評価：★★★★★☆☆☆☆☆
シリーズで唯一絶版になっている幻の作品。
まさかの再現ドラマ形式で、ツッコミどころ満載。
＜導入＞
エピソード：★★★
都内にある死体関連の品を扱うショップに、正真正銘の「呪いのビデオ」が存在するという情報があった。
どうやら樹海の自殺死体を映したもののようで、情報提供者の友人はこれを見て自殺未遂をしてしまったという。
その友人は一命を取り留めたが、インタビューしてみると現在も夢に出たり体調不良になっているようだ。
という訳でビデオショップに行きインタビューしてみると、撮影者本人が持ち込んだものらしく、さらっと電話番号を入手し撮影者（キノシタさん）に会うことができた。
例のごとくファミレスでインタビューするのだが、ガヤが大きすぎて全然聞き取れん。
どうやら前職の仕事で、もう1人のADと共にロケハンに行かされた所までは分かった。
その後、番組製作のために樹海に再び行ったらいろいろな体験をしたようで、それを再現ドラマ形式で紹介することに。←え？
あと、「樹海」スペシャルって誤字ってるぞ。大丈夫かこれ？
＜再現ドラマ＞
エピソード：ツッコミどころ満載（★★★★★）
登場人物はリポーター（女）、霊媒師（女）、ディレクター（男）、キノシタさん（男）の4人。
最初に例のビデオ？をみんなでチェックする場面から始まるのだが、どう見ても製作委員会のスタッフルームじゃねぇか。
あと、スタッフが演技してるのか、クサすぎるのと棒すぎるのしかいなくて集中できん。
特に霊媒師、いくらなんでも酷すぎだお前。喋る度にわろてまうわ。
で、撮影シーンに入るのだが、なぜか樹海に行かず近隣の廃墟巡りから始まり、そこら辺に捨てられた物を見てビビりまくるわ、霊媒師（笑）が真っ先にダウンするわで完全にコント状態www
リポーターは比較的マシだと思ってたけど、この人も叫び酷いな。
その後も道端に捨てられていた車にビビりまくったり、旅館での準備パートなどが続き、ようやく樹海に入るのは再現ドラマが始まって40分後という始末。
見るからに怪しい、自殺志願者と思われる女の後を追うが見当たらなくなり、霊媒師（笑）がビビっているとリポーターが発狂しどっか行ってしまう。
ようやく見つけるとぶっかけられており（死体を見つけたという暗喩）、リポーターが指を差した先には公衆トイレがあり、中で怪奇現象が起きるのだが、霊媒師（笑）は霊にビビり限界寸前wwwほんと役に立たないなこいつwww
後日、再び樹海に行くがリポーターはダウンしたため、霊媒師がリポーター兼任という地獄が始まる。
その後、3人がぶっかけられたり、休んでいるリポーターのもとに霊が現れたり、ディレクターが行方不明になったり、遺されたビデオに霊に追われるディレクターが映っていたり、霊媒師が発狂して木の皮を剥いていたかと思えば失踪したり、リポーターがハゲたりと怒涛の展開を見せるが、脈絡がなさすぎて何が何だか分からねぇ。
ってか、再び樹海入ってから何日経過してるんだこれ？
クライマックスは、キノシタさんがディレクターを見つけ、死んでると勘違いして撮影していると、周囲に大量の霊が現れ発狂し、明け方にダウンしていると、霊に引きずり込まれる。
再現ドラマだから仕方ないけど、霊はチープすぎて失笑レベル。
浮遊する手とかマスターハンドにしか見えないぞ。
ってかスタッフロール始まったけど、死体が映っている映像ってやつは流さないの？
＜投稿映像＞
恐怖度：★
インパクト：★★★
分かりやすさ：★
不気味さ：★
エピソード：★
流さないのかと思ってびっくりしたが、スタッフロール後に流れた。
その内容は、顔が白骨化し、虫が湧いている死体を映している映像に、モヤのようなものが映り込んでいるというもの。
辛うじて女性の顔っぽく見える程度で、明らかに白骨死体の方がインパクトある。
ってか、再生時間は1時間22分39秒に対して、投稿映像はリプレイ入れて20秒ってなんの冗談だよ。
再現ドラマなかったら13分で終わってるぞ。
＜総評＞
★★★★★☆☆☆☆☆
はっきり言ってクソ。ホラーと思って見たら★1ですらあげたくないレベル。
しかし、再現ドラマがツッコミどころ満載で、特に霊媒師（笑）のクサすぎる演技や無能っぷりがツボにはまり、終始笑いながら見ることができた。
もっとこの作品の知名度があったら、横田、籐屋敷、井ノ上、増本に並ぶ人気キャラになってたかも。
ちなみに、この作品は先述の通り絶版になっていて、VHS版しか存在せず、公式サイトにもその存在を消されているため見ることはできないと諦めていたが、ファミリー劇場CLUBにて期間限定で配信されていたため見ることができた（現在は公開終了）。
実質これだけのためにプレミアム登録したのだが・・・後悔はしてない。
