ほんとにあった!呪いのビデオVer.Xレビュー

評価:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本編とは異なるスタッフ陣で製作された派生シリーズ1作目。
投稿映像のレベルの低さもさることながら、検証がとにかくクソ。

 

 

 

<見えない霊>
 エピソード:ゴミ
新シリーズ1本目にして、X=ボツであることを決定付けたクソエピソード。
パート2の「窓の外を落下する光」に、紹介されている以外の霊が映っているという情報提供があったため検証するが、スタッフは見つけられず、情報提供者を呼んで確認をすることに。
で、来た川島ってやつがニヤニヤしているうさんくさいやつで、どう見てもただのヤバい人。
どこにいるか指差ししてもらうが、もちろん何もいない。
霊媒師の中田も呼んで確認してみるが、「いないです」とのこと。そりゃそうだ。
するとこのアホはキレ気味に色々とわめくが相手にされず、「いるんですよね、霊能力とかに憧れて見えるとか言っちゃう人」とバカにされて終了。
何でこんなクソエピソードを最初に持ってこようと思ったんだ?センスが理解できん。

 

 

 

<人身事故>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
友人ら4人で旅行に行っている際に撮影された映像。
このビデオを見てから、投稿者の友人らは原因不明の腹痛や目の充血になったという。
投稿者はニヤニヤしながら「次は私かも」とか言っているが、撮影者は全く気にしていない様子。
現場である駅のホームについて調査をすると、過去に突き落とされて亡くなった人や自殺者が数多くいるという。
肝心の映像は、電車に乗り込む際に、電車とホームの隙間から力士シールみたいな顔が映るというもの。
立体感ゼロ、合成ブレしまくりの失笑クオリティーで駄作としか言いようがない。

 

 

 

<消えた腕>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
息子が友人らと遊んでいる様子を撮影した映像。
友人の腕が消えている場面があり、後日、友人が事故で怪我をしたという。
また、息子が前日の夜に、友人の腕が消える夢を見たそうだ。
肝心の映像は・・・いや腕あるだろ。
暗くて見えにくいだけじゃねぇか。ゴミ。


その後も友人親子らにインタビューしたり、また欠損する夢を見たということで付きっきりで1日撮影するなど引っ張るが、既に萎えまくりでさっさと終われとしか思えん。
一応、インタビュー中に母親の頭部が窓に映り込んでおらず、数日後6針を縫う怪我をしてしまうが、どちらも偶然の範囲。

 

 

 

<偽ビデオ>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
カップルが山道っぽい所で散歩している様子を撮影した映像。
2人だけにも関わらず謎の声が入っているという。
その地域では昔、男女の無理心中があって女性だけが亡くなり、その霊が出るようになったという噂があるとのことで検証をすることに。
だが近隣住民に確認をとってみると、そのような事実はないようだ。
その代わり、現場では昔、男性の自殺があったことが発覚する。
で、投稿者の彼氏が事故で入院し、彼女を呼んで調査を続けると様子がおかしくなり、問い詰めたところ本当はもう1人いて捏造されたものだった。
もう1人に話を聞いてみると、男の声が聞こえたり、目が見えにくくなっているという。
そして、彼女も当て逃げに遭ってしまったようだ。
つまり、捏造しようと撮影した場所が偶然にも本当に曰くがあり、バチが当たったって所か。
ちなみに、投稿映像には入っていないが、オリジナルには捏造音声が入る直前に男のうめき声のようなものが入っている。だから何だってレベルだが。
最後に、スタッフが奇妙なものを発見したとして白丸で囲ったりもするが、一体どれだ?川島監修か?
エピソード自体は悪くないと思うんだが、最後が蛇足なのと投稿者らのナメた態度がマイナス。

 

 

 

<車>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:ゴミ
家族でドライブしている様子を撮影した映像。
その日、投稿者はガードレールにぶつかってしまったようだ。
また、オートマなのにエンストしたりと車に対して恐怖を抱き、売り払ってしまったという。
そして、新しく買った車でも、溝にはまるという自損事故を起こして、車自体乗らなくなってしまったようだ。
ってこれただの運転下手では?ツッコミ待ちかこの投稿者は?
肝心の映像は、バックミラー、ルーフ、チャイルドシートにそれぞれ顔が映るというもの。
リプレイを静止画のみにして誤魔化しているが、どれも合成ブレしまくりの低クオリティーでこれも駄作。

 

 

 

8ミリフィルム
   恐怖度:★★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★★★
 エピソード:★★
骨董屋で買った8ミリフィルムに付いていた映像。
おそらく実家に行き、入院中の祖父に会いに行った後、帰り道の車内で撮影を続けていると、画面一杯に90°傾いた女性の顔が映る。
あのネットで有名な、郵便受けの取り出し口のやつに似てる。ってか一緒かも。
最後はよく分からないけど、人影に見えなくもないものがある。
今回の中では唯一まとも。

 

 

 

<うめき声>
 エピソード:ゴミ
娘が夜に自分の声じゃないようなうめき声を上げているという情報提供があり、インタビューすることに。
なぜか子供2人(たぶん幼稚園生以下)だけにしてインタビューするが、バカにしてんのか?
許可をとって寝姿を撮影すると、とても幼女が出すとは思えないようないびき声が収録されていた。
どう聞いても声がオッサンだし、声の場所も一致していない。
完全にバカにしてるなこのスタッフ共。

 

 

 

<砂嵐>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:ゴミ
情報提供者の友人である清水さんが行方不明になり、その前に「砂嵐に何かが映っていた」と言っていたことで調査することに。
家族にインタビューを行ったり、友人関係を洗って砂嵐の映像を見たという人たちに次々と話を聞くが、大して得るものはない。
取材の最中に入手した砂嵐の映像の鑑賞会を行うと、顔のようなものが映ったり声が聞こえたりするようだ。
なぜかまた川島を呼んで見てもらうが、相変わらず電波を垂れ流している。
話にならん、さっさと黄色い救急車に迎えに来てもらえ○○○○。
その後も調査を続けると、清水さんが幼少期に仲良かった谷井さんという人とも連絡がつかなくなっていた。
この2人がよく遊んでいたと思われる廃屋に行くが、当然のように収穫ゼロ。
最後に、谷井さんの部屋で砂嵐の入ったビデオテープを見つけ、映像を見ることに。
ここまで30分近くの尺を使っているが不必要なものが多く、ただの○○○○に時間を割いたりと、相変わらずこのスタッフのセンスが理解できない。
肝心の映像は、取材の最中に入手した砂嵐の映像3本立て。
1本目はシミュラクラ現象が発生するかしないかレベルの線が現れるというもの。
2本目は全く分からん。
3本目も全く分からん。
声が聞こえたってのはどれだ?
よく見れば何か見つかるかも知れんが、目に悪いから調べる気にならん。
「何か見えたら、それはあなた自身の怨念と関係があるかもしれない」と締めているが、ただの電波検定じゃねぇか。


最後に、谷井さんが入院しているという情報を得て終了。
続編に続くと出るが、退屈だからやめてくれマジで。

 

 

 

<総評>
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほぼ全編ゴミの大駄作。
捏造、勘違い、合成ブレしまくり、クソ検証のオンパレードで、完全に視聴者をバカにしている。
地味にナレーションも悪く、無理に低い声出している感じで痛々しささえある。
発売時期はパート7と8の間で、この頃は本編も低迷期だったが、これと比べるとだいぶマシに思える。