<担当作品>
パート90 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
特恐編 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
パート91 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆ |
パート92 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
パート93 | ★★★★☆☆☆☆☆☆ |
パート94 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
★平均:3.7
<評価・感想>
ほん呪のような長寿かつ監督が頻繁に替わるシリーズでは、「○○監督の頃は良かった」とか「○○監督からクオリティーが落ちた」という批判はつきものだ。
よく槍玉に挙げられるのは菊池演出期だが、さかのぼれば岩澤演出初期や児玉演出初期も同じようなことを言われていたし、坂本演出期でさえ初期と比べてリアルさがなくなったという意見もあるので、避けられない批判なのだろう。
そもそも、菊池演出期は何だかんだ魅力があるし、その後のパート71(福田・寺内演出1作目)で持ち直したと言われたが、すぐに下降していった。
そしてKANEDAによってシリーズとしてのプライドがズタズタにされた訳だが、オミさん演出期ではどうなっただろうか?
結論としては、投稿映像のクオリティーが著しく下がった。
それこそ、若本規夫や戸松遥にクソみたいなナレーションをさせていたクソバラエティー*1レベルだったり、鼻で笑うレベルのクソ出オチが何本もあり、派手になっただけのVer.X(ボツ)と言われても納得できるレベルだった。
特に「ハイキング(特恐編)」「金神 前篇(パート91)」「首長(パート91)」はやっつけで作ったのか?ってレベルのクソコラであり、それを指摘しない他のレビュアーさんは忖度してるのか?と思ったほど。
パート92からは菊池、藤本が演出協力に加わったのと、オミさん自身が多少腕を上げたのである程度マシになったが、クソ出オチ以外でビクってなるレベルの投稿映像はほとんどなかった。
メインに関しては、「子供用カメラ(パート90)」は考察の余地が多く、オミさん期の中では一番良かった(筆者が勝手に深読みしまくっているだけだが)。
次の「トンネルの先(特恐編)」は外伝的立ち位置の作品というのもあり、(退屈だったが)試みとしては悪くなかったと思う。
パート91~93のメインは、単純にあまり魅力がなかった。
完全に守りに入っており、ただ調査をこなしているだけって感じで恐怖を描く意思を感じない。
パート94の「続・おまじない」では退屈だった前編(パート92)から格段に面白くなり、対象や依頼者、そして視聴者までに呪いを振りかけた代行業者との直接対決を目前にして終了という絶妙な引きだったが、まさかここで完結してしまうとは・・・
「おまじない」を最後まで描けてたら評価は一変したかもな。
<おすすめ>
・パート90「子供用カメラ」
子供用カメラや由紀ちゃんに起きた様々な現象の考察が捗る。
・パート90「団欒」
クソ出オチだが、心臓バクバク言わせながら鼻で笑うという新感覚を味わえる。
・パート94「続・おまじない」
リスカ女にイラつくが、単体ではかなり盛り上がりを見せ、絶妙な引きで終了する。
これで打ち切りなのはもったいない。
<主なスタッフ・出演者>
・中村義洋
シリーズおなじみのナレーター。
テロップが多く、存在感薄目。
・マキタカズオミ
11代目演出で、通称雑コラ職人(筆者が勝手に命名)。
「ちょっと」が口癖な草食系かと思いきや、意外と武闘派。
・江原大介
オミさんにタメ口な演出補。
ボソボソ声の多い演出補達の中では圧倒的に聞き取りやすかった。
もうちょっとで覚醒しそうだったが、残念ながらフェードアウト。
・中村真沙海
金髪の女性演出補。
リスカ女に対して不快感丸出しだった。
・久木香里奈
投稿者かその関係者で、スタッフにお祓いを勧められた縁で演出補になった。
かなり純粋な感じで、リスカ女とも意外と仲良くやれそうだった。
・平山真好
パート90と91に登場した女性演出補。
よく映るがセリフは少なめ。
・高橋龍斗
子供用カメラのメーカーに対し、勝手に撮影されたり変な映像が記録されることはあるかという、ほん呪史上最もバカな質問をした。
*1:映っちゃった映像GPのこと