ほんとにあった!呪いのビデオ78レビュー

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆
変則2部作「ずっと一緒」だけで約75分あるが虚無。
全体的に登場人物の頭が悪く、見ててイライラする。

 

 

 

<踏切>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★★
YouTuberが霊が出るという噂の踏切で検証している映像。
よく人身事故が起きる場所のようで、近くには墓場がある。
撮れ高ないまましばらく探索していると、線路の向かいにやたら存在が浮いている男が立っていて、オネェみたいな立ち方をしながら手招きしている。
すると仲間が誘われるように線路の方に行き、それを投稿者が止めると、急に電車が通過する。
この存在が事故を招いているのだろうか・・・

 

よく見ると、ブレた際にカットが入っており、映像を繋げているのが分かる。
それを差し引いてもインパクトは十分にあるが、なぜこの大スクープをYouTubeにアップせず製作委員会に投稿したんだ?バカか?
再生数と知名度アップより報酬の方が良かったのか?

 

にしてもこいつ、ほんとに浮きまくってるんだよなぁ。
オネェ立ちとか、光源に対して妙に明るいのとか、影がないのが原因か?
個人的には、「シリーズ監視カメラ いないはずの・・・(パート13)」のあいつの立体化だと思っている。

 

 

 

<獅子舞>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
祭りで行われていた獅子舞を撮影した映像。
2人で獅子舞を表現しているが、途中、3人目の下半身が現れる。
生地が薄く見える。夏服だったりするのかな?

 

事象はもう1つあり、入り口の縁に巨大な顔のようなものが・・・見えない。
獅子か何かが反射してるんじゃないの?

 

 

 

<休日>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
農家である親戚の家に遊びに行き、子ども用のミニバイクで遊んでいる様子を撮影した映像。
女の子がビニールハウス前を通過すると、ビニールハウス内に3人の首を吊っているような人影が現れる。
よく見ると、その前にも男性と思われる人影が映っている。
前の持ち主が無理心中しており、息子は寝室で、大人達は納屋で首を吊っていたとか。

 

正直、クオリティーは低い。
何より、ビニールハウスの中にいるはずなのに、ビニール越しでない母親と濁り方が一緒で、特に息子?はビニールに貼り付いてる感ある。

 

それよりも、ミニバイクが時速10kmぐらい出てるな。見ててヒヤヒヤする。
特に、リプレイ直前に道路の目の前まで進んじゃって、止まった数秒後に車が通過するところとか、菊池枠感がある。

 

 

 

<続・ずっと一緒 前編>
 エピソード:★
まずは前回のあらすじと言いたいところだが、前回の内容は7割ぐらい無関係のため、必要な部分だけを抜粋。

  • 投稿者(めぐみさん)の親友である沙那恵さんが、(特に左目の周りに)アザのようなものが浮かび上がる事象に見舞われた。
  • 沙那恵さんは彼氏の浮気が原因で鬱を発症し、浮気相手による嫌がらせを受けたことで引きこもるようになった。
  • 自宅では薬剤師の兄と一緒に住んでいて、兄が買い出しや薬の投与を行い、少しずつ元気を取り戻している。
  • そして、いつの間にか兄と共に実家に帰った。
  • だが、その兄は赤の他人で、実家というのもどこなのか分かっていない。

 

まずは、前回の投稿映像の続き。
めぐみさんが沙那恵さんの部屋で撮影した映像。
肝試しの映像を見せると、また発作を起こし寝込んでしまう。
すかさず自称兄が駆け付け、薬と水を与え、少しずつ落ち着いていく様子が記録されていた。
この映像の中に処方箋が映っており、薬局名を特定したスタッフが行ってみたところ、自称兄の名は滋直というようだ。

 

再びめぐみさんがスタッフルームにやってきた。
沙那恵さんの現在地を特定したという。
前回からそうだったけど、めぐみさん有能すぎひん?モブ3人(舞木、大力、山本屋)よりはるかに仕事してるぞ。
また、そこの表札は滋直さんの名字とも異なるようだ。
という訳で、めぐみさんと共にその家に行ってみることに。
カメラNG、めぐみさんだけOKとなり沙那恵さんと立ち話をするのだが、「そっとしておいてほしい」と言われ、意気消沈&半泣きで戻ってきた。

 

後日、滋直さんが川居と2人ならと取材に答えてくれた。
家主夫妻とは血の繋がりはないが、4人の疑似家族としてうまくやっているようだ。
この状態を希望したのは沙那恵さんであり、めぐみさん含めて大学のことを思い出したくないため、そっとしておいてほしいという。

 

滋直さんの素性についてプロに頼んだところ、実家の連絡先を入手し、母親に話を聞くことができた。
滋直さんは高校卒業と同時に家を離れ、連絡が取れなくなっていたという。
家は裕福ではなく、父親は過労による居眠り運転で亡くなっていた。
また、京子ちゃんという妹がいて、幼い内に亡くなってしまったようだ。
京子ちゃんは生まれつき、左目の周りにアザのようなものがあり、滋直さんはそれを治したいという思いから医学の道に進んだという。
写真はほとんど残っていなかったが、滋直さんが撮影したVHSテープは残っており見せてもらった。

 

その映像に事象らしきものはないが、京子ちゃんの左目の周りに大きなアザがあり、沙那恵さんに起きた事象とほぼ同じ位置だということが分かる。
京子ちゃんはその後、少しずつ学校に通ったり友達と遊んだりしていたが、非常階段から落ちて亡くなってしまったようだ。
その一件から母親と亀裂が生じ、妹の遺骨を墓に納めず持っていってしまったという。
事象の正体は京子ちゃんでほぼ確定、後はなぜ沙那恵さんに起きたのかってところか。

 

スタッフ一同が集結し、取材を続けるか会議することに。
調査を続けたい派の山本屋と舞木に対し、沙那恵さんを傷つけてしまわないかと慎重派の川居。
グダグダ会議の末、川居が独断で取材中止を決定したところで次へ。

 

 

 

<ゆれる>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
女子高生3人が公園で遊んでいる様子を撮影した映像。
スマホで撮影していたみーちゃんが最近、交通事故で亡くなっているという。
ここで、ふーちゃん(団子)が「元気でした・・・」と言った直後にカメラが引くのだが、大塚の奥の方に同じ制服を着た子が立っている。
これがみーちゃんなのだろうか・・・1度しかカメラ向かないので簡単に自演できるけど。

 

肝心の映像は、昼間から動画を撮りながら公園で遊んでいる。
何時間遊んだのか分からないが、辺りが真っ暗になり、他に誰もいなくなっても飽き足らず動画を撮っていると、ブランコが1つだけ動いていることに気付く。
そこで、みーちゃんがスマホで撮りながらブランコに近付く。
2人が見守る中、みーちゃんがブランコを止めるが、少しすると再び動き出す。
怖がりながらも再度止め、上を映した後カメラを下に向けると子どもが乗っていて目が合い、一瞬の隙にいなくなっている。
この時、タブレットで撮っていたわーちゃん(勝手に命名)の映像に子供は映っていなかった。

 

この映像、評判いいんだけど個人的にはダメだな。
事象そのものはいいんだけど、過去イチレベルで舞台が整いすぎている。
ブランコが揺れてる時点でオチが丸分かりなのに、そこからブランコを止める→また動く→また止める→わざとらしく上向ける→下向けてようやく本命で、時間にして90秒近くもオチを待たされた。
とはいえ、その後ブランコがはしゃいでいるレベルで激しく動くのは好き。
仏頂面だったけど、お茶目な子なんだな。

 

ところで、鉄棒のカットでブランコで遊ぶ4人目がいるけど、あの子は何者なんだろう?
偶然ぼっちで映ってた子で、インタビュー中の人影もあの子だったりするのだろうか・・・

 

 

 

<シリーズ監視カメラ 中古車>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
庭先に止めている車を映した監視カメラの映像。
柵のない庭先だからか、深夜1時頃になるとクラクションを鳴らされるなどのイタズラに悩んでいたという。
そこで、監視カメラを設置し、本人も待機してたようだ。

 

肝心の映像は、AM1:05になると同時にクラクションが鳴り、男がハンドルにもたれかかるように浮かび上がる。
投稿者が急いで駆けつけると音は止み、男も姿を消すのであった。
まぁ大したことはない、ってかクラクションうるせぇ!

 

この車は中古車で、販売会社は購入して間もなく倒産し、詳細は分からないとのこと。
まぁ事故車を掴まされたと言ったところか。
その後お祓いをしてもらい、この車は売り払ったという。

 

 

 

<排水溝>
   恐怖度:★★★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★
浴室で奇妙な音が鳴り、その原因を探るために撮影した映像。
投稿者は当時家出していて、いわゆる神待ちをしており、泊めてもらったおっさんの家での出来事だという。
家主のおっさんには古い家だから気にしないでと言われていたが、決まった時間に鳴っていたので気になっていたとのこと。

 

という訳でその映像。
こもった音で、何かを引っ掻くようなカリカリ音が響き渡っている。
浴室の排水口から聞こえることに気付いた投稿者は蓋を取り、中を撮影する。
すると、髪の毛で詰まりかけた排水口から女性の手のようなものが見え、パイプをカリカリ鳴らしている。
それに気付いてこの場を離れようとすると、浴槽のすみに女の生首と思われるものが転がっていて、一瞬で姿を消す。
生首は正直余計。
あと、サイズに疑問が残る。
直径目測4cmあるかどうかのパイプに手が入るか?
とはいえ、鳴り続けるカリカリ音や、排水溝の中という通常ではあり得ない場所に起きた事象など、インパクトは抜群で本作随一の完成度。

 

ここで終わればいいのだが、投稿者のインタビューに戻る。
当時の投稿者は高校生で、神待ち依頼1件に対して色々な人が名乗り出たことについて、友達に言われて初めてヤバいと思ったみたいなことを言い出すのだが・・・何言ってんだこのバカ女、お前の頭が1番ヤバいわ。
こいつみたいなバカ女が自分から援○しておきながら、将来「私は買われた」とか言い出すんだろうなと思ったらなんか萎えた。
今回、全体的にバカ多すぎないか?

 

 

 

<続・ずっと一緒 後編>
 エピソード:ゴミ
寒ちゃんの家に滋直さんが来たということで、寒ちゃん家に行ってみることに。
チャイムを鳴らすが反応がない・・・と思ったら鍵を開け部屋の奥にいる寒ちゃん。
かなり不機嫌なようで、パート75に自宅が映っていたことで自宅が特定されたのではと言い出す。
寒ちゃん、あんたもバカか?室内しか映っていなかったのにどうやって特定するんだよ。
結局、沙那恵さんに名刺を渡しており、それで特定されたのではとのこと。
・・・いや、それもおかしいだろ。普通、名刺に自宅の住所載せないって。
多分出待ちされてたんだよ。気付いて寒ちゃん!

 

滋直さんの行動について手がかりがないか、めぐみさんに聞いてみた。
沙那恵さんの母親は娘の近況について知らなかったようで、夫とは離婚しているため、めぐみさんが同伴してあの家に行き、沙那恵さんを連れ帰ったようだ。
相変わらずの行動力だな。福田演出2期の演出補4人分ぐらい活躍してないか?
そして相変わらず撮影もしていたようで、沙那恵さんは帰るのを嫌がるが、めぐみさんと実の母親が食い下がり、仮の両親も名残惜しそうだが本当の親の元に行くことを後押ししたことで、帰ることになった。
その後メンタルクリニックに連れて行ったようで、洗脳されている可能性があるという。
また、沙那恵さんがよく飲んでいた薬について調べてみると、それは薬ではなく骨だった。
・・・滋直クロ確だな。おそらく妹を同化させるためにそのようなことをしていたのだろう。
沙那恵さんがターゲットになったのは、メンタルやられてて洗脳しやすかったのと、(彼氏いたけど)○女っぽいってところか。
そして、めぐみさんによって引き離されたから、今度は同じく散々な目に遭いまくり、○女確定の寒ちゃんを次のターゲットにしたってところだな。
でも寒ちゃんはメンタル強いぞ。相手を間違えたな。

 

滋直との連絡手段が途絶えたため、仮の両親(所夫妻)に話を聞くことに。
滋直は最近家に帰っていないという。
所夫妻は息子を亡くしており、滋直と薬局で知り合い、一緒に食事をする内に家族のように可愛がっていったようだ。
尚、滋直は両親を亡くしていると言っていた模様。母親かわいそうに。

 

ここでスタッフが再び集結し、取材を続けるか会議することになったのだが・・・これが約10分と長い。
川居は疑似家族を引き離してしまったことを後悔していたようで、川居だけは滋直と何回か連絡を取っており、沙那恵さんと滋直を会わせないかと提案するのだが、みんな黙ってしまう(寒ちゃんだけはさっさと終われムード)。
正直、川居の言ってることは全く賛同できん。
弱っているところに甘い言葉をかけて心を開かせ、あくまで自分の意思でやっていると思わせながら自分の目的を果たさせる、こんなの洗脳の初歩もいいところだぞ。
骨を飲ませたことで、京子ちゃんの霊が出たり同じ場所にアザが浮かんだりしたってことは、ある程度計画が上手く行っていた証拠だ。
引き離された後に、川居と連絡取れておきながら寒ちゃんに執拗に会おうとしたのも、寒ちゃんを次のターゲットにしたことでほぼ確定じゃないか。
舞木、自称常識のない女だろ?川居が迷走しているのは明白なんだから、上司だろうがビシッと言ってやれ。じゃなきゃ大塚にポジション取られて空気のままだぞ。
大塚、お前の非常識が初めて役に立つかもしれない時だぞ?今までの非常識をチャラにしてやるから何か言ってくれ。
寒ちゃん、滋直のこと生理的に無理、○ねぐらい言っていいよ(笑)

 

ちなみに、直後の場面でインターホンに映る滋直の姿が記録されているが、数秒だけ例のアザが浮かび上がっている。が、当然スルー。

 

結局、滋直は毎日のように寒ちゃん宅に来ているため、スタッフは外で監視しながら、寒ちゃんに出迎えさせることに・・・家に入れるの?寒ちゃん断ってもいいんだよ?
案の定滋直が来たため、取材という形で出迎える寒ちゃん。
ここで寒ちゃん宅が色々と映るんだけど、棚に飾られた大量のCDや電子ドラム、(男っ気のない)衣装棚など、寒ちゃんファン歓喜のサービスシーンとなっている。
それはともかく、滋直がここに来た目的は、沙那恵さんの兄として一緒にいるという約束を果たせなかったことを謝りたいという内容だった。
ダウト1:寒ちゃんじゃなきゃいけない理由がない。川居に言えばいいじゃん。
遺骨を飲ませてた件については、当初は自分が飲んでいたが、沙那恵さんが京子ちゃんの代わりになりたいと言い、自ら飲みだしたとか。
ダウト2:典型的な洗脳と誘導乙。
沙那恵さんのことを当初は京子ちゃんの代わりのように思っていたが、次第に沙那恵という新しい妹になっていった。そして、京子ちゃんと「守る、病気も治す、ずっと一緒にいる」という約束をしていたが、それが果たせなかったこと、京子ちゃんのことを少しずつ忘れかけている自分に気付き怖くなったという。
ダウト3:やってることと釣り合ってない。めぐみさんが実の母親連れて来なかったらそのまま同化させる気マンマンだったろ。
完全にクロ確だな。めぐみさんがいなかったらどうなっていたことか。

 

その後、滋直は沙那恵さんへのメッセージを残して所夫妻の元に帰り、この騒動は終わったかと思われた。
が、滋直は遺骨を全部飲もうとして倒れてしまい、今も意識がないようだ。
現場付近にはメモがあり、その内容はひたすら「ごめんなさい」と書かれていたとか。

 

最後に、京子ちゃんが映っている映像。
例え死んでも、生まれ変わってでもずっと一緒だと誓う滋直の姿が映っていた。
ラストに露骨なノイズが入り、その中に滋直っぽい顔があるけど、これは隠し事象なのか?まぁ残像かもしれないが。

 

 


<総評>
★★★☆☆☆☆☆☆☆
投稿映像の「事象」だけなら福田演出2期の中で一番インパクトがあると思う。
だが、テンポや間がおろそかになっているエピソードが多く、登場人物全般の頭の悪さも気になる。
岩澤演出が斬新さと派手さに傾倒してドツボにハマっていた、パート53~54みたいな雰囲気を感じた。

 

本作は劇場版をも超える最長の収録時間となっており、特にメインだけで75分近くあるのだが、その内容は一言で言えば虚無だった。
そもそも、前回の時点で最高の滑り出しからそれが全て崩壊し、疑似家族という変なのがテーマとなってしまったのが問題。
厳密には隠し事象があるとはいえ、表向きには心霊現象なしの変なヒューマンドラマを75分も見たいと思うか?

 

また、川居が明らかに迷走していたのが大きくマイナス。
これまでのキャリアを経てついに演出まで上り詰めたが、川居の立ち位置はほとんど変わっておらず、重圧だけがのしかかっているように感じた。
せめて誰かが指摘してくれればいいが、福田演出は相変わらず任せっきりだし、演出補も非常識組が丸くなり、反論できたのが新人の山本屋ぐらいなのが痛い。
今の川居に1番必要なのは案外、阿草なのかもな。

 

最後に、滋直を妹が映っている映像は何年前に撮ったものか不明だが、VHSであることから10年ぐらいは前だと思われる。
その割には、現在の滋直とあまり容姿が変わっていないという疑問が残るので、その理由を考察してみた。

 

パッと思いついたのは、滋直が妹と同化していたという説。
当初は自分が遺骨を飲んでいたという証言や、アザが浮かび上がったことを考えると、最初は滋直が妹と同化していて、一種の不老状態になっていた可能性がある。
沙那恵さんをターゲットにしたのは、滋直と同化するよりも自分と似ている女性と同化した方が生前の関係に近付けるというメリットや、それ以上の関係になろうとした可能性がある。
その後、途中までは上手くいったが引き離された上に、滋直は一時的に同化が解除されたことで、少しずつ沙那恵さんを新しい妹と思うようになるという、どっち付かずな状態となってしまった。
そして、寒ちゃんを新たなターゲットにしようとしたが、当然ながら失敗に終わったため、タイムリミットが近づいた京子ちゃんは最終手段として滋直と無理矢理同化し直そうとした or 心中しようとして、遺骨のイッキ飲みをしたのではないか。

 

とまじめに考察したが、全部嘘、ヤラセだったのではないかというのが正直なところ(それを言ったらほん呪自体が・・・となるが、あくまで本エピソードに関しての話)。
そもそも、今回のエピソードは「嘘」や「偽」が多すぎる。
発端となった神社の曰くは嘘だったし、沙那恵さんの彼氏は浮気を否定していたが、やっていることは明らかに浮気なので嘘の可能性が高い。
川居が眼帯したかと思ったらすぐに外すし、大塚は言うまでもない。
沙那恵さんは偽りの家族のもとで過ごしていたし、何より、滋直の喋り方がうさん臭すぎる。
ほん呪を評価するうえで「劇団員」とは言いたくないし、言ってる奴には「マウント取ったつもりかよ」と冷めた目で見るタイプなのだが、こいつだけは大根すぎて、大塚同様すべてが嘘にしか見えなかった。