PCスピーカーとして使用しているUSB DAC内蔵の自作スピーカーをリニューアルした。
今回は部品実装と組立を行い、完成させる。
前回までの記事はこちら↓
プリント基板ができたので、部品の実装と配線を行い、動作を確認する。
プリント基板のレイアウトはこんな感じ。
これに合わせて、4枚の基板に部品を実装する。
まずはDAC基板。
次はアンプ基板。
この2枚の基板をスタッキング接続しているんだけど、このようにして行っている。
連結ピンヘッダーの片側を外し、そこに基板を通した後に戻すことで実装した。
本来はスルーホールでやるべきだけど、片面基板だから仕方ない。
スタッキングするとこんな感じ。
写真でも伝わると思うけど、けっこうグラついてしまった。
3点止めなのと1列タイプだったのが失敗かな。2列ならだいぶマシになったはず。
とはいえ、そう動かすものではないので実動作は問題ない。
後はサブ基板で、まずはボリューム基板。
そしてイヤホンジャック基板。
基板が揃ったので、これを筐体に組み込む。
レイアウト図のコネクタに信号名を書いており、それに合わせてケーブルを作って接続した。
こちらが配線の様子。
案外配線が多く、けっこう大変だった。
最後に、筐体に組み込んだものがこちら。
基板の固定は、今回もスポンジと画鋲という超簡易的なものとなった。
もうちょっと固定用のスペースがあればよかったのに・・・
これで完成のためPCに接続したところ、無事一発OKで音が鳴ってくれた。
音質については、前回の欠点だった低音の減衰が改善され、特にヘッドホン使用時に30Hz以下の音もしっかり鳴ってくれるようになった。
ただ、電源回路に気を遣ったつもりだが、稀に電源によるファミコンの爆撃音みたいなのが混入することがあるので、電源そのものかフィルターによる品質改善しないとだな。
最後に裏話。
実は部品実装中にアドリブにより追加したものがあり、基板製作編で作った基板から穴をいくつか追加している。
レイアウト図は完成品に合わせて修正済みのため、比較すると面白いかも。
また、1年近く前に作ったんだけど、ブログ用に写真を撮り直したら、1個だけOSコンの向きが逆なことに気付き修正した。
よく壊れなかったもんだ。