投稿されてきた!呪いの心霊映像2レビュー

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆
ほん呪の丸パクり感満載なシリーズの2作目。
ほとんどの映像が「悪くはない」止まり。

 

 

 

オフィスビルの屋上>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
オフィスビルの屋上に設置された監視カメラの映像。
主に喫煙や歓談に使用されており、男性が喫煙をしていると、階段を上りドアの前に立つ女性の人影が見える。
男性が戻ろうとドアを開けると、ドアの向こうに女性はいなかった。
このビルでは昔、女性の飛び降り自殺があったとか。
王道中の王道で、「悪くはない」1本。

 

 

 

<トンネル>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
大学生の男2人が四国旅行した際の映像。
トンネルで不可思議な映像が撮れたようで、撮影者が調査したところ、多くの山を切り開いてトンネルにしていたようだが、中国人や朝鮮人が危険な工事によって何人も亡くなっているという。

 

肝心の映像は、山道にある数十m程度のトンネルに入る際、ブロックノイズに紛れて人の目が現れる。
まばたきしているものもありインパクトは強いが、リアルさは低い。

 

 

 

<不動産物件>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
投稿者夫婦が物件探しの際に撮影していた映像。
一通り見て回った後、妻の背後の暗がりに女の子のような顔がある。
停止するまで左上半身にしか見えてなくて、ズームしてやっと分かった。
これも「悪くはない」1本。

 

 

 

<就職祝い>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★
アルバイト先の同僚(土屋さん)の就職が決まり、就職祝いにサプライズパーティーしている映像。
土屋さんの彼女に合鍵をもらい、準備していたようだ。
土屋さんは就職により引っ越したようで、連絡先を教えてもらい話を聞くことに。
引っ越しの理由はマンション建設のための立ち退きだったという。
ちなみに、映像を見たことはなかったようだが、スタッフの手により映像が送られた。
連絡先を教えてもらった他の2人からは大した情報が得られず、撮影場所は更地となっており、工事着手の気配もない。
特に事件事故があるわけでもなく、調査は無駄に終わるかと思われたが、土屋さんから突然連絡がきた。
どうやら彼女はバツイチで子供もいたようで、そのことを知らなくて大喧嘩し別れたという。
また、その子どもは事故で亡くなっていた。

 

肝心の映像は、土屋さんが駅に着き、照明を落としてサプライズのために隠れる。
鍵を開ける音がした辺りから幼子の泣き声が聞こえ始め、投稿者はビビりながらサプライズ登場するのであった。
また、泣き声が聞こえる直前、わずかに開いた戸の隙間から幼子が覗いている。
投稿映像単体は結構いいが、インタビューや調査は8割ぐらい意味がなく、17分かけてやる内容ではない。

 

 

 

<韓国旅行>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
大学サークルの友達らと、韓国旅行に行った際に撮影した映像。
ショーウインドウに反射した友人に、肩をかけるような黒い手が映っている。
相変わらずの「悪くはない」1本。

 

 

 

<卒業旅行>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
高校卒業後に仲のいい同級生と旅行に行き、旅館で撮影した映像。
布団を敷き、寝る前に談笑をしていると、ブラウン管に首を吊っているような人影が映り込んでいる。
この旅館は既に閉館しているとか。
どう見ても、ブラウン管をメインに8秒ぐらい映しているのに気付かないという鈍感っぷり。
4つ目の「悪くはない」エピソード。

 

 

 

<弾き語り>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
動画サイトにアップするため、自室で弾き語りをしている映像。
昔、路上ライブをしていたころにファンの女性がストーカー化し、ライブハウスに現れるだけでなく、自宅に手紙が届くようになったという。
それを苦に音楽活動を休止し、彼女の家に居候していたところ、ストーカーが自宅で亡くなっており、大量の手紙や壁の落書きが見つかったようだ。

 

肝心の映像は、弾き語りの終盤に映像がループ状態となり、その間隔が短くなっていく。
その中に数回、半透明の女性が現れる。
投稿者に被っていて分かりにくいが、口を大きく開けているように見える。
ループのタイミングが良すぎて、そういうMAD動画なのかと思った。
最後にビビらせようとするのはやめい!

 

 

 

ビデオチャットの呪い>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★★
今回のメイン。
単身赴任中の夫とビデオチャットしている映像。
今まで何度もビデオチャットしているが、問題の映像が撮れた日は結婚記念日だったという。
また、その1週間前に差出人不明の封筒が来て、中には御札があったようだ。
これをもらい、四国にいる祈祷師に鑑定してもらったところ、女性による呪術目的の御札であり、映像に映っているのは女性の生霊である可能性が高いという。
さらに、拝み屋(祈祷師や呪術師のこと)に依頼して作られた可能性が高く、そのままでは危険なため呪詛返し(呪い返すこと)を勧められた。過激派だなアンタ。
急いで連絡したが応答はなく、後日、投稿者と生まれたばかりの息子がバルコニーから転落し、亡くなってしまった。

 

その後もスタッフが調査すると、御札の出処と思われる呪い代行サイトを発見した。
という訳で電話をするのだが、最初から正体を名乗ったことで怪しまれたか、ロクな返事をもらえず切られてしまった。
撮れ高がなかったので、今回の件とは一切関係のない別の代行業者から話を聞くことに。
呪いたい相手が専業主婦の場合、大抵は夫の浮気相手だという。
特に単身赴任中は危険なようで、現地で女を作ってしまったのだろうか・・・
ちなみに、割と儲かっているのか、1日10件ぐらいは依頼が来るとか。

 

肝心の映像は、夫と話し中に、ベッドの奥から女性の顔が覗かせる。
投稿者がこれに気付き指摘するが、夫が振り向く際に影になり、そのまま消えてしまった。
夫の振り向き方がわざとらしく、実際に人がいた可能性がある。
とはいえ、ほん呪で言うところのパート20番台みたいな雰囲気でいい感じ。

 

夫へのインタビューはできませんでしたで終了。
ほん呪をパクるなら、単身赴任先に突撃ぐらいの行動力を見せてもらいたいが・・・

 

 

 

<総評>
★★★★☆☆☆☆☆☆
前作から引き続き、ほん呪のパクリ感満載な作品。
当時のほん呪は児玉演出から岩澤演出にバトンタッチする辺りなのに対し、本作は20番台ぐらいの雰囲気があり、一昔前のほん呪を見ている気分を味わえる。
とはいえ、当時の地味目の作品を寄せ集めたって感じで、4/8が「悪くはない」止まりであり、前作同様、劣化ほん呪感は否めない。
特に、取材の無駄が多すぎることが気になった。
ちなみに、本作のナレーターは女性スタッフの金森さんと思われる。
機械音声っぽいのよりはずっと良くなった。