呪いの心霊映像シリーズ総評

 

<作品>

パート1 ★★★★★☆☆☆☆☆
パート2 ★★★★☆☆☆☆☆☆
パート3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
パート4 ★★★★★☆☆☆☆☆
パート5 ★★★★★★★☆☆☆
パート6 ★★★★★★☆☆☆☆
パート7 ★★★★★☆☆☆☆☆
パート8 ★★★★★☆☆☆☆☆

平均5.0

 


<評価・感想>
本シリーズを一言で言うなら「一昔前のほん呪」だった。
インパクト重視の3作目以外は全体的に福田演出期~児玉演出前期ぐらいの雰囲気があり、菊池が監督を務めたラスト2作も、後にほん呪で演出したときより落ち着いた作風となっている。
それが理由で短命だったと思われるが、ほん呪も作風が変わってきているし、他シリーズはやりすぎなのか超地味なのかの2択といった感じなので、本シリーズはある意味貴重であり、もっと続いてほしかった。

 

投稿映像については、各作派手なのか1~2本あるぐらいで、全体的には地味なのが多かった。
だが、決してクオリティーが低い訳ではなく、筆者が好みの王道系が多かったため、本シリーズに関しては地味系>派手系だと思っている。
というより、本シリーズの派手なのはふざけているか、どこかシュールなのばかりで、そこはほん呪より明確に劣っていたかな。

 

メインや検証については、丁寧さと他が地味(誉め言葉)なのが多い関係で見どころが多く、見ていて楽しかった。
まぁ1作目は肝心の映像がふざけてたり、投稿者があの人だったりと残念だったが。
何気に、シュールな笑いもほん呪から継承されており、特に6の「違うものを見ている」はほん呪のエピソードと言われても違和感ないほど。
また、吉田さんまではいかないが、○○○○系は面白かった。

 

 

 

<おすすめ>
・パート1「樹海の洞窟」
地味ながら隠し事象があり良作。

 

・パート5「ダウンロード」
全体的に不気味。
エピソードも本シリーズらしく丁寧。

 

・パート5「話し相手」
久しぶりの見てて楽しい○○○○系。
かつての白石監督作品を彷彿とされる。

 

・パート6「違うものを見ている」
エピソードが秀逸で、ほん呪系のシュールギャグが炸裂。
事象はよく見ると笑える。

 

・パート7「ラジコン」
動きながら異世界に飛ばされるという斬新映像。

 

・パート8「肖像画
ほん呪でいうところの菊池演出初期感あるエピソード。
この頃の方がキレがあった!?

 

 

 

<主なスタッフ・登場人物>
・佐々木良夫
1~4までの監督。
基本的にほん呪のパクリだったが、3でふざけた。

 

・三上丈太郎
5~6までの監督。
個人的に一番好み。

 

・菊池宣秀
7~8まで監督を務めた、ほん呪の名物演出補。
ほん呪パート51での失態により滝行(笑)をしていたはずだが!?
何気に、狂気を武器にする前の菊池演出期より好みだったりする。

 

・初代ナレーター
機械音声?

 

・金森啓子
1~3に登場した演出補。
2~8のナレーターと思われる。

 

犬童一利
1~4に登場した演出補。
3の「ひとりかくれんぼ」にて、交渉材料の人形をタダで取られるヘマをした。

 

・太田仁志
5~6に登場した演出補。
6の「違うものを見ている」にてじゃんけんに負けまくり、トイレを覗き込んだり警告映像を見たりした。

 

・米倉祐依
4と7~8に登場した男性演出補。
何気に監督またいで出演した唯一の人でもある。

 

・福井早野香
7~8のメイン演出補。
ホームレスに襲われそうになったが、華麗に回避した。

 

上田慎一郎
1の「ジュンちゃんの部屋」の投稿者。
後に「カメラを止めるな」等の監督を務めるあの人。