ほんとにあった!呪いのビデオ48レビュー

評価:★★★★★★★★☆☆
恒例の3部作「死返」の中編。
投稿映像だけのエピソードが多いが、その分取材ありのエピソードは中身が濃厚。

 

 

 

<雨女>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★★
カップルが高速道路のサービスエリアで撮影した映像。
通路脇のテーブルで軽食をとりながら談笑していると、その奥に赤い傘を持った女性がいる。
その十数秒後にはすぐ近くまで来ていて、傘に隠れていた首から上が無い。
そして、いつもの如く数秒カメラが外れた隙にいなくなっていた。
撮影者はこれに気付かなかったようだ。
また、その後高速道路で謎のスリップ事故になり骨折などの重傷を負ってしまった。

 

白飛びしているせいでちょっと分かりにくいのが惜しい。
あと、ナレーションは傘を傾けると言っているが、どう見ても如意棒のように伸びている。
怖さよりも笑いが勝っちゃったエピソード。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ マンションロビー>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
マンションロビーの集合ポストを映した監視カメラの映像。
投稿者の恋人がそのマンションに住んでいたが、行方不明になってしまったため、管理会社に頼み込んで入手したという。
そして、その映像には謎の女と恋人が行方不明になる瞬間を捉えていた。
また、投稿者はその後、謎の女と同じ格好をした恋人が夢に出てきたという。

 

肝心の映像は、恋人が郵便物を取って歩いていると映像にノイズが入り、恋人の背後に顔が真っ暗で上半身しかない半透明の女が現れる。
そして、足まで具現化されたところでまたノイズになり、それに紛れて2人共消えてしまった。
姿勢の問題なのか、幽霊さんのスタイルがメチャクチャで草。
あと、最初にノイズが入った時の、下半分に映っている人物が誰なのか気になる。
怖さについては・・・あっさりし過ぎて怖くはない。

 

 

 

<続・首の家 憑いてくる怨霊>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★★★
パート45の「首の家」に関する追加エピソード。
実は収録される2年前には投稿されていたが、なぜかPCに取り込めなかったり、取り込めてもノイズが入ったりしていたという。
そして、何度もお祓いを行い、1年以上経ってようやく収録できたようだ。

 

今度は投稿者(浜田さん)の恋人(山本さん)から、浜田さんが亡くなったという連絡と新たな投稿映像が送られてきた。
という訳で山本さんに詳しい話を聞くことに。
浜田さんはバイクで峠を走行中、カーブし切れず横転し、首の骨を折って即死したようだ。
また、山本さんは「首の家」のことを知らなかったようで、友達から聞いて声の感じから浜田さんだと知ったという。
一緒に映っていた女性に心当たりはないようだが、男性の方は高校時代の同級生(黒木さん)で、連絡先を教えてもらうことになった。

 

すると、黒木さんも浜田さんの事故後、車を運転して事故に遭い入院していたという。
真相を確かめるために電話したが出ることはなかったため、実家に行ってみることに。
家にはいたが、事故のショックで大学にも通えず、会うこともできない状態だった。
母親によると女性の方は黒木さんの恋人であり、一緒に事故に遭い、半身不随になってしまったという。

 

その1週間後、黒木さんから事故が起きた時の状況について、手紙が送られてきた。
「首の家」の男のような人物が飛び出してきて、それでコントロールを失い事故に遭ったという。
また、投稿映像中に撮影していた写真が同封されていた。
その半数近くは赤い光があり、侵入者に警告をしていたのだろうか・・・

 

肝心の映像は、男女5人で飲み会をしている様子が記録されている。
途中から、浜田さんを映した時だけ映像が途切れ途切れになり、浜田さんの脇腹付近に例の男が映っている。
お前また埋もれてるな。
あと、明らかに浜田さんより前にいるでしょ。
背後からって言うから肩の辺りしか見てなくて、スローのなるまで分からなかったわ。
投稿映像は弱いけど、メインを張れるエピソードの濃さと、製作委員会が収録を決めた後から呪いの連鎖が始まったという新基軸は高評価。

 

ちなみに、川居がこのテープを神社に持って行ったところでエピソードは終了するのだが・・・

 

 

 

<ワカサギ釣り>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
友人らと共にワカサギ釣りに行った際に撮影した映像。
穴を開け、残った氷をかき出していると、湖面にいくつもの顔のようなものが映っている。
かなり薄いし、穴のほうに何かあると思っていたからズームするまで気付かなかった。
ここ数作では珍しい休憩パートといったところ。

 

 

 

<歩道橋の怪>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
大学時代の友人たち(カップル)と再会した際に撮影した映像。
友人の車に乗せてもらい、後部座席から撮影していると、何かにぶつかったような音がして急停車する。
運転者は人が現れたと言うが、車外に出て周囲を見渡しても人がいる気配はない。
勘違いということにして車内に戻ろうとすると、車の天井に仰向けに横たわる男が映っていた。
運転者曰く歩道橋から飛び降りてきたようなので説得力はあるが、その瞬間だけ不自然にカメラを外している点や、男に立体感がなくコラ感が強いのはマイナス。

 

 

 

<友達>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
大学の友人たちと河原でバーベキューしている映像。
談笑をしていると突然、男性を映した映像が割り込まれる。
男性の顔が半分消失したり、首の辺りで映像が切れたりしている他、「死ぬよ たすけて」という声が記録されている。
この男性は高校時代の友人であり、映像はかつて投稿者が撮影したものだという。
そして、この友人はちょうどこの時刻に自殺を図り、そのまま亡くなってしまっていた。
さすがにわざとらし過ぎるな、特に声がクサ過ぎてダメ。

 

 

 

<闇鍋>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★
恋人やバイト先の仲間と闇鍋パーティーを行なっている映像。
投稿者だけナイトモードで撮影しながらなのはズルくないか?
それはともかく、友人の背後から女性がにゅーっと現れ、それに驚いた投稿者は慌てて明かりをつける。
この1週間ほど前に、友人の隣人の女性がリストカットで自殺したという。
まぁありがち。
あと、最初から「どうせ奥に誰かいるんでしょ?」と分かっていたので、身構えていた分怖さ半減だった。

 

 

 

<死返(まかるがえし) 中編>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★★★★
3部作の中編で、前回のあらすじはこんな感じ。

  • お互いを撮影し合っているような投稿映像が送られてきて、その1人である斉木さんが行方不明になってしまった。
  • 斉木さんは派遣モデルをしていて、投稿映像が撮影される数日前に、田沼と名乗る男から仕事を受けていた。
  • 仕事内容については答えてくれなかったが、調査によると儀式めいたもので、投稿映像にもそれが現れていた。
  • 投稿映像は音量注意。特に寝落ちしてるとマジでビビるぞ。

 

行き詰まっていたが、田沼が他のモデル事務所にも同じようなことをしているとにらみ、幅広く問い合わせしたところ、十数件のモデル事務所に同じ名前を使って依頼をしていたことがわかった。
ほとんどの事務所は依頼内容がおかしいと断っていたが、依頼を受けた事務所が見つかり、そこで派遣されたモデル(篠田さん)の知り合いに会うことができた。
やはり、篠田さんは田沼の依頼を受けてから精神的におかしくなり、事務所を突然辞め、連絡が取れなくなったようだ。

 

今度は篠田さんの彼氏の連絡先を入手し電話をしたところ、篠田さんは既に亡くなっていた。
彼氏をスタッフルームに招いて話を聞いたところ、事務所を辞めてすぐに体調を崩して実家に帰り、その後すぐに行方不明になり、廃屋で首吊り自殺していたという。
ここで、篠田さんが亡くなる前日に残していた留守番電話のメッセージ。
そのメッセージは、どこかか弱い感じで「大事な話があるから連絡ちょうだい」と言う内容だった。
また、全編に渡って小さなノイズが入っており、それを拡大したところ、呪文のようなものを唱えているようだった。

 

それと同じ頃、斉木さんの目撃情報が入ってきた。
斉木さんのビデオが投稿された場所と同じ区内であり、目撃者と現場で会うことになった。
すれ違いざまに斉木さんだと分かって声をかけたが反応はなく、角を曲がったところで見失ってしまったようで、周辺住民に尋ねてみても分からない様子だった。

 

それから数日後、篠田さんの彼氏から、篠田さんの実家で謎のテープを見つけたため、こちらへ送られてきた。
中身はミニDVテープで、セロハンテープでぐるぐる巻きにした上で机の奥に隠されていたという。
その映像は、篠田さんが結核病棟の廃墟を探索しているもので、撮影日は篠田さんが実家に帰る直前のものだった。

 

という訳でそこに行こうと思った矢先、川居が交通事故に遭い右足を骨折してしまう。
ちなみにこれは、先の「続・首の家」でテープを神社に持って行った帰りのことである。
なんか不自然なのが入ったと思ったら、これを伏線としてきたか。
という訳で、ピンチヒッター「3代目横田」を呼んだところで肝心の映像。

 

篠田さんが息を荒げたまま、単身で廃墟を探索している様子が記録されている。
廃墟を抜け、フェンスを超えてトンネルを進み、雑木林のような場所に辿り着く。
そこで何かの気配を感じたのか、立ち止まって周囲を撮影していると、木の近くに例の老婆のような人影が現れる。
木と半分同化していて分かり辛いが、やっぱり不気味。
ってかあれだけ息を荒げても進み続け、老婆を見ても悲鳴を上げない篠田さんスゲーわ。

 

最後に、岩澤、菊池、横田の3人が廃墟へ向かったところで終了。
次回完結!

 

 

 

<総評>
★★★★★★★★☆☆
各投稿映像は相変わらず演出過剰で、恐怖度★4以上と思えるのがなかった。
特に「友達」は狙い過ぎてダメだった。
今回はインタビューがなくあっさりしたものが多かったが、その分「続・首の家」や「死返」は内容が充実していて、レビューしがいあった。
前回もそうだけど、3部作は前後編に分けないほうがいいな。
ってか長過ぎない方がいい。
菊池演出以降は1作で30分〜60分とかザラだからな。