絡を取ろうとするが、引っ越していて連絡が付かず、両親も亡くなっていた。
そして、前職の知り合いから話を聞いてみると、妻と子供を亡くしているという。
また、子供が亡くなったのは冷蔵庫の中だったようだ。
色々と繋がってきたところで一旦中断、後編へ続く。

 

 

 

<合唱>
   恐怖度:★★★★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★★★
  不気味さ:★★★★★
 エピソード:★★★★
中学時代の合唱祭の映像。
終了間際の場面で、後段の左から2番目にいる女生徒の後ろに、同じ女生徒が背後霊のように映っている。
事象は投稿者のビデオにのみ起きていて、この女生徒は高校入学直前に病気により亡くなっているという。
また、投稿者はこの女生徒に想いを寄せていたとか。
事象は残像のようにも思えるが、良く見ると微妙に動きが異なっていて、違う歌を歌っているようにも見えて不気味。
ってか、映像自体古くてみんな歪んで見えるし、キーも微妙に合ってない感じでかなり怖い。

 

なぜか知らないけど、筆者は終始鳥肌立ちっぱなしだった(その関係で全ての評価を+1している)。
昔テレビで見た時にトラウマになったのかな。

 

 

 

<シーソー>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
深夜の公園で彼女とデートしながら撮影した映像。
シーソーに乗る彼女をアップで撮影しようとした瞬間、シーソーの反対側に首のない花子さんみたいな女性が映っている。
付近のマンションで誤って転落し、ワイヤーで首を切ってしまった少女がいるということでそれに関連付けているが、ちょっとデカくないか?
まぁ不気味であることは変わりない。

 

 

 

<続・オークション>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★
矢川さんのかつて子供と住んでいたアパートの調査から始まる。
近隣住人によると、怒鳴り声や子供の夜泣きが良く聞こえていて、子供が亡くなった後、警察から虐待がなかったか調査をしていたという。

 

ここで肝心の映像へ。
氷を取りに冷蔵庫へ向かい冷凍室を開けると、逆さになった子供の顔が映っている。
そして、撮影者がこれに気付き、動揺しているのが雰囲気あっていい。
ただこれも、立体感ないし合成ブレしてるんだよなぁ。
全体的にあと一歩といったところ。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ 製作委員会スタッフルーム>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★
最近スタッフルームで、また不可解な現象が起きているということでその紹介。
過去映像として、懐かしの籐屋敷様が登場するぜ!
で、これについて製作委員会はパート24の「ダビング」が関係していると推測する。
児玉、岩澤、菊池は他人に見せてないようで、今後何かあるかもと不安げな感じ。
ちなみに、大谷君はちゃっかり鑑賞会をしていた。やっぱいいキャラしてんなこいつ。

 

ここでスタッフルームに起きた不可解な現象の紹介。
1つ目は、深夜に椅子が引っ張られるようにして倒れ、ロッカーがひとりでに開く。
2つ目は、菊池が窓の外に人の気配を感じ、窓を開けるが誰もいない。そして、スタッフルームを離れた隙に、窓の奥から女性が通りかかる(スタッフルームは3階で、窓の外に通路はない)。
3つ目は、ロッカーの上にある花瓶が勝手に落ちる。
この調子だと、スタッフルーム怪奇現象集だけで1本作れそうだな。

 

この件で身の危険を感じたスタッフは、身の安全が確保できるまで一時的に引っ越しすることにした。
ここで唐突に横田(2代目)が登場。
岩澤が500mLポカリ飲むと同時に、2Lポカリ取り出して飲むのは反則だろwww

 

スタッフルームや特に岩澤に起きた現象、吉田さんのその後はパート27に続く。

 

 

 

<総評>
★★★★★★★★★☆
児玉演出がノリに乗っている時期なのか、1つ1つのエピソードのレベルが高い。
ほとんどのエピソードがテレビで何度も紹介されているというのも、それを裏付けている。
特に筆者個人としては、「合唱」にトラウマがあったのか終始鳥肌立ちっぱなしで、「疾走」「ニューロシス」以来の怖さだった。
本作の欠点は合成ブレ率が高かったこと。
合成ブレしているやつは立体感がないのもセットになるため、そこだけ低クオリティーに感じた。