ほんとにあった!呪いのビデオ92レビュー

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆
XXXから逆輸入したっぽい映像が登場するパート。
インパクトや不気味さはそれなりにあるが、恐怖性が皆無。

 

 

 

<酬い>
   恐怖度:★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
3年前(当時中2)の時に集団いじめをしていた動画。
男女数人で毎日のように暴力や恥ずかしい動画を撮っており、この日は川にかかる橋の下(何て言うのか不明)で脱がせたり飛び蹴りをする。
倒れて動けない被害者に対し、どこからともなく聞こえた「消えろ」から消えろコールをしていると、被害者は何かをブツブツつぶやいている。
1人が駆け寄り服を掴むと、被害者が「潰れろ!」と怒鳴り、その数秒後にその男は痙攣を起こして倒れる。
その様子を撮影していると、2度目に映る際に首を絞めているような手が映っていた。

 

後の調査で、投稿者以外のいじめをしていた奴らが、首が潰れて死んでいだことが分かった。
また、被害者も交通事故により亡くなっていた。
自らの命を代償にして、報いを受けさせたのだろうか・・・
投稿者とは現在、連絡が取れないでいる。

 

手のクオリティーが低い。
どう見ても添えてすらいなくて、そんなんじゃ倒れんだろとしか思えない。
にしても、こういう生きた人間による呪術とか超能力ってほん呪に合わないな。
悪い意味でXXXから逆輸入した感ある。

 

 

 

<シリーズ監視カメラ 高速道路>
   恐怖度:★
 インパクト:★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★★★
高速道路のカーブの中にある合流地帯に設置された監視カメラの映像。
画面右の左車線に女の子と思われる人影が現れ、高速道路を歩いている。
また、女の子が現れた辺りから「おかあさん」という声が収録されていた。
この場所で6歳の女の子と母親が亡くなっており、2人はピアノの発表会のための移動中だったようだ。

 

女の子の服装に説得力があって、そこはいいと思う。
音は余計というか、そもそもロクな音が聞こえないのに何で収録してたんだろうという疑問がある。
今回の中では1番菊池枠っぽい。

 

 

 

メインエピソードの前に新メンバー:久木さんの紹介。
元々投稿者かその関係者だったようで、スタッフにお祓いしてくれる神社を紹介してもらい、その縁からスタッフとして参加するようになったとか。
人助けした実績(パート90「子供用カメラ」)から、駆け込み寺として需要が高まったのかな?
にしても、どの投稿映像なんだろう?

 

 

 

<おまじない 前篇>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
今回のメイン。
投稿者はライブハウスの管理人で、クリスティス(仮名)というアイドルの無観客配信ライブを行ったところ、視聴者から「客入れてるじゃん」というクレームがあったようだ。

 

という訳で肝心の映像。
リスティスは3人組のアイドルグループで、正面の固定カメラと手持ちカメラでパフォーマンスを配信している。
途中からラグが入りまくり、その最中に画面右に女性が現れ、至近距離でステージを見続けている。
だが観客を入れておらず、スタッフに女性はいない。
また、同時刻に撮影していた手持ちカメラには映っていなかった。
まぁ本当に人を入れているようにしか見えないため、クレームが来るのは納得。

 

リスティスのリーダーに話を聞くことに。
女性に見覚えはなく、スタッフのミスじゃない?とのことだが、じゃあお前見えてただろって話だし、明らかに嘘をついている。
他のメンバーが帰ってきて話を聞くが、どちらも身に覚えはないようだった。
その帰り道、メンバーの1人(清瀬さん)が本当は女に見覚えがあると話しかけて来た。

 

数日後、スタッフルームに来てもらい、女について聞いてみることに。
清瀬さんは前にジャック&ケリー(仮名)というアイドルグループに所属していたという。
そこで清瀬さんのファンだという女がいて、当初はSNSでつぶやいていた欲しい物を貢がれる程度だったが過激化し、他のファンを鬱になるまで嫌がらせしたり、ライブ後のチェキ会で公開リスカをして、中止に追い込まれたことがあったようだ。
その後、そのリスカ女は出禁になったが会場には何度も現れていたようで、いないはずのライブに映るなどし、清瀬さんはジャック&ケリーに居られなくなり、最後は解散したという。
また、公開リスカしたときの幻影が今も見えるようだ。
リスカ女は、幽霊になっても清瀬さんを追いかけ回しているのだろうか・・・つづく。

 

 

 

<滑落>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
友人らと地元で有名な険しい山を登山している映像。
頂上付近に社があり、安全祈願を受けるために最後のひと山を登る際、逆さまになった男の顔がある。
険しい山ということもあり、滑落などにより落ちて亡くなった人が何人もいたとか。

 

いくら何でも分かり辛すぎる。
大きさの割に、静止するまでマジで分からなかった。
児玉、岩澤、菊池だったら、最後の安全祈願中に床下から現れてただろうな。

 

 

 

<ふらちな奴>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★★
バーの個室で撮影した映像。
同僚と客の男性を連れてのアフターのようだが、男性はどう見てもキャバクラ気分。
そんなふらちな奴の背後に一瞬、赤ちゃんのような顔が現れる。
この男は多額の借金があったり、趣味が女遊びだったようで、取材しようとしたが子供を虐待死させた容疑で捕まっていた。
これも小さく一瞬なので小粒。

 

 

 

<誘うもの>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★
実家に帰った際に、畑仕事をしている祖母を撮った映像。
最初は手伝っていたが飽き、すぐ近くにある川を映していると、向こう岸に白装束の女性が立っており、やたら長い手を上に伸ばす。
友達と勘違いした投稿者がおばあちゃんを呼ぶと、おばあちゃんは急に取り乱し、投稿者を連れて逃げるのであった。

 

またXXX系か。
やっぱり、ほん呪と世界観が合ってなくて浮いてる。
あと、不気味さはあるが恐怖には全く繋がっていない(事象は★1で、おばあちゃんの取り乱しっぷりで★2にした)。

 

 

 

<おまじない 後篇>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
リスカ女が生きているかどうかを含めて調査をしたが、なかなか情報が得られなかった。
そんな中、清瀬さんがいかにも男性アイドルの追っかけをしてそうなデカい女性(板倉さん)を連れてきた。
ジャック&ケリーのファンだったようで、ライブ中に撮影した映像を見せてくれた。

 

という訳で肝心の映像(タイトルは「ジャック&ケリー(仮)ライブ映像」)。
サビで清瀬さんのソロパートに入る際、画面左にリスカ女が映り込む。
3年ぐらい月日が経っている訳だが、容姿や服装は全く同じに見える。
それよりも、前編の映像の時点でそうだと思ってたけど、明らかに口パクと分かる場面がある。
そっちに気を取られて事象に気付かなかった。

 

また、板倉さんはリスカ女を知っているようだ。
追っかけの間では有名なクソ女のようで、何人ものファンが鬱になったり、いくつものグループがこの女のせいで解散させられているようだ。
また、前編で話していた公開リスカする瞬間の映像を持っていた。
KIKA(パート81のメイン)並のクソ歌を歌いながら何度もリスカしており、それを見た清瀬さんは静かにキレるのであった。

 

ポラタという、リスカ女が好きそうなグループが久々にライブをするようで、わずかな望みをかけて出待ちをすることに。
すると案外簡単に見つけることができ、思い切って話しかけたところ、意外にも話を聞くことができた。


清瀬さんについては、当時はあれだけ執着していたが現在は眼中に無いようで、今はポラタのアツシ君を追っかけてるという。
ここでポラタのライブの話になり、出待ちだけすればいいのにライブにわざわざ参加した久木さんと盛り上がってしまい、オミさん怒涛のカットwww
本題に入りリスカについて聞くと、本人からしたらただの「おまじない」であり、迷惑かけたとは微塵も思っていなかった。
また、生き霊が映っていたことを伝えると笑っていたが、清瀬さんが今も自分のことを覚えていることを喜びやがる。
最後に、このエピソードが入ったほん呪のリリースを待ち望んだり、取材のために借りてたカラオケルームでそのまま歌ったりと、どうしようもない自己中メンヘラクソ女っぷりを見せつけられ、この場を後にした。

 

どう考えてもリスカ女が原因だが、決め手が足りないと思ったスタッフは専門家に意見をもらうことに。
その専門家とは・・・アジア魍魎研究所!
何でよりによってこいつらなんだよ?KANEDAのお抱えじゃなかったのかお前ら!?
しかも所長のデブ、男替えてるじゃん!あのハゲどうした!??
まぁ相変わらず何の役にも立たないので、飛ばしても問題ない。
ってか3秒で思いつくようなことをわざわざ聞くな。
その後のオミさんの説明の方が100倍分かりやすかったわ。

 

ここまでの事象は清瀬さんのトラウマが生んだものと仮定したスタッフは、清瀬さんにリスカ女のことを忘れるように進言するが、逆に不機嫌にしてしまった。
・・・また人助けできない駆け込み寺に逆戻りだな製作委員会。

 

 

 

<総評>
★★★☆☆☆☆☆☆☆
XXXから逆輸入したようなエピソードが2つあった。
筆者の推測では、藤本氏(次期演出)の提供だと思われる。
XXXはほん呪かNot Foundのスタッフ縛りがあるはずだけど、藤本氏は菊池演出期からタイトル製作や編集などで時々関わっていたから、一応ほん呪スタッフ扱いになっていたのかな?

 

肝心の映像については、メイン含め恐怖を感じるものが皆無だった。
今回は小さく分かり辛いのが多かったからだけど、単純に恐怖を描こうという意思があまり感じられなかった。
特にメインが拍車をかけている。
福田演出2期ぐらいからずっとそうだけど、メインは時々意欲作があるぐらいで攻めたエピソードがほとんどない。
そろそろ、吉田さんレベルのインパクトが欲しいところ。