1年前に、遊戯王真デュエルモンスターズ~封印されし記憶~のポケットステーションで強力なカードを入手するためのツール:チートリモコンを製作記事を作成した。
今回は、チートリモコンの設計を見直し、小型で操作性を向上したLite版を製作する。
<初代チートリモコン>
・概要編
<チートリモコンLite>
・回路図編
・基板製作編 ←いまここ
前回の記事でブレッドボードに組んで動作も確認したので完成でも良かったが、ロータリースイッチの差し込みが甘く、動かしにくかったり外れたりしていたため、基板にしっかりと実装することにした。
回路図は以前のものとほぼ同じだが、電圧平滑化用の電解コンデンサと通電確認用のLEDを追加している。
基板のレイアウトはこちら。
プログラミングのしやすさで回路を決めたため、ロータリースイッチ周りの配線がかなり複雑になっている。
これでも、ユニバーサル基板で7セグメントLEDの配線するよりは楽。
昔作った温湿度計で、2個の7セグメントLEDを配線したときは大変だった。
実際に配線したものはこちら。
裏面の配線は複雑だけど、エナメル線を使ったおかげで見た目は悪くないと思う。
これがビニール線だったら悲惨だっただろうな。
動作確認のためにブルーアイズを入手してみた。
ばっちり入手できたし、他も入手できたので大丈夫そう。
基板に実装してみて分かったのは、初代と比較するとつまみが重いというデメリットはあるが、チャタリングを気にしなくてよくなったし、手触りでコードが分かるので手元を見なくても操作しやすくなった。
また、初代は電源を切るとコードが初期化されるので、前回どこまで進めたのかをメモしていたが、ロータリースイッチなのでどこまで進めたかが分かるようになっている。
もう総当たりをする必要はないけど、最初からこっちを作っていたら効率がだいぶ違っただろうな。
新旧チートリモコンを比較してみる。
基板サイズは半分で、重量も初代が70gに対しLiteはたったの24g。
製作費用も、初代は半導体不足や円安などによる値上げ前で約2000円かかったのに対し、Liteは値上げ後でも1000円ぐらいに抑えることができた。
最後に、初代はそれなりにアクセスがあったが、作ってみたという報告や記事は特に見つからなかった。
今回のLite版で手軽に作れるようになったので、今度こそ作ってみたという人が現れて、封印されし記憶の神ゲーっぷりを広められたらいいな。
・・・PICマイコン使ってる時点でハードル高くて誰も真似しないって!??
Arduinoでも作ってやったぞ!!!
(配線やスケッチはまた今度!)