ほんとにあった!呪いのビデオ10レビュー

評価:★★★★★★☆☆☆☆
今までの低調っぷりが嘘みたいに投稿映像のレベルが上がったパート。
検証が相変わらずダメダメなのが痛いところ。

 

 

 

<祖父>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★
白黒時代のビデオカメラで撮影された映像。
玄関にいる家族を映していると、画面左側から老人がこちらを覗き込むように現れる。
また、この時に「ヒヒヒヒッ」のような声も聞こえる。
この老人は2年前に亡くなった祖父のようで、この映像が撮影された数日後に映っていた子供が亡くなったという。
インパクトがあり、今までと違うぞという期待が持てる。

 

 

 

<煙に浮かぶ顔>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
花火をしている様子を撮影した映像。
煙に紛れて巨大な顔が映っている。偶然の範囲だけど悪くはない。
けどそれ以上に、花火が暴発して投稿者が火傷したというオチの方がインパクトある。

 

 

 

<続 白い足>
 エピソード:ゴミ
Special2の「白い足」の追加検証。
ただ正直、前回の投稿者のクソムーブがあるからあまり期待できねえ。
どうやら息子が最近、おもちゃの携帯電話を使って誰かと話しているような素振りを見せているらしい。
昔友達が目の前で事故に遭い、亡くなったショックで記憶が消えていたが、それが戻ってきているのではという。
友達の父親にインタビューをすると、その携帯電話が友達のものだということが発覚する。
この父親も事故の当事者で、両足を失っているのが生々しい。
その後も投稿者にインタビューをしている間、息子が携帯を使って誰かと話していたりするが、亡くなった友達のことは記憶にないらしく、そのままフェードアウトする。
ってそこで終わり!?今までの何だったんだよ。

 

ところで、亡くなった友達の写真のブラウン管?に幽霊が映っていないか?

 

 

 

<下水道>
   恐怖度:★★★★
 インパクト:★★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★★★
 エピソード:★★★
排水溝に指輪を落としてしまった投稿者が便利屋に依頼して、指輪を探すために川へ通じる下水パイプを撮影した映像。
奥の方を撮影して戻る時に一瞬、血の付いた歯茎と歯が映っている。
グロテスクさと猟奇事件性を感じさせるインパクト抜群の映像で、初期の傑作の1つ。

 

 

 

<叔父の呪い>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
友人らと家で楽曲制作?している様子撮影した映像。
撮影するよりも前に自殺したはずの叔父が映っていて、この映像に映っている友人に次々と不幸が訪れたという。
真相を探るため父親に話を聞こうとするが、8年も連絡が取れず、勤めていた会社も無くなっていたため捜索は難航し、一旦打ち切ることに。
その後、投稿者らによって父親と連絡がつき、叔父の自殺の真相を知る。
その後墓参りに行き、問題のビデオは海に捨てて検証は終了する。
こう書くとホントに呪いのビデオ見ているのか?ってなるなぁ。
何かオチのないヒューマンドラマを見ているような感じ。
肝心の映像は電磁波の影響?でノイズが発生しまくっている映像の中に歪んだ顔が映っている。
引っ張った割には弱い。
それに、投稿者の友人らの不幸に叔父は関係ないってことになってて、今までのは何だったの?ってなる。

 

 

 

<落下する霊>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
消防団員の訓練を撮影した映像。
背後に映るビルから飛び降りる霊の姿が映る。
ただこれ、本当に人が飛び降りていないか?
撮影日に飛び降り自殺はなかったというが、映像に箔をつけるための嘘じゃないか?
1つ残念なのは、問題のカットが入った瞬間から飛び降り始めている点。
なぜ現れる瞬間という重要な点を編集で切ってしまうのか。

 

 

 

<海水浴>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
15年前に撮影された映像。
母子を映している場面で、海面に反射して、いるはずのない人影が映る。
また、この子は投稿者自身で、その日溺れかけたという。
映像自体は怖さもあっていいのだが、線引く必要ないだろ。
元々、母子達も肩ぐらいまでしか反射していないのに、勝手に顔付け足すなし。

 

 

 

<声に取り憑かれた男>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:ゴミ
キャンプ中に謎の声が聞こえたという投稿映像。
なぜかビデオテープのケース一面にびっしり文字が書き込まれていて、ヤバい奴かと思われたが受け答えは普通。
男の声で「許さん」と、別場面では女の声で「お前に」という声が聞こえるが、音声物の時点でなぁ。


インタビュー後も投稿者達が独自で検証のため、そのキャンプ場へ行き撮影をしていたようで、その様子が後日投稿されてきた。
その映像では、投稿者が物音したと言い、次聞こえたら威嚇射撃するって言ってエアガンを準備するが全く聞こえない。
そして、「スタッフには・・・足音は確認できなかった」と言うテロップが出て終了。
だから何なんだよこれ。何のオチもなく終わるなや。
強いて言えば、投稿者はやっぱりヤバいやつだったってオチか?

 

 

 

<総評>
★★★★★★☆☆☆☆
パート8、9、Special2とショボい映像ばかりだったのが嘘みたいに、投稿映像のレベルが上がっている。
特に「下水道」と「飛び降りる霊」は初期の名作として名高い。
その反面、検証の不快さは減ったけどグダグダなのは相変わらずで、文字通りヤマ無し、オチ無し、意味無しの検証ばかりなのが痛い。
ヒューマンドラマとか求めてないんだよなぁ。