ほんとにあった!呪いのビデオ37レビュー

評価:★★★★★☆☆☆☆☆
心霊博士をめぐる3部作が始動。
いいのもあるが、メインを始めハズレ多め。

 

 


<呪いのわら人形>
   恐怖度:★★★★★
 インパクト:★★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★★
 エピソード:★★★★
差出人不明の映像。
若い男性2人が神社に肝試ししている様子が撮影されている。
真っ暗な神社を見て回り、境内の林に入ると釘で打ち付けられた5体の藁人形を発見する!
それを撮影していると叫び声が聞こえ始め、カメラを向けると下半身のない白装束姿の女がこちらへ向かってくる!!
これを見た投稿者らは我を失い、悲鳴を上げながら逃げ惑った!!!
草木をかき分けるようにして向かってくるため「疾走!」のようなスピード感はないが、そのシチュエーションや明確に襲おうとしている点はかなりポイント高い。

 

この女、筆者は霊ではなく生身の人間だと思っている。
というのも、シチュエーションからすると実際に丑の刻参りしている可能性は十分にあるし、下半身がないというのも上手く映らなかっただけの可能性がある。
何より、わら人形を見られたら呪いが自分に返ってくると言われているため、発狂したように叫んでいるのも合点がいく。
撮影者達は逃げ切れたのだろうか?
もしかしたら投稿者はこの女で、撮影者達を・・・

 

 

 

<シリーズ監視カメラ 自動車>
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★
車内に設置された監視カメラの映像。
ドライブレコーダーのようなものではなく、車内から助手席側を映したものとなっている。
どうやら爪のような傷を何回も付けられたため、証拠を取るために設置したようだ。
この車は仕事仲間から中古で購入していたようで、その仕事仲間は連絡が取れなくなっていた。

 

肝心の映像は、揺さぶられたように車が揺れ、それが収まると助手席と後部座席の窓に白い手形が無数に現れる。
この手形は脂のようなものだったという。
この車に曰くはないという話だが、そもそもそれが嘘なのか、それとも仕事仲間に何かあったのかなど、想像が掻き立てられる良エピソード。

 

 

 

<二つの眼>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
師走のある日に、友人の外国人夫婦の家に遊びに行った際に撮影した映像。
何気なく撮影していると突然ノイズが入り、それに紛れて瞬きする目元が現れる。
見たところ撮影中は異変なかったっぽい。
霊能者に鑑定したところ、撮影者に取り憑いている霊の可能性が高く、怨念が強いためすぐに除霊した方がいいという。
だが、投稿者に連絡が取れなくなってしまった。
これは狙い過ぎ感があって微妙。

 

 

 

<狂死のビデオテープ 胎動>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★
心霊博士をめぐる3部作の序章。
まずは心霊博士のこれまでのエピソードの紹介。
・製作委員会は「最近のほん呪はイマイチだから秘蔵のビデオを見せてやる」とイキって投稿してきた心霊博士から脅迫を受けるようになっていた。
・どんどんエスカレートし、ついには鳥の死体を送りつけられた。
・警察呼ぶかどうかで、岩澤と弟の兄弟喧嘩が見れるよ。
・採用したけど、脅迫に屈したんじゃないからね!勘違いしないでよね!

 

話は変わって、10代の女性から、数週間前に事故で亡くなった兄の携帯電話に残されていたという映像が送られてきた。
そこで兄について調査をしてみると、予備校の講師とトラブルになったことがあり、その講師はオカルト好きで「心霊博士」と呼ばれていたという。
思わぬところから心霊博士の名を聞いた児玉演出はこれに食い付き、電話番号を確認してみると一致していた。
という訳で、インタビューした講師に事象の顔を送るという嫌がらせをすると、断定はできないが似ているとのこと。
そんなこんなで心霊博士の自宅を特定し、周辺で聞き込みをすると、最近亡くなったということが判明した。
神経症だったようで、自殺の可能性があるとか。

 

ここで肝心の映像。
友人と鍋をつつきながらマニアックなモノマネシリーズをやっていると、ふとした拍子にカメラを落としてしまう。
そして、友人の奥のベッド下に、こちらを見つめる生首?が映っている。
64スマブラサワムラーのマネが気になって集中できなかった。
チョット間が短いな、もうワンテンポためればいい線いくと思う(笑)

 

 

 

<海岸の洞窟>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
仕事仲間とキャンプに行き、その近くにある海沿いの洞窟を撮影した映像。
いつもの如く、波打ち際に手が一瞬映る。
そろそろこのタイプ禁止令出しませんか?

 

 

 

<隣人の声>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★★★
隣の部屋から○○○声が聞こえたため撮影したという映像。
男の声がどんどん激しく怒鳴り声のようになり、女性の声が少しずつ悲鳴に変わる。
そして、叩きつけられるような衝撃音が鳴り響いて沈黙し、少し間を置いて友人にカメラを向けると、その背後に女性がいる。
だが、後で調べたところ、隣には誰も住んでいなかったという。
叩きつける直前の「どやー」って何だよwwwヤクザが○リヘル呼んで○entaiしてたのか?
それはともかく、現れた女性は左目から血を流し、鼻が潰れているように見えるため、エピソードを裏付けていて悪くはない。

 

 

 

<誕生日ケーキ>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
バイト仲間の誕生日会を撮影した映像。
誕生日を迎えた男性はその後性格が荒くなり、同棲していた彼女に手を挙げるようになってしまい別れたとか。
途中で切られているけど、この投稿者も製作委員会あてにしてないか?聞くだけ聞いてポイーだから気をつけろよ。

 

肝心の映像は、誕生日を迎えた男性がミルクレープ?に刺さったろうそくを火を吹き消す直前、その右頬に顔のようなものが浮かび上がる。
これ女性に見えるか?まぁ大したことはない。

 

 

 

<狂死のビデオテープ 続・胎動>
 エピソード:○○○○(★)
児玉演出らが別件でインタビュー中に、スタッフルームに不審な人物が現れた。
その男は心霊博士の投稿映像をよこせと脅してきたという。
挙動が明らかに○○○○で、新人の板倉演出補(女性)ともみあいになり、ツバを吐き掛ける光景が記録されていた。かわいそうに。
で、警察呼ぶかという話になるが、新入りの伊月は警察嫌いな様子。
だから何でそんな警察嫌いなんだよ。
そもそもお前が判断するものじゃねぇだろ。

翌日、心霊博士の娘を名乗る者から、明日公園で会いたいという連絡が来た。
という訳でその公園で待つが、時間になっても現れない。
しばらく経つと電話が掛かってきて、3人でそれぞれ別の公園に来るように指定された。
ここでスタッフロール。伊月がビンゴしたところで次回予告となり終了。

正直、黒歴史「黒狐」編のこともあって、現時点では全く期待できないんだよなぁ。
あいつとは違って投稿映像はあるし、悪くはない分マシだけど。

 

 

 

<総評>
★★★★★☆☆☆☆☆
最初の2本はいい感じだが、そこからはダレ気味。
特にメインは前回のあらすじが多かったり、そもそもがあまり期待できないというのもあって退屈だった。
これも全部黒狐のせいだな。

 

ところで、「隣人の声」って6本目で合ってる?
他の人のレビュー見ると2本目にあるんだけど、ファミリー劇場だと順番違うの?