ほんとにあった!呪いのビデオVer.X:2レビュー

評価:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
質も悪ければ量もないゴミ回。
投稿映像に金かけろ。

 

 

 

<続・砂嵐>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
Ver.X(ボツ)シリーズのメイン。
前回のあらすじはこんな感じ。
・清水さんという男性が行方不明になり、その直前に「ビデオの砂嵐に何か映っている」と言っていたことから調査することに。
・その過程で、幼馴染の谷井さんという人も行方不明になっていた。
・調査の途中で3本の砂嵐が入ったテープを見つけたが、何だかなぁ。
・谷井さんが入院しているという情報を得て、会いに行くことに。

 

谷井さんと話すために長野県まで行ったが、意識不明のため面会できず、代わりに家族に話をすると、事故に遭ったらしい。
事故現場に行ってみると、霊が出ると言われている墓場への道中で自損事故を起こしていたそうで、谷井さんしか乗っていなかったのに助手席のドアが開いていたという。
墓場は行き止まりとなっているため、助手席にいた人物が1人でここに来た可能性がある。
なぜか夜に再訪問してカメラを設置し、夜通し撮影をしたところ、煙のようなものを記録することができた。それだけ。


その後も墓のことや谷井さんとの関係について色々と調査したところ、変なハゲ方をしている小学生時代の教師から、去年亡くなった先生の墓がそこにあるという情報を得たところで後編へ。

 

 

 

<喧嘩>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
結婚式の二次会の映像。
帰り際のビル前で普段おとなしい友人が暴れ出し、その怪我で現在も入院中だという。
いや、どう見てもただの酔っ払いが気を大きくして暴れているだけだわ。
で、その最中、画面右側に男の半面のようなものが映る。
寸分も動いていないし、明らかに後から貼り付けただけじゃん。

もっとマシなもん作れ。

 

 

 

<双子>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
サスケ(青いベンチで有名じゃない方)という実在の双子ミュージシャンが、花見の席で撮影した映像。
満席の中、ある桜の木の周辺だけなぜか空いていて、そこを陣取っていたという。
取材の8日後、双子の弟がグラン・バレーという全身麻痺になる病気に罹ってしまう。肝心の映像は、さっきと全く同じ手法で猫が映るというもの。

だからもっとマシなもん作れ。

 

 

 

<エレベーター>
   恐怖度:★★
 インパクト:★★★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★★
 エピソード:★
とあるビルのエレベーターに設置された監視カメラの映像。
事象の直前でエレベーターが急に止まり、一時停電になったという。
何とか曰くをこじつけたいスタッフは、閉じ込められた女性やビルの元建設作業員に話を聞くが、特に情報を得ることはできない。
しまいには、製鉄工場の元作業員から、溶鉱炉に落ちて何も残らず亡くなった人がいるけど、表沙汰にならないように隠しているとかいう、ヤクザの都市伝説みたいなのをこじつける始末。
肝心の映像はエレベーターが急に止まり、焦ったように管理会社に連絡していると、突然停電になり真っ暗になる。
そして、電気が復旧して明るくなった瞬間、壁に白い変なのが映る。
これマジで何なんだ?頭のおかしい老人(パート14参照)の頭蓋骨か?
意表を突かれたのもあって、本作の中では1番マシ。

 

ちなみに、溶鉱炉に落ちると一瞬にして全部溶けるというのは現実的ではないらしい。
というのも、比重の関係で人体は沈まないし、よく言われている水蒸気爆発なんかも非現実的だとか。ハート様なら別かも知れんが。

 

 

 

東京湾
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★
  不気味さ:★
 エピソード:★
潜水士をしている大橋プロデューサーの友人が、東京湾で奇妙な体験をしたということで話を聞くことに。
だが肝心なことを言わないから何が何だか分からん。
周辺の住人に聞き込みするが、相変わらずそりゃそうだよね程度の情報しか入ってこないし、取材の仕方を変えた方がいいと思う。
ところで、スタッフルームに戻った時に、アヒル口の女性スタッフが泣いてるっぽいが何があった?
それはともかく、なぜかやる気マンマンの大橋プロデューサーは、友人に船を出してもらい潜水することに。
わざわざ潜水カメラも用意しているが、ただ東京湾の汚なさが分かるだけ。
挙句、東京湾の汚なさにやられてゲ○吐く始末(さすがにモザイクあり)。
一応、浮標の下の部分を映している最中に人の顔らしきものが映るが、相変わらずの遠近感無視。オール★1が妥当。

 

 

 

<続・砂嵐2>
   恐怖度:★
 インパクト:★
分かりやすさ:★★★
  不気味さ:★
 エピソード:★
谷井さんが意識を取り戻したということで話を聞くことに。
まだ朦朧としているのにガンガン取材されるなんてかわいそうに。
どうやら清水さんは先生に恨みがあったようで、昔なぜか落ちてた藁人形を使って呪いをかけたりしていたという。
で、先生が亡くなったことを知って、墓参りに行った最中に例の事故に遭ったようで、同乗していた清水さんはそのまま行方不明になったとのこと。
残された手がかりである事故車を調べると、壊れたビデオテープを発見し、復旧を試みることに。
肝心の映像は復旧したビデオテープの映像で、一応警告付き。
砂嵐が延々と映し出される中、やたら鼻の大きい顔が現れる。
まあ大したことはない。前後編合わせて40分以上あるが時間の無駄。

 

 

 

<総評>
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
約88分もあるが、無意味なインタビューがやたら多く、前後編分けても6エピソードしかない。
投稿映像も相変わらず雑コラ丸出しのものばかりで一切のリアルさがない。
投稿映像はチープなものばかりなのに、やたら遠征したり潜水までしたりと、金をかける方向を完全に間違えている。